昨日、全心協のサイトにこちらがアップされてました。
「心理師」に一本化検討 心のケア国家資格案 超党派で検討 2012年4月22日付東京新聞より(※PDF注意)(全国保健・医療・福祉心理職能協会 全心協)
基本的には12/04/22のエントリ、【まだ】ニュース:国家資格「心理師」に一本化 心のケアで超党派議連設立へ【その段階?】で取り上げた共同通信による記事なんですが、いくつか付加的な内容があります。
まずは現状を把握するための情報として。以下、引用です。
ただ心理師資格をつくった場合、競合を懸念する精神科医との調整など課題が残る。法案提出にこぎ着けても、国会情勢次第で成立は見通せない。
精神科医との問題、まだ残ってたんですね。それはちょっとびっくり。職能団体レベルで、既にある程度の合意ができているのだとばかり思ってました。
「国会情勢次第では~」のくだりは、まあそうでしょうねって感じで。前から言ってますが、個人的には民主党政権が早いところ終わってくれるのが一番いいです。たとえ今回の国家資格化の動きが流れてしまったとしても。
そして現資格保持者の経過措置についても。
既存の資格を持つ人に対しては経験に配慮する経過措置を設け、段階的に心理師資格を取得させるとの趣旨を法案付則に盛り込む方向だ。
色々と噂はありましたが、こうしてある程度具体的に公の情報として出されたのは初めてじゃないでしょうか?
んでもまあ、この国家資格化を推進するいわゆる「三団体」に関連する資格は数多く、それを一本化するにあたって「経過措置」を設けるとなると、結局のところ「質の確保」にはそれほど繋がるものではないのかなあと思ったり。もちろん「インチキ」な人たちを閉め出すくらいの効果はありそうですけれども。
さて、これからどうなっていくことやら…。今後もこの動きについて推移を見守りつつ情報配信したいと思う次第であります。何かタレコミ等ありましたら、いつでもお待ちしておりますよ→メールフォーム