【これくらいは】現代臨床精神医学【持っておけ】

公開日: : 心理・精神医学本

うちの病院の精神科に来た大学院の実習生から「精神科でやっていく上で何かお薦めの本ってあります?」とよく聞かれます。で、私もむかーし大学院生時代、実習に出る前、先輩に「何かこれはもっておいた方がいいって本、ありますかね?」と同じような質問しました。

その時先輩が教えてくれた本であり、私も今、まず最初にお薦めする本がこちらです。

現代臨床精神医学
大熊 輝雄

金原出版 2003-10
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おすすめ平均

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ロテ的お薦め対象:大学院生~現場の人向け;病院臨床の中で役立つ本

近年、精神医学業界ではもっぱらDSMが流行ってるわけですが(流行ってるのは流行ってるなりの理由はもちろんあります)、伝統的なドイツ流の精神医学的概念も現場で廃れているわけではありません。臨床像の理解という意味ではむしろそちらの方が有用な面も多々あると私は思っています。

で、基本的にDSMをしっかりおさえておくのは当然なんですが、そうしたドイツ流の精神医学の基礎を網羅した精神医学の教科書の定番が今回お薦めするこちらの本です。

値段はちとお高いですが、将来的に精神科臨床に携わりたいと思ったら、これくらいは手元に置いておいた方がいいです。大概、こういう本の読み方ってのはわかんない時に参照するってパターンが多いかと思いますが、実習等で精神科に行く前に最低でも「第2章 医学心理学」のところは読んでおいた方がいいとです。

これとDSM関係ではカプランか何か(これも後日紹介します)をもっておけば、とりあえず精神科臨床で必要な最低限の知識は網羅できるかと思います。ということでお薦めです。

てか、精神科で働くつもりがあったらこれくらいは買っとけ。

※「こういうジャンルの本でお薦めは?」とか「そのジャンルだったらこういう本もあるよ!」ってのがあったらコメント欄に書いておいてくださいな。今後のお薦め記事の参考にしたいと思いますので。

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  • 某総合病院精神科勤務の臨床心理士であり臨床心理学者(自称)。なんだかんだで2児の父。妻との仲もそれなりに良好
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