【臨床心理士】医療心理師について本気出して考えてみた(9)【擁護派?】

公開日: : 医療心理師

さて今日も今日とて忙しい感じですよ。午前午後と1件ずつロールシャッハのオーダーが入ってるともういっぱいいっぱいです…と言いながら更新してみます(一応、時間があるときに記事は書きためてるんですよ。ネタはどんどん切れてきますが…そんな時は育児の話題で繋ぐと。育児話は書いてて楽しいんですけどね←言い訳)。

 

もう既に、あまり「本気出して考えて」ないんですが、また医療心理師絡みのエントリーです。最新の情報に関してはyou999さんの裕’s Object Relational Worldをチェックしていただければと思うのですが、2月24日に議員連盟結成総会が開かれるそうです。で、議員連盟って何?って人は以下を参照のこと(ゆりりんさんのコメントからの引用です)。

 

議員連盟っていったいなんだろうと思っていたら、今朝の朝日新聞「Be」に中村敦夫さんが解説を書いていました。

<議員連盟はピンキリだ>
学校で言えばクラブ活動のようなもの。公的機関ではなく、議員たちが任意で作る団体である。その数およそ600はあると言われているが、正確な数や実態は把握されていない。(略)
本来は、超党派の議員が、共通の目的やテーマを持続的に論議し、発展させようと言う趣旨の集団である。(略)
当然選挙は不利になるので、議員には度胸が必要だ。議連も志次第では、政党顔負けの力を持ちうるのである。

で、今回の法律は「議員立法を目指している」ということで議員立法とは何かというと

【議員立法とは】

 立法は国の唯一の立法機関である国会によって行われますが、国会に法律案を提出することができるのは、議員(議院の委員会や調査会が法律案を提出することもあります。)と内閣です。このうち、議員からの法律案の提出によって行われる立法のことを一般に「議員立法」と呼んでいます。

参議院法制局のサイトより引用)

で議員立法で法案を通そうと思ったら、通常よりも時間がかかるらしくとりあえず今国会では無理そうということです。とは言え、このままいけば遅かれ早かれ通りそうな気もしますが…

ぶっちゃけ、割ともうどーでもいいんですけど、この問題。nobuさんの心理臨床家nobuのつぶやきBlogでは

以下の1つにでも当てはまったら、あなたは構造的には「余剰人員」です。
もう構造的にあなたの居場所はないのです。
  1.文部科学省のスクールカウンセラー事業がなくなったら、生活できない。
  2.「医療心理師」を国家資格化してもらわないと、生活できない。
  3.就職の見込めない指定大学院の院生。
  4.就職の見込めない指定大学院の教員。
  5.貯金がない、できない。
  6.何度受けても「臨床心理士」の試験に受からない。

とありますが、私もこれに大筋では賛成です。特に2「医療心理師」を国家資格にしてもらわないと生活できない…こういう人が余剰人員だというのには諸手を挙げて賛成です。何度も書いていますが、病院の心理職なんてそんなに人数はいらないんですよ。今でさえ人が余っていて、だからこそ人材が安く買い叩かれているわけで。

全心協のサイトを見ても

気がつけば医療現場から臨床心理技術者が締め出されてしまっているといった、取り返しのつかない事態だけは何としても回避したいと切に願っている。

とありますが、必要な人材であれば締め出されるということはないと思うんですがねぇ。締め出されるってのは結局、その人が余剰人員だからってだけの様な気も…

それを踏まえた上で今回のトラバ先、oza44さんのINTRA DIALOGUEこちらのエントリーのコメント欄を見ると

他はあまりに「臨床心理士擁護色」が強いので、書く気になれませんでした。

…とありますが…私のブログって「臨床心理士擁護色」強いですか?まあ、単にこちらをご存じないだけかもしれませんが、私は現行の臨床心理士制度なんてウ○コみたいなものだと思っておりますです(これは何度も繰り返している気がするんですが…)。ただ、今回の「医療心理師」国家資格というのはさらに輪をかけてウ○コな制度であり、「国家資格」なだけになおタチが悪いという話で…

なんかこの件について書くのもめんどくさくなってきました(と言いながらまたまたネタにしてみるテスト)。

2005/02/21 | 医療心理師

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  1. その後の課題

    先の記事「医師の『指示』について【灰色のたぬきさんへトラックバック】」の続きです。最近、「臨床心理士になりたい人のためのサイト」(こちらもいつもお世話になっています)を見ていて思うんですが、国家資格化のポジティブな面しか見てない人って、けっこういるよなあ
    >みわごろさん
    ご指摘ありがとうございます。
    > ややリアリストさんが言いたいのは、国家資格化による器を作った上で
    > 全体的な質の向上を考えていくべきという主張と、
    > それともロテ職人さんの仰るような、器のない状態で
    > 自然淘汰の中で個々に質の向上を図るべきという主張とが、
    > 堂々巡りになっている、ということだと思います。
    確かにその通りですね…自分の読解力の無さが恥ずかしいです。ただ、私にとっては「4大卒」って時点で「器作り」を放棄しているとしか思えないんですよね。そういう意味で「質にこだわらず卵の生産量を上げる」と述べてみました。nobuさんがおっしゃっているように、それこそ研究もできる心理職がいれば、それは患者さんにとっては有益なことであるわけで、医療心理師資格というのはこうした利益を阻害するものだと思うんですよ。で、その数を必要のないところまで増やしてしまうんじゃないでしょうか。
    これは予想ですけど、医療心理師資格保持者で仕事のない人間ってのが数年で出てくるように思うんですけどね。医療心理師資格を推進している人ってこういうことは考えないのかなぁ?
    > また、私も医療心理師資格で質が保障されるかという点には非常に懐疑的なのですが、
    > 一方で臨床心理士のほうも質には問題があるわけで、
    > 少なくとも制度面から今の全体的な質を向上させようとする動きはないように思います。
    > 現在の状況で、生産数を制限して質の高い卵を生産する、とは
    > とても言えないのではないでしょうか。
    私も全く同じ意見ですよ。だから何度も言うように「私は臨床心理士資格の擁護派ではありません」。私の主張は生産数を制限して質の高い卵を生産するということですが、それが臨床心理士制度であるってどこかで言ってましたっけ?
    > で、流通に出られるかどうかが、実力による自然淘汰ではなく、
    > 国家資格という権力で決められそうな点は問題として残りますが。
    国家資格という権力を持ってしても、需要を創出するのは無理だと思いますが…どうでしょうね?
    > 私しては、就職後の研修制度の充実によって、研究面も含めた質の均一化
    > および向上が図られるとするならば、医療心理師資格にも一定の理解を
    > 示してよいかな、とは思っています。
    nobuさんもおっしゃっているように、医療心理師資格による「研究面も含めた」質の均一化は無理だと思います。

  2. その後の課題

    先の記事「医師の『指示』について【灰色のたぬきさんへトラックバック】」の続きです。最近、「臨床心理士になりたい人のためのサイト」(こちらもいつもお世話になっています)を見ていて思うんですが、国家資格化のポジティブな面しか見てない人って、けっこういるよなあ
    >みわごろさん
    ご指摘ありがとうございます。
    > ややリアリストさんが言いたいのは、国家資格化による器を作った上で
    > 全体的な質の向上を考えていくべきという主張と、
    > それともロテ職人さんの仰るような、器のない状態で
    > 自然淘汰の中で個々に質の向上を図るべきという主張とが、
    > 堂々巡りになっている、ということだと思います。
    確かにその通りですね…自分の読解力の無さが恥ずかしいです。ただ、私にとっては「4大卒」って時点で「器作り」を放棄しているとしか思えないんですよね。そういう意味で「質にこだわらず卵の生産量を上げる」と述べてみました。nobuさんがおっしゃっているように、それこそ研究もできる心理職がいれば、それは患者さんにとっては有益なことであるわけで、医療心理師資格というのはこうした利益を阻害するものだと思うんですよ。で、その数を必要のないところまで増やしてしまうんじゃないでしょうか。
    これは予想ですけど、医療心理師資格保持者で仕事のない人間ってのが数年で出てくるように思うんですけどね。医療心理師資格を推進している人ってこういうことは考えないのかなぁ?
    > また、私も医療心理師資格で質が保障されるかという点には非常に懐疑的なのですが、
    > 一方で臨床心理士のほうも質には問題があるわけで、
    > 少なくとも制度面から今の全体的な質を向上させようとする動きはないように思います。
    > 現在の状況で、生産数を制限して質の高い卵を生産する、とは
    > とても言えないのではないでしょうか。
    私も全く同じ意見ですよ。だから何度も言うように「私は臨床心理士資格の擁護派ではありません」。私の主張は生産数を制限して質の高い卵を生産するということですが、それが臨床心理士制度であるってどこかで言ってましたっけ?
    > で、流通に出られるかどうかが、実力による自然淘汰ではなく、
    > 国家資格という権力で決められそうな点は問題として残りますが。
    国家資格という権力を持ってしても、需要を創出するのは無理だと思いますが…どうでしょうね?
    > 私しては、就職後の研修制度の充実によって、研究面も含めた質の均一化
    > および向上が図られるとするならば、医療心理師資格にも一定の理解を
    > 示してよいかな、とは思っています。
    nobuさんもおっしゃっているように、医療心理師資格による「研究面も含めた」質の均一化は無理だと思います。

  3. 【チーム医療】その後の課題【黒船襲来】

    先の記事「医師の『指示』について【灰色のたぬきさんへトラックバック】」の続きです。最近、「臨床心理士になりたい人のためのサイト」(こちらもいつもお世話になっています)を見ていて思うんですが、国家資格化のポジティブな面しか見てない人って、けっこういるよなあ
    >みわごろさん
    ご指摘ありがとうございます。
    > ややリアリストさんが言いたいのは、国家資格化による器を作った上で
    > 全体的な質の向上を考えていくべきという主張と、
    > それともロテ職人さんの仰るような、器のない状態で
    > 自然淘汰の中で個々に質の向上を図るべきという主張とが、
    > 堂々巡りになっている、ということだと思います。
    確かにその通りですね…自分の読解力の無さが恥ずかしいです。ただ、私にとっては「4大卒」って時点で「器作り」を放棄しているとしか思えないんですよね。そういう意味で「質にこだわらず卵の生産量を上げる」と述べてみました。nobuさんがおっしゃっているように、それこそ研究もできる心理職がいれば、それは患者さんにとっては有益なことであるわけで、医療心理師資格というのはこうした利益を阻害するものだと思うんですよ。で、その数を必要のないところまで増やしてしまうんじゃないでしょうか。
    これは予想ですけど、医療心理師資格保持者で仕事のない人間ってのが数年で出てくるように思うんですけどね。医療心理師資格を推進している人ってこういうことは考えないのかなぁ?
    > また、私も医療心理師資格で質が保障されるかという点には非常に懐疑的なのですが、
    > 一方で臨床心理士のほうも質には問題があるわけで、
    > 少なくとも制度面から今の全体的な質を向上させようとする動きはないように思います。
    > 現在の状況で、生産数を制限して質の高い卵を生産する、とは
    > とても言えないのではないでしょうか。
    私も全く同じ意見ですよ。だから何度も言うように「私は臨床心理士資格の擁護派ではありません」。私の主張は生産数を制限して質の高い卵を生産するということですが、それが臨床心理士制度であるってどこかで言ってましたっけ?
    > で、流通に出られるかどうかが、実力による自然淘汰ではなく、
    > 国家資格という権力で決められそうな点は問題として残りますが。
    国家資格という権力を持ってしても、需要を創出するのは無理だと思いますが…どうでしょうね?
    > 私しては、就職後の研修制度の充実によって、研究面も含めた質の均一化
    > および向上が図られるとするならば、医療心理師資格にも一定の理解を
    > 示してよいかな、とは思っています。
    nobuさんもおっしゃっているように、医療心理師資格による「研究面も含めた」質の均一化は無理だと思います。

  4. 「なりたい人問題」

    今回の話は、厳密には「資格問題」ではなく、「なりたい人問題」です。最近、いろいろなサイトやBlogをみてて思うんですが\\\。心理に限らずどのような資格であれ、シンプルに考えると、     取りにくい資格→人数少→好待遇     取りやすい資格→人数多→悪待
    >みわごろさん
    ご指摘ありがとうございます。
    > ややリアリストさんが言いたいのは、国家資格化による器を作った上で
    > 全体的な質の向上を考えていくべきという主張と、
    > それともロテ職人さんの仰るような、器のない状態で
    > 自然淘汰の中で個々に質の向上を図るべきという主張とが、
    > 堂々巡りになっている、ということだと思います。
    確かにその通りですね…自分の読解力の無さが恥ずかしいです。ただ、私にとっては「4大卒」って時点で「器作り」を放棄しているとしか思えないんですよね。そういう意味で「質にこだわらず卵の生産量を上げる」と述べてみました。nobuさんがおっしゃっているように、それこそ研究もできる心理職がいれば、それは患者さんにとっては有益なことであるわけで、医療心理師資格というのはこうした利益を阻害するものだと思うんですよ。で、その数を必要のないところまで増やしてしまうんじゃないでしょうか。
    これは予想ですけど、医療心理師資格保持者で仕事のない人間ってのが数年で出てくるように思うんですけどね。医療心理師資格を推進している人ってこういうことは考えないのかなぁ?
    > また、私も医療心理師資格で質が保障されるかという点には非常に懐疑的なのですが、
    > 一方で臨床心理士のほうも質には問題があるわけで、
    > 少なくとも制度面から今の全体的な質を向上させようとする動きはないように思います。
    > 現在の状況で、生産数を制限して質の高い卵を生産する、とは
    > とても言えないのではないでしょうか。
    私も全く同じ意見ですよ。だから何度も言うように「私は臨床心理士資格の擁護派ではありません」。私の主張は生産数を制限して質の高い卵を生産するということですが、それが臨床心理士制度であるってどこかで言ってましたっけ?
    > で、流通に出られるかどうかが、実力による自然淘汰ではなく、
    > 国家資格という権力で決められそうな点は問題として残りますが。
    国家資格という権力を持ってしても、需要を創出するのは無理だと思いますが…どうでしょうね?
    > 私しては、就職後の研修制度の充実によって、研究面も含めた質の均一化
    > および向上が図られるとするならば、医療心理師資格にも一定の理解を
    > 示してよいかな、とは思っています。
    nobuさんもおっしゃっているように、医療心理師資格による「研究面も含めた」質の均一化は無理だと思います。

  5. 初めましてロテ職人さん、oza44に書き込みをした者です。こちらにもコメントした方がよろしいと思いましたので、お送りさせて頂きました。
    今回の国家資格関連のブログは、大抵のものは見ています。ロテ職人さんやnobuさんのものも、過去のものを含めて大雑把ですが読ませて頂いております。
    ところで「臨床心理士擁護色」と書いたことが「心外」だったようなので、何故、そう思ったのかをお伝えします。ロテ職人さんは「臨床心理士資格は糞みたい」とおっしゃっていますが、ではそれに対して「どう具体的に動いていらっしゃる」のでしょうか?反対のブログを作っている?でもそれにしてはあまりに国家資格に反対しすぎに思います。それから「今回出来るであろう医療心理師資格の一連の流れや資格自体の内容のウチ、どこまで知っていらっしゃるのだろうか?」という疑問もあります。今、国家資格化を目指している各種団体では「医師の指示」「4大卒」という国からの制限がある中、どれだけクライエントのためになる資格化が出来るか、具体的な中身を詰める活動を地道にし始めています。私の知り合いの方は何人も、日夜忙しい臨床の合間を縫って(本当にそのうち倒れるんじゃないかと心配しています)その仕事をしています。もし、本気で臨床心理職の発展を臨むのでしたら、そういった団体に「自分が考える臨床心理職」について、ご自身も意見を述べるなどをされていっても良いのではないでしょうか?もちろん、関与の仕方は色々あると思います。入会しなくても「こんな資格にして欲しい」という意見書を個人でも良いから、どこか国家資格関連団体に出してみるのも手と思います。少なくとも私の知っている人たちは、そういった個人の意見書もきちんと読んで取り上げてくれる方達と思います。
    あと「実力があれば閉め出されない」という意見は今後はどうかな?と思います。現にどう考えても実力ある人が「申し訳ないけれど病院の事情もあるからPSWの資格を取ってくれ」と言われ、泣く泣く取ったという話しも多々あります。チーム医療が進む時代、理想はもちろん大切ですが、現実の流れに乗り損ねないことも大切と思います。その分かれ目が「今」だと思います。

  6. >臨床心理士ですが さん
    コメントありがとうございます。あとこれまでも読んでいただいてくださっていたようで、ありがとうございます。
    > ロテ職人さんは「臨床心理士資格は糞みたい」とおっしゃっていますが、
    > ではそれに対して「どう具体的に動いていらっしゃる」のでしょうか?
    > 反対のブログを作っている?
    > でもそれにしてはあまりに国家資格に反対しすぎに思います。
    私は「国家資格化に反対」=「臨床心理士擁護」ではないと思うんですがいかがでしょうか?その辺りを踏まえず「臨床心理士擁護」と書かれたのが心外であったということです。
    私は自分自身が制度を変えるほどの力もないですし、(研究活動も含めて)自身の能力を高めることで日々精一杯だと思っています。今の自分にできることはとりあえずどんな制度ができても生きていけるだけの能力を身につけることであり、それが私が「具体的に動いていること」でしょうか。
    ちなみに現行の臨床心理士制度に対しても、現在動いている医療心理師資格に対しても、私が「糞」だというのは、それらが「研究の重要性」を軽視しているからです。その辺りに関しましては、これまでもこちらのブログで散々述べてきておりますし、なぜ心理臨床家にとって研究が重要かも言及しております。
    心理臨床の技術を身につけるのは4年でも足りないと思っているのに、その上で研究をするのは私は個人的には不可能だと思っています。そうした点を無視して(無視しているわけではないのかもしれませんが、「何が何でも国家資格」的な強引な動きを見ているとそう思われてもしかたないのでないでしょうか)「4大卒」で進めている動きには正直反対だということです。
    臨床心理士制度は「理念上は」研究活動の重要性を説いており、それだけでも医療心理師よりも「いくらかマシ」というだけのことです。ただ、理念に現実がついていっていないのがあまりにも問題なんですけどね。

  7. >臨床心理士ですが さん
    あと私が動いていること、もう一つありました。これは私自身の希望というか目標なのですが「自分自身の能力を高めるとともに、それを人に伝えられるだけの能力も身につけたい」ということです。その辺りを考えると、今、資格問題なんてつまらないことに関わっている暇は正直言ってないです。
    > あと「実力があれば閉め出されない」という意見は今後はどうかな?と思います。
    > 現にどう考えても実力ある人が「申し訳ないけれど病院の事情もあるからPSWの資格を取ってくれ」と言われ、
    > 泣く泣く取ったという話しも多々あります。
    本当に実力のある人であれば、その職場を辞めたとしても他に働き手はみつかるんじゃないですか?私が同じ立場だったらそうしますし、それができないとしたら自分の実力が足りないことを認めるだけです。私が言っている「実力」とはそのレベルの話であり、そう考えるとやはり貴重な時間を資格問題に費やすのはもったいないのです。
    いずれにせよ自分の実力を上げることが、結果的には職業全体の地位を上げることに繋がるという考えもあると思うのですがいかがでしょうか?実力もないのに地位だけを求めても仕方がないですよね。
    #「時間がもったいないなら、じゃあ、なんでブログなんてやっているんだ?」と聞かれるかもしれませんが、これはリフレッシュの時間であり、自分の考えをまとめる重要な場なので、今のところは続けたいと思っています。
    今後とも当ブログをよろしくお願いします。

  8. 時々、ロテ職人さんのBlogを拝見させていただいてます。
    ありがとうございます。
    さて、私も資格について気にしている者です。
    ロテ職人さんのご自分の職務に対する姿勢は当然と思いますし、
    何にせよ自分の力は高めていかなければならないと思います。
    しかし、
    では実力があれば職業全体の(社会的)地位があがるのですか?
    実力があれば自分の地位は上がるかもしれませんが。
    それも狭い心理臨床の世界の中で。
    現職の方が資格をとってお終いという考え方も
    いかにも評論家的で消極的ですね。
    現状ではそうなるかもしれません。
    しかし、国家資格になることは医療システムに
    組み込まれる前提条件ではないですか?
    現在、(医療経済の面では)システムから排除されているのですから。
    かなり飛躍するかもしれないですが、
    ロテ職人さんは女性と男性の所得差についてどう思われますか?
    女性だって実力をつけていけば所得差が縮まると言われますか?
    平均的な男性よりも所得が多い女性も居るでしょうが、
    それで女性と男性の所得差がうまると思われますか?
    意見を述べる機会を下さり、ありがとうございました。

  9. ごめんなさい。書き忘れました。
    国家資格をとってそれからやっと医療サービスの中で
    いろんな方面に進出していけるのではないでしょうか?
    心理職全体として。
    その試みをしなければ、
    現状どおりかもしれませんけどね。

  10. >ややリアリストさん
    コメントありがとうございます。
    > では実力があれば職業全体の(社会的)地位があがるのですか?
    > 実力があれば自分の地位は上がるかもしれませんが。
    > それも狭い心理臨床の世界の中で。
    職業全体の実力が上がれば、地位も上がると思いますよ。正直言って今の心理職のレベルで国家資格うんぬん言うのがおこがましいと思うんですけどね。現状のレベルを考えるとこのくらいの地位がちょうどいいんじゃないですか?
    そもそも数が多すぎるんだから、むしろこれからは実力に応じて淘汰されていくべきであると思います。なので、今の時点で地位の向上は必要ないです。そういう意味では実力を伴わない無理矢理な国家資格化は、全体の平均的なレベルを下げることにつながるのではないかと思っています。この辺はnobuさんの書かれた最近のエントリーとほぼ同じことを言っていると思います。
    > しかし、国家資格になることは医療システムに
    > 組み込まれる前提条件ではないですか?
    > 現在、(医療経済の面では)システムから排除されているのですから。
    排除されているのは「必要ないから」じゃないですか?必要とされている人はそれなりの収入を得られているわけだし、これ以上、不必要な人材を増やすのは業界全体にとって良くないと思いますよ。不必要な人材を淘汰するシステムを作るのであれば、国家資格化も大歓迎なんですがね。
    > ロテ職人さんは女性と男性の所得差についてどう思われますか?
    > 女性だって実力をつけていけば所得差が縮まると言われますか?
    > 平均的な男性よりも所得が多い女性も居るでしょうが、
    > それで女性と男性の所得差がうまると思われますか?
    私は男女の所得格差は埋めるべきだと思いますよ。なぜなら、それは必要なことだから。ただ、無駄に心理職を増やす事は得策ではないと思うので、心理職の国家資格化は必要ないです。
    > 国家資格をとってそれからやっと医療サービスの中で
    > 色んな方面に進出していけるのではないでしょうか?
    > 心理職全体として。
    だから、心理職「全体」として進出する必要はないんです。
    だって、その「全体」のレベルが低いんだから。
    実力に伴う所得格差だったり、地位の差というのは資本主義的観点からすると非常に健全だと思うんですがね。
    …とか何とか言っても、結局、遅かれ早かれ国家資格化するわけだから、自分が生き残るためにはもう自分の実力を磨くことしかできないんですよ。別に自分の地位を上げたいというわけではなく、とにかくちゃんと実力を身につけて生き残っていけたらいいというだけの話です。
    今後とも当ブログをよろしくお願いします。よろしければランキングのクリックもお願いします。

  11. ちなみに私は「現職が生き残ることができればそれでいい」などとは決して思っておりません。繰り返しになりますが、むしろ使えない現職を淘汰するような健全なシステムを作るべきだと思っています。それが無理であれば、逆に優秀な新人を育成するシステムを作るか…
    いずれにせよ、現在の指定大学院であのレベルなので、これ以上レベルを下げるような国家資格化は百害あって一利なし(いやまあ、二利三利くらいはあるかも)です。
    …と私がここで言ってもどうにもならないので、繰り返しになりますが、自分の実力を磨くことで今は精一杯です。現在、修行中の若い方々も(あ、私も若いんですけどね)危機感を持って自分の能力をみつめた方がいいと思いますよ。

  12. 誠実な回答、有難うございました。
    私が医療心理師国家資格に大賛成なのは、
    それがしっかりとした(新人の)研修システムを生む
    土台となり得るのではないかということです。
    使えない現職を淘汰する・・・
    それはロテ職人さんに賛成です。
    それが現実的にできればですけどね(笑)。
    しかし、何れにせよ
    技量を磨くのにあまりに所得に対して
    高額な費用がかかる場合が多いというのが
    現状ではないでしょうか?
    少しずつ改善されているのでしょうけれども。
    どうやらロテ職人さんとは、
    にわとりが先か卵が先かという話をしている気になってきました。
    私は身分として保証され、理解されるということは、
    それだけの人材を育てるシステムを作ることに
    関係各所に協力が得られやすいと思っています。
    ロテ職人さんが言うように、
    4年ではたいした教育はされないと思うので、
    (現在の指定大学院でも同じですが)
    卒後研修の充実です。
    研究への姿勢に関しては、
    現在の指定大学院制度も、
    学部4年での資格になったとしても
    どんぐりの背比べでしょうが。
    付け加えて、
    「言ってもどうにもならない」ところではなく、
    「何かができるかもしれない」ところに
    現在私がいるから資格化に熱心なのかもしれないですけど。

  13. 一点だけ。
    > 研究への姿勢に関しては、
    > 現在の指定大学院制度も、
    > 学部4年での資格になったとしても
    > どんぐりの背比べでしょうが。
    姿勢ではなく、視点や能力が問題なのでは?
    どんなに一生懸命でも、だめなものはだめですよね。

  14. >ややリアリストさん
    コメントありがとうございます。
    > 卒後研修の充実です。
    この卒後研修は誰が担当するのでしょうか?研修先の確保のためにまずは大量の医療心理師を粗製濫造しましょうか?繰り返しになりますが、医療系の心理職を今以上に増やすことは得策ではないと思います。これは別に自分の地位を守りたいから言っているわけではありません(てか、守るほどの地位ではありませんしね)。ある程度の質を保つために、需要をはるかに超える供給をしても意味がないということです。
    > 技量を磨くのにあまりに所得に対して
    > 高額な費用がかかる場合が多いというのが
    > 現状ではないでしょうか?
    この点については確かに同意ですが、質の保証に必ずしもつながるとは限らない国家資格化よりも、安価で質の高い研修を増やすことに労力を費やした方が良いのでは?
    > 研究への姿勢に関しては、現在の指定大学院制度も、
    > 学部4年での資格になったとしてもどんぐりの背比べでしょうが。
    nobuさんが指摘しているように、これは「姿勢」の問題ではありませんし、研究をすることが臨床実践の質の向上につながるという私の考えにそもそも合致しないわけです。ややリアリストさんは心理臨床家が研究することの意味をどのようにお考えなのでしょうか?
    > 「言ってもどうにもならない」ところではなく、
    > 「何かができるかもしれない」ところに
    > 現在私がいるから資格化に熱心なのかもしれないですけど。
    きっと私など及びもつかないような偉い方なんでしょうね。がんばってください。私は自分の技術の質を上げるのと自分の研究と、そして自分の家族を大切にするのでいっぱいいっぱいです。
    > どうやらロテ職人さんとは、
    > にわとりが先か卵が先かという話をしている気になってきました。
    私が思うに、これは生産数を制限して質の高い卵を生産するか、とりあえず質にはこだわらず卵の生産量を上げるか、という話のような気がします。そりゃあ大量生産すれば、中にはたまたま質の高い卵はいくつかは含まれているかもしれませんが、市場に流通する卵の多くは質の低いものになるわけです。
    医療心理師資格というのが高い質を保証するものであれば、それは歓迎なんですが、今の状況だとそれは望むべくもありません。

  15. 俺の屍を超えてゆけ【心理の資格と資質について】

    ロテ職人さんのブログ「ロテ職人の臨床心理学的Blog」
    【臨床心理士】医療心理師について本気出して考えてみた(9)【擁護派?】
    のコメントを読んで思わずトラックバックしてみました。
    読み応えのあるコメントなので、是非本文から関連トラックバックまでいろいろと読
    >みわごろさん
    ご指摘ありがとうございます。
    > ややリアリストさんが言いたいのは、国家資格化による器を作った上で
    > 全体的な質の向上を考えていくべきという主張と、
    > それともロテ職人さんの仰るような、器のない状態で
    > 自然淘汰の中で個々に質の向上を図るべきという主張とが、
    > 堂々巡りになっている、ということだと思います。
    確かにその通りですね…自分の読解力の無さが恥ずかしいです。ただ、私にとっては「4大卒」って時点で「器作り」を放棄しているとしか思えないんですよね。そういう意味で「質にこだわらず卵の生産量を上げる」と述べてみました。nobuさんがおっしゃっているように、それこそ研究もできる心理職がいれば、それは患者さんにとっては有益なことであるわけで、医療心理師資格というのはこうした利益を阻害するものだと思うんですよ。で、その数を必要のないところまで増やしてしまうんじゃないでしょうか。
    これは予想ですけど、医療心理師資格保持者で仕事のない人間ってのが数年で出てくるように思うんですけどね。医療心理師資格を推進している人ってこういうことは考えないのかなぁ?
    > また、私も医療心理師資格で質が保障されるかという点には非常に懐疑的なのですが、
    > 一方で臨床心理士のほうも質には問題があるわけで、
    > 少なくとも制度面から今の全体的な質を向上させようとする動きはないように思います。
    > 現在の状況で、生産数を制限して質の高い卵を生産する、とは
    > とても言えないのではないでしょうか。
    私も全く同じ意見ですよ。だから何度も言うように「私は臨床心理士資格の擁護派ではありません」。私の主張は生産数を制限して質の高い卵を生産するということですが、それが臨床心理士制度であるってどこかで言ってましたっけ?
    > で、流通に出られるかどうかが、実力による自然淘汰ではなく、
    > 国家資格という権力で決められそうな点は問題として残りますが。
    国家資格という権力を持ってしても、需要を創出するのは無理だと思いますが…どうでしょうね?
    > 私しては、就職後の研修制度の充実によって、研究面も含めた質の均一化
    > および向上が図られるとするならば、医療心理師資格にも一定の理解を
    > 示してよいかな、とは思っています。
    nobuさんもおっしゃっているように、医療心理師資格による「研究面も含めた」質の均一化は無理だと思います。

  16. >> どうやらロテ職人さんとは、
    >> にわとりが先か卵が先かという話をしている気になってきました。
    >私が思うに、これは生産数を制限して質の高い卵を生産するか、とりあえ
    >ず質にはこだわらず卵の生産量を上げるか、という話のような気がします。
    横槍ですが、ここはちょっと違うのではないでしょうか。
    ややリアリストさんが言いたいのは、国家資格化による器を作った上で全体的な質の向上を考えていくべきという主張と、それともロテ職人さんの仰るような、器のない状態で自然淘汰の中で個々に質の向上を図るべきという主張とが、堂々巡りになっている、ということだと思います。
    また、私も医療心理師資格で質が保障されるかという点には非常に懐疑的なのですが、一方で臨床心理士のほうも質には問題があるわけで、少なくとも制度面から今の全体的な質を向上させようとする動きはないように思います。現在の状況で、生産数を制限して質の高い卵を生産する、とはとても言えないのではないでしょうか。
    それに、医療心理師は毎年どれくらい生まれることになるのか、雇用される心理職の全体数が増えるのかどうか(≒需要過多になるのか)、という点もまだ不透明ではないかと思います。卵は多く生まれることになっても、流通に出される数は変わらないかもしれません。一方で、流通に出られるかどうかが、実力による自然淘汰ではなく、国家資格という権力で決められそうな点は問題として残りますが。
    私としては、就職後の研修制度の充実によって、研究面も含めた質の均一化および向上が図られるとするならば、医療心理師資格にも一定の理解を示してよいかな、とは思っています。
    学生の身分で偉そうに言ってすみませんが。

  17. 間違えました。
    需要過多 → 供給過多 です。
    何度もコメントして申し訳ありません。
    (ついでにURLも忘れていました)

  18. 私も、臨床心理士資格制度の問題点はそこにあると思っています。
    すごくいい意味でのエリート主義の理念を謳っていながら、
    実はみんな取れてしまう、という\\\。
    もっとも、あまりに厳しい資格にしてしまうと、不満をもつ人が全心協に加担して、
    「学部卒・医師の指示下」での資格化が余計に勢いづいてしまうので、
    あまりに思い切ったことはできない、というジレンマはあると思います。
    最近ですよね。ようやく。試験の最終合格者の率を1割ほど下げてきました。
    (もっと早くやったほうがよかったのかも\\\。)

  19. > 私としては、就職後の研修制度の充実によって、
    > 研究面も含めた質の均一化および向上が図られるとするならば、
    > 医療心理師資格にも一定の理解を示してよいかな、とは思っています。
    この点は懐疑的です。私は。とても。
    「診療補助職」の枠組で、「研究面を向上」とかいうことに理解が得られるかどうか。
    それにあまりに能力が高くなると、医師の「王様」性を脅かしますからね。
    PTとか放射線技師も、海外では修士とか博士とかいますし、
    そのレベルまで高めれば、ホントは患者さんにも利益があるはずなのに、
    日本医師会は認めてませんし。
    もしコントロールができるとしたら、試験の最終合格者をぐっと減らす、
    というところぐらいですかね。
    日本人は「試験=公正」という神話を信じやすいし。
    初年度30%、次は15%、そして毎年1~3%くらいずつ合格率を下げ、
    最終的には5%かそれ以下にする。交代需要の数以上は、絶対受からせない。
    単位時間あたりの処理能力が高い人を選ぶ、という点では効果あり、と思います。
    おおむね常勤でまかなうとすれば、今の3分の1くらいの人数がいればいいんです。
    まあ、そうすると、全心協の関係者にも、
    新国家資格を取れない人が、出てきますよね。当然。
    それでいいんです。そういう人は余剰人員だから。

  20. 臨床心理士試験の合格率が下がっていることについて、
    ネットを見ると、早くもそのことに対して批判が出ています。
    こういう人たちを相手に、認定協会もたいへんだな、と、少し同情を感じます。
    能力が低いんだから、区別されてもしようがない、ってことが、
    どうして分からないんだろう、と思います。
    どこまでいっても「気持ち気持ち」なんですよね。「正当性」があるかどうかを考えない。
    こういう人たちがたくさんいることを思うと、心理臨床の未来に暗いものを感じます。
    認定協会であれ、厚生労働省であれ、
    こういう人にキッパリと引導渡せることが、いちばん大事かも、と思います。

  21. >みわごろさん
    ご指摘ありがとうございます。
    > ややリアリストさんが言いたいのは、国家資格化による器を作った上で
    > 全体的な質の向上を考えていくべきという主張と、
    > それともロテ職人さんの仰るような、器のない状態で
    > 自然淘汰の中で個々に質の向上を図るべきという主張とが、
    > 堂々巡りになっている、ということだと思います。
    確かにその通りですね…自分の読解力の無さが恥ずかしいです。ただ、私にとっては「4大卒」って時点で「器作り」を放棄しているとしか思えないんですよね。そういう意味で「質にこだわらず卵の生産量を上げる」と述べてみました。nobuさんがおっしゃっているように、それこそ研究もできる心理職がいれば、それは患者さんにとっては有益なことであるわけで、医療心理師資格というのはこうした利益を阻害するものだと思うんですよ。で、その数を必要のないところまで増やしてしまうんじゃないでしょうか。
    これは予想ですけど、医療心理師資格保持者で仕事のない人間ってのが数年で出てくるように思うんですけどね。医療心理師資格を推進している人ってこういうことは考えないのかなぁ?
    > また、私も医療心理師資格で質が保障されるかという点には非常に懐疑的なのですが、
    > 一方で臨床心理士のほうも質には問題があるわけで、
    > 少なくとも制度面から今の全体的な質を向上させようとする動きはないように思います。
    > 現在の状況で、生産数を制限して質の高い卵を生産する、とは
    > とても言えないのではないでしょうか。
    私も全く同じ意見ですよ。だから何度も言うように「私は臨床心理士資格の擁護派ではありません」。私の主張は生産数を制限して質の高い卵を生産するということですが、それが臨床心理士制度であるってどこかで言ってましたっけ?
    > で、流通に出られるかどうかが、実力による自然淘汰ではなく、
    > 国家資格という権力で決められそうな点は問題として残りますが。
    国家資格という権力を持ってしても、需要を創出するのは無理だと思いますが…どうでしょうね?
    > 私しては、就職後の研修制度の充実によって、研究面も含めた質の均一化
    > および向上が図られるとするならば、医療心理師資格にも一定の理解を
    > 示してよいかな、とは思っています。
    nobuさんもおっしゃっているように、医療心理師資格による「研究面も含めた」質の均一化は無理だと思います。


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  • 某総合病院精神科勤務の臨床心理士であり臨床心理学者(自称)。なんだかんだで2児の父。妻との仲もそれなりに良好
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