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医療心理師の存在意義・そして医者コンプレックス再び

臨床心理士デスマのつぶやきBlogでは昨日、最多アクセス記録が更新されたそうで。当ブログも久しぶりにユニークアクセスが1000を超えて「いったい何が起きているのだろう?」と思ったんですが、やはり国家資格化法案が廃案の危機(?)に瀕している(という情報が一部で流れてる)のがその大きな原因のようです。
当ブログでもこの話題は今後も続けて追っていきたいと思いますし、引き続き皆様からのタレコミ情報などもお待ちしているのですが、私は無精者なものであまり情報の裏をとるようなことはしません。というか、一連の情報は裏をとるのがかなり困難なものも多いので、とりあえず情報は垂れ流しにしておきます。当ブログをご覧の皆様におきましては、情報の取捨選択につきましては自己判断でよろしくお願いします。
正確な情報という意味では、前述のデスマさんのところか、あるいは緊ブロをご覧になるのがよろしいかと思います。
そんな情報の垂れ流ししかできない私は、情報の真偽の客観的な判断よりも、他人の書いたテキストに関する極々主観的な感想(しかも駄文)を書き連ねることしかできないのです。
さて、現在博士論文を作成中の(おそらくは非常に優秀な)大学院生さんであるところのSDさんのブログ、Cognitive Blog Therapyの7/23のエントリ、心理士国家資格についてにて、こんなことが書かれていましたよ。

この資格に関しての個人的見解ですが,

ぶっちゃけ,どーでもよくなってきました(苦笑)

当初は「いつしか国家資格になってくれるといいのになぁ」と思っていたりもしていて,
この話が現実化し始めてきたときには結構うれしかったりもしたのですが,

あまりに利害団体の思惑が交錯しすぎていて,こりゃ成立してもろくなもんにならん

と思い始めました.

えーと…私も概ね同意です。そもそも最初の時点(国家資格化が取りざたされた時点)から利害団体の思惑は交錯しまくっていたので、今更感はあります。
さらに引用します。

この法案に絡む利害団体は主に3つ
①医者と同等,あわよくば医者以上の主導権をとりたい臨床心理士
 +独自の権益を持たず,省庁の中でもポジションの低い文部科学省
②医者の下でもいいから,とにかく食い扶持が欲しい医療心理士
③心理士を安価な労働力にとどめておきたい医者
 +厚生労働省

従来の対立構造としては,①VS②③になっていたわけです.
今年に入っての急展開は,主に②③側からのアクションによるものでした.
そのなかでも②の中心組織,全心協の働きが目覚しく,
医療分野に限定した「医療心理師」という形で議員立法までこぎつけることが
できました.

この辺もしっかりまとめられていてよろしいかと思います。
で、

これに焦ったのが①の人々.
当初は全力で「医療心理師」を潰しにかかろうとしていたのですが,

世の中から隔離されてのうのうとバブルに甘んじてきた臨床心理士風情が,手練手管の医師にかなうはずがありません.

医師と心理士の専門分野は確かに違いますが,
はっきり言って医師の層は分厚いです.
はっきり言います.

医師と心理士の仕事全般に関する能力差は歴然としています.

だって大学受験を考えてみてください.
医学部と文系心理学科の難易度って,全然違うでしょ?
そもそも情報処理能力の基盤が違うわけですよ.
たとえて言うなら

MMXペンティアムとペンティアム4ぐらい違うわけですよ

・・・分かりづらいか(苦笑).
その差をはっきりと認めた上で,最低限の実力に見合った資格を作ろうとしていたのが②の人々.
この人たちは比較的現実検討能力が保たれている人たちだと思います.

ここに来て私は引っかかってしまったわけですね。確かに医師の層は厚いです。優秀な人はたくさんいますし、そもそも臨床心理学なんて医学の歴史から考えたら、新興の学問もいいところです。で、これまで政治の分野にも深く絡んできた医学領域ですから(医師国家資格を持つ政治家も結構いますよね)、そりゃあ政治的な手腕は手練手管ですわな。
ただ

医師と心理士の仕事全般に関する能力差は歴然としています.

ってのはどうよ?と思うのです。確かにSDさんのおっしゃる通り、大学受験の難易度は全然違いますよね。でも大学受験なんて所詮暗記じゃないですか?
もちろん全般的な記憶能力ってのは、情報処理能力=認知機能の重要な位置を占めていると思いますが、でも臨床実践に必要な認知機能ってのはそれだけじゃないですよね。
前にもどっかで書いたんですが、私は統合失調症で現在も陽性症状が持続している現役精神科医を知っています(同僚じゃないですけどね)。afcpさんも同じようなケースを知っているそうですし、他の精神疾患を抱えながらしっかり医師の仕事をしている人もいるとのことです。
医師だったらそれでも仕事できるんですよ。だって、薬ってのは選択さえ大きく誤らなければ(ってそこが難しいところではありますが)、統合失調症の医師が処方しても、強迫神経症の医師が処方しても効果はほぼ同じなわけですから。で、記憶能力が高ければ恐らくはかなりのケースで適切な対応はできると思います(この辺は異論のある方いらっしゃると思いますので、反論お待ちしています)。
でも、心理職ってそうはいかないんですよね。まともに心理療法だったりカウンセリングだったりをやろうとしたら、高い記憶能力だけでは到底不可能であり、もっと高度な認知機能が関わってくると思います。SDさんはパソコンのCPUに例えていますが、私はその例えは適切じゃないと思うんですよね。SDさんがおっしゃっているレベルの情報処理能力・認知機能に関して言えば、ハードディスクの容量とアクセススピードを例にした方が適切なんじゃないでしょうか。
さらに引用します。

資格と言うのはなんでもそうですが,
その資格を保持する人の最低の能力を保証するものだと思います.
そう考えると,①の考える臨床心理師は,あきらかに誇大資格.
実力に見合っていないので,国家資格にするのは論外だと思います.
(今の民間資格でも過大評価されていると思いますが.)
そういう意味でも①の人ははっきり言って電波系の人々が多い(笑).

これも概ね同意です。私が今回の国家資格化をずーっと手放しで喜ぶことができなかった原因の一つは、この点にあるのだと思いました。今の臨床心理士のトレーニングの水準で、そして現場にいる人間の能力の水準で、果たして「最低の能力を保証する」ことができているかというと…難しいと思うのですよね。
上で述べたように、まともに仕事をしようと思ったら心理職にはかなり高度な能力が必要になるはずなんですよ。その意味では修士課程修了が資格取得の条件になっているのも極々当たり前のことだと思うのですよ。
最後の「電波系の人が多い」ってのもはっきり言って笑えません。今回の国家資格化に伴って、少なくともネット上で「スライド論者」がある程度存在するというのが、私には非常に驚きでした。もうちょっとマシだと思っていたのですが、それは私の錯覚だったようです。
で、結局、医療心理師の存在意義ってのは今回SDさんが書かれているような内容の中で語られているんだと思うんですよね。所詮、能力が低いんだから、医師の指示の元で出来るだけの仕事だけやってろという。私もそれには半分賛成なんですよ。現状の心理職の能力を考えると(少なくとも私の周りのレベルでは)、とうてい理念・理想に届くものではないし、例えば開業が認められたとしても、果たしてやっていけるのはどれだけの人数がいるのか…という感じだったりします(またそういう奴に限って開業したそうにしている・あるいは既に開業している)。
まともな心理職として働こうと思ったら医師以上の高度な能力が必要になるはずなのに、こんな資格試験程度で「スライド」を望み、そして今、国家資格化存亡の危機を迎えている…って自業自得じゃないですか?
さらに引用します。
(中略)

まぁでも冷静に考えてみると,
ここで下手に国家資格にしなくてもいいかなとも思ったりもしています.
医療心理師だけであればOKだと思うのですが,
臨床心理師抱き合わせ法案はやっぱバブルを引きずるのでダメでしょう.
心理士の不良債権処理ができないし(笑).
いずれにせよ,皆さん「資格に頼ろう」とする魂胆が見え見えで,
はっきり言って見苦しいのですが.
まぁ,あればあるに越したことがないのは事実ですけどねぇ.
でもやっぱり資格で実力以上のものを得ようとするのは,
後で絶対とばっちりがくるので(実はもう来てたりするのですが)
やめたほうがいいと思いますけどね.

あぁ…悲しいけれどお前に夢中…じゃなくて、悲しいけれどSDさんの意見に力強く同意したい俺ガイル。今ここで成立しなければ、SDさんがおっしゃるとおり今後20年…下手すると50年は国家資格化は無理かもしれません。でも、ここで国家資格になってしまったら、果たして心理職のレベル向上は望めるのかというとそれも絶望的であり…。
そしてここはSDさんとは意見の異なる部分かもしれませんが、医療心理師なんてできた日には、たぶんいっそうレベルは低くなるでしょう。そうならないために、今回の法案がポシャるのもいいのかもね…と改めて思いました。
…なんだか長くなってしまったので、医者コンプレックスの話が書けなくなったのですが、なんとなく関連してそうなのはわかっていただけますよね?そのうち改めてまとめたいと思います。
※SDさん。勝手に長々と引用してしまってすみません。問題があったら消させていただきます。あと一応私も統合失調症者の認知機能研究に関わる者として、SDさんの論文は読ませていただいています。なんか釈迦に説法?と思われるようなことも書いてしまいましたがお許しくださいませ。博士論文がんがってくだちい

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コメント (Close):40

千尋 05-07-26 (火) 10:10

エセな人を生で何人も知っている私としては、
心理士として不十分なこと山のごとしな人でも通っちゃう
使えない臨床心理士が淘汰できない資格でもいいから、
それ以前のツボ売るかまじないするかみたいなエセが淘汰できればいいから
国家資格が出来て欲しいなぁ・・・。
まともな資格であればあるほど自分は淘汰される側になりそうですが、
それはそれで仕方ないこと。

SD 05-07-26 (火) 14:38

引用ありがとうございます.
おかげさまでアクセスがかなり増えました(笑)
今後ともぜひよろしくお願いします.

臨床心理士デスマ 05-07-26 (火) 14:40

リンク先のエントリ、読んでみてどうにも釈然としなかったんですが\\\。
考えてみたんですが、それは、
「受験の偏差値が高い+政治力がある」者が、
そうでない者を好きなようにするのは当然、という、
「勝ち負け論」に終始しているからではないかと。
表現はいくらか気が利いているかもしれないけれども、
「なりたいサイト」のトピック
「医療心理師 国家資格化だそうです」
http://collabo.s17.xrea.com:8080/phpBB202/viewtopic.php?t=1763
の最初のほうに出てくる、「小太郎」さんと、
要は、言ってることは同じじゃないかと。

臨床心理士デスマ 05-07-26 (火) 14:49

MMXペンティアムにすぎないと思うのであれば、
その人間が、黙ってこの世界から去ればいいと思うのですよ。
自分たちはその程度ですから、分相応でいいです、としか思わなくて、
くやしくも何ともないとしか思えない人に、
この仕事を続けて欲しくはないですね。
だって、実際上は、全心協あたりが「ここが最低ライン」と主張しているラインよりは、
はるかに高い能力が必要なのですよ。
「10万人計画」とやらの「お話ヘルパー」なら、
心理学の素養はそのくらいでいいのかもしれないけど。
成績悪いけど先生に取り入って通信簿の成績上げてもらおうとしてる奴と、
何が違うの。

臨床心理士デスマ 05-07-26 (火) 14:53

> いずれにせよ,皆さん「資格に頼ろう」とする魂胆が見え見えで,
> はっきり言って見苦しいのですが.
とのことですが、それだったら、
> 全く①の皆さんは余計なことをしてくれたものです.
などと言うな!
だって、資格要らないんでしょ。別に。

臨床心理士デスマ 05-07-26 (火) 14:59

> ですが時既に遅し(この辺が調子に乗っていた証.).
とのことですが、このあたりも事実誤認かと。
早めに分かっていたとしても(実際、認識はしていたようですが)、
医療関係の議員が本気を出して作り始めたら、それをつぶすことはできないですよ。
彼らだってれっきとした「国民の代表」だからです。制度上。
団体には感情は無い訳で、「調子に乗っていた」とかいうふうに、
擬人化して表現するときは、注意が必要だと思うのですよ。

SD 05-07-26 (火) 15:07

えーと,何とデスマさんからまでコメントを(間接的にではありますが)
いただけるとは.ありがとうございます.m(_ _)m
「受験の偏差値が高い+政治力がある」者が、
そうでない者を好きなようにするのは当然、という、
「勝ち負け論」に終始しているからではないかと。
私自身の意見としては,このことが「当然」だとは思っていません.
ですが,非常に悲しいかな,社会の「現実」だと思います.
すみません.言葉足らずでデスマさんには不快な思いをさせてしまったと
思います.反省しています.
もしよろしければ,7/26のエントリの方にも,ロテ職人さんのエントリを
受けて補足しておりますので,ご覧頂ければと思います.

臨床心理士デスマ 05-07-26 (火) 15:28

> 臨床心理士は当然のようにPh.Dを持ってますし,Ph.Dを取った後に3年間かけて取る資格のようで,
> 今日本で作られている資格とは大違い
ただ、日本の場合、医師も「6年制の学部」であり、
文字通りの「ドクター」ではないので、
もし学位や年限を根拠とするなら、相対的には、そう大差はないかも。
そして、現状の臨床心理士も、そこまで見くびられたモンじゃないと思うんですよ。
臨床心理士が国家資格化されたら、診療所経営が危ういと思うから、
精神科診療所協会が、反対しているわけで。
開業医を主たる構成員とする医師会にしても同じ。

臨床心理士デスマ 05-07-26 (火) 15:29

また、効果があることが明らかになればなるほど、
よけいに、医療関係団体は、傘下に収めようとすると思うんですよね。
だから、能力低いがゆえの今の扱い、というのも、
ちと違うように思います。

ロテ職人 05-07-26 (火) 16:24

なんだか白熱してきてしまっているので
誤解をうけないうちに(仕事中なんですがコッソリ)カキコ。
>デスマさん
「この大事な局面で何を言っている」と怒られてしまいそうですが
私は未だに「現状で国家資格化して良いものなのか?」と思っているのですよ。
SDさんの医師と比較しての能力云々という話はナニですし
医療心理師よりは発言もどうかとは思いますが
ただ
> そして、現状の臨床心理士も、
> そこまで見くびられたモンじゃないと思うんですよ。
ってのも、なんだか釈然としないものを感じるんですよね。

ロテ職人 05-07-26 (火) 16:32

前にも述べたように、私は今回の国家資格化がポシャッたとしても
それほど困らないんですよ。
もちろんそれで困る人がたくさんいるし
そして多くの心理職が充実した仕事をするためには
国家資格化がなされるのが良いのだということはわかっています。
ただ、今の時点でスライドを主張したりするような人がいるという時点で
その能力はいったいどうなのよ?と思ってしまうのです。
更新制もなくなりそうだし、指定大学院制度も存続、
下手すると移行は面接のみ…って
今よりも良くなる要素はどこにあるのでしょうか?

ロテ職人 05-07-26 (火) 16:39

>デスマさん
> だから、能力低いがゆえの今の扱い、というのも、
> ちと違うように思います。
私もそう思いますが、能力が高いからこそつぶしたいってのも
違うと思うのですよ。
憶測100%なんですけど彼ら(って誰のことかわかりますよね)は
その養成課程が自分たちと同じ6年ってだけで気に入らないわけじゃないですか。
その能力はどうあれ、です。

ロテ職人 05-07-26 (火) 16:42

>デスマさん
国家資格化されないことでレベルが高くなるかどうかはわかりませんが
少なくとも私は、国家資格化により臨床心理士のレベルが高くなるということは
ないんじゃないかと思っています。
まして
> 「10万人計画」とやらの「お話ヘルパー」
なんて馬鹿げたことを本当に医療心理師という資格が目指しているのだとしたら
そのレベルの低下は著しいものになると思います。

ロテ職人 05-07-26 (火) 16:46

ほんと「今頃そんなこと言うなよ」って感じではあるんですが
でも今「廃案」という可能性が出てきて
そしてSDさんのおっしゃっている内容(医師に対する劣等感的部分はおいといて)を読んだ時
改めて国家資格化の必要性そのものという私の中での未解決の問題が
頭をもたげて来た結果、今回のエントリへとつながったのです。
もちろん、医師側の動きによってつぶされるというのは明らかに間違っていますし
国家資格が出来た方が良いに決まっています。
でも、私はただただ釈然としない思いが残っている、それだけなのですよ。

ロテ職人 05-07-26 (火) 16:54

このブログ、閲覧者だけは多いので、その影響力はどの程度のものかわかりません。
ただ、このエントリの冒頭にも
> 他人の書いたテキストに関する極々主観的な感想
と書いたように、これは私の感情のままに書いた文章です
(それでSDさんにご迷惑をかけてしまったのであれば申し訳ない)。
私はこのまま国家資格化されることに釈然としないものを感じていますが
今回の国家資格化のために尽力してきた多くの人がいることは理解していますし
そういう方たちのことを考えると、現在のような形で廃案になることは
やりきれないものがあるとも感じています。

ロテ職人 05-07-26 (火) 17:01

…と書いてきて、私が言いたいことがようやくわかりました。
それだけ尽力してきた人がいて、恐らく見えない犠牲というのもあったと思うので
個々の臨床家はそれに見合うだけの努力をすべきであるという
非常にありきたりなことを私は思っていたのでした。

臨床心理士デスマ 05-07-27 (水) 0:17

まず、「スライド」が当然と考えたり、そういうことを主張する心理職は、
死ねばいいと思います。
(というか、緊ブロで「死ねよ。」って言いたいんですけどね。)
やはり、論理が通用しない人間は、
感情を揺さぶるしかない、というのは、実感します。
緊ブロで、その効果を実感しているところです。
私もこれから、殺意や罵りの言葉を、適宜発する人になりたいと思います。
また、少なくとも「私の周りの」心理職は、
それほど無能な人って、いないのですよ。
まあ、でも、「集団としての臨床心理士」のレベルは、推して知るべし、ですけど。

臨床心理士デスマ 05-07-27 (水) 0:22

で、実は私も、つぶれたらつぶれたで、いいと思っています。<国家資格法案
ただし、「医療心理師のみ国家資格化」とかいう結論になった場合、
それは、臨床心理学の敗北、というより、荒廃だと思うんですよ。
「医学の一分野」として捨扶持を与えられた、というだけのことで。
私も以前は、医療心理師を取得して生きながらえていきたいな、と思っていましたが、
しかし、そこまでして、この世界で生きながらえたくもないよなあ、と。

臨床心理士デスマ 05-07-27 (水) 0:23

afcpさんが述べているように、
医療関係団体が、医療領域だけを国家資格化したがるのは、
要は、国家資格保持者は、すべて医師の指示下、という状況を作りたいわけです。
ここ(↓)参照。
http://homepage3.nifty.com/afcp/B408387254/C819714657/E1979458210/index.html
そして、他領域にも、医師の指示がかかっていく。
どうしても医師の指示書にアクセスしづらい他領域は、
徐々に先細り、地盤沈下していきます。

臨床心理士デスマ 05-07-27 (水) 0:26

私の言いたいのは、
「医学の一分野として、おこぼれだけもらって、生きていきたいか!?」
ということなのですよね。
まだ、コンビニのバイトとかのほうが、
ちゃんと成果に応じて評価してもらえるだけマシ。
だって、教育領域にまで医師の指示をかけられて、
まともに良心的な仕事ができるとは思えないからです。
履修とか、友達とけんかしたとか、
そういうのも、全部、1回、校医か近隣の医者に回して
指示書を取らねばならなくなるわけですよね。

臨床心理士デスマ 05-07-27 (水) 0:27

それに、医療機関に、そんな人たちをいちいち
初診で受けるだけのキャパもないです。
いや、われわれが失業するだけならいいんですけど、
ごくわずかな、疾患を見落とす可能性を考慮して、
相談者の利便性が考えられていないと思うのですよ。
だから、「医療領域以外も医師の指示」という主張は、
要はできないことを言って、つぶさんがための作戦かな?と。

臨床心理士デスマ 05-07-27 (水) 0:28

だから、もし、臨床心理士のほうがポシャったら、
この仕事やめようと思っています。
そんな仕事は、いちおう私が他のすべての可能性を捨てて、
なりたいと思った「臨床心理士」ではないのですから。

臨床心理士デスマ 05-07-27 (水) 0:30

ただ、まだ結論は出ていないわけで、
明日が何か重要な会議のようですが、
私は、この国の為政者の良識に賭けたいと思うのですよ。

臨床心理士デスマ 05-07-27 (水) 0:34

それと、
> (それでSDさんにご迷惑をかけてしまったのであれば申し訳ない)。
リンク先でも、
> 案の定、ご迷惑をおかけしてしまったようで…
とのことですが、
しかし、ネットに出している以上、あっていいことのはずではないかと。
こっそりやっているわけではなく、トラックバックもなさっているわけで。
SDさんの研究者としてのご活躍は私も存じていますが、
それはそれとして、
そんなに遠慮しなくても、と思うのですが…。
何かいつものテイストと違う。

臨床心理士デスマ 05-07-27 (水) 0:35

あと、直接、あちらのブログにもコメントしました。
http://blog.livedoor.jp/syudoyamasaki/archives/28964054.html
けっこう重複してますが…。

臨床心理士ですが 05-07-27 (水) 6:03

〉それだけ尽力してきた人がいて、恐らく見えない犠牲というのもあったと思うので、個々の臨床家はそれに見合うだけの努力をすべきであるという非常にありきたりなことを私は思っていたのでした。
これって全心協も含まれているのかな?そうだとしたらありがとう。立場は反対だったけれど、今まで一緒に議論してきて良かったなぁ・・・と改めて思いました。
今回の法案、色々あるけれど、今の現実を踏まえた、ホント、抜け道を抜けに抜いて作った感があるんだけれどなぁ・・・。

臨床心理士ですが 05-07-27 (水) 6:12

それから 〉ただし、「医療心理師のみ国家資格化」とかいう結論になった場合、それは、臨床心理学の敗北、というより、荒廃だと思うんですよ。ってデスマさんがおっしゃっていますが、それはないと思いますよ。一緒の法案になった段階で、すでに2者は一心同体です。
そして、もし今回廃案になって、色々、ホントに本格的に議論し始めたら、それこそ結論はどうなってしまうかなぁ・・・と、そちらの方をこそ、危惧してしまいます。まぁ、真の意味で明確化するためには、議論した方が良いに決まっているのかも知れないけれど、それには計り知れない時間が必要になるでしょうね。

臨床心理士ですが 05-07-27 (水) 6:27

〉これって全心協も含まれているのかな?そうだとしたらありがとう。立場は反対だったけれど、今まで一緒に議論してきて良かったなぁ・・・と改めて思いました。
あ・・・。これっておめでた過ぎ?ごめんなさいね。相変わらずちょっと脳天気で・・・。でも、ホントに、医療心理師側も臨床心理士側も、がんばってきたよね。今まで・・・。それなのにこれで「廃案」になったら、何だかね・・・。
でも、とにかく今は、鴨下先生を信じていくしかないです(鴨下先生のブログ見ました?ロテさんも是非、書き込んで下さいね?)。あと少し、がんばるしかないです。よし!今日も仕事だ!がんばろう!今の私に出来ることはそれしかないや。皆さんも今日1日、がんばって良い仕事して下さいね。

ロテ職人 05-07-27 (水) 6:33

>臨床心理士ですがさん
もちろん全心協も含まれますよ。
何度も言っていますが、今回の国家資格化は全心協の働きなくしては
あり得なかったわけですから。
ですから「廃案」になってしまうのは、それは確かにもったいないし
あってはならないことだとは思っています。
鴨下氏のブログは読んでいますが、私は書き込むほど
自分の意見を持っているわけではありませんし
やはり今は静観しようと思っております。

OZ 05-07-27 (水) 9:34

日本精神科病院協会の法案の修正要求って、どうですか?
(緊ブロ・今の局面で思うこと)
もしかすると、これも、一つの可能性?
って気もしますが、、、。
1、医療の範囲と他領域を分けて、医療心理師と社会心理としています。
2、両方とも、6年の教育研修期間となっています。
3、横断的資格が必要であれば、二つの資格を取得すればよいことになります。
4、(民)臨床心理士の名称も残りうるので、国家資格をとらない人も臨床心理士の名称を維持することは可能となります。
どうなんでしょうかね???

OZ 05-07-27 (水) 9:35

上記1番間違えた。
修正
1、医療の範囲と他領域を分けて、医療心理師と社会心理士としています。

臨床心理士デスマ 05-07-27 (水) 10:15

ご提言ありがとうございます。
> 1、医療の範囲と他領域を分けて、医療心理師と社会心理士としています。
「社会福祉士」のことを念頭においているのでしょうね。それは分かります。
ただ、「社会福祉士」は「社会福祉学」を基盤としているからよいのです。
しかし「臨床心理学」は学問の名称です。だから「臨床心理士」なのです。
この案だと、「社会心理学」を基盤とした援助だと思われてしまいます。

臨床心理士デスマ 05-07-27 (水) 10:20

> 2、両方とも、6年の教育研修期間となっています。
「2年の現場実習」と「修士の学位」は、同等視できません。
(それならば、医学部も4年制にして、
 インターンを2年間伸ばせばよい、と思えますか?)
「医療心理師」のほうは、日医の意向で「勝手に」作った資格なのだから、
「医療限定」で当然だし、学位が低いのだから、
その点で、一段低い位置づけを与えるべきかと…。

臨床心理士デスマ 05-07-27 (水) 10:23

> 4、(民)臨床心理士の名称も残りうるので、国家資格をとらない人も臨床心理士の名称を維持することは可能となります。
それは分かりますが、そのために、
「社会心理士」を受け入れるのは、おかしいです。
(日本精神科病院協会は、1と4をごっちゃに考えていますよね。)
国家資格と民間資格が同じ名称というのは確かに変なので、
国家資格のほうは「臨床心理師」とでもすればよいかと…。

臨床心理士デスマ 05-07-27 (水) 10:25

> 3、横断的資格が必要であれば、二つの資格を取得すればよいことになります。
日精協の案ですと、医療領域の資格の取得には、
2年間の病院実習が必要なんですよね?
それって、ほとんど無理じゃないですか。
事実上の締め出しかな、と。

臨床心理士デスマ 05-07-27 (水) 10:27

以上、語調がぶっきらぼうですが、
ちょっとした空き時間なので、ご容赦ください。
OZさん、
ありがとうございます。

臨床心理士デスマのつぶやきBlog 05-07-27 (水) 14:37

残念! 与党政策責任者会議での法案諮問、見送り

鴨下一郎衆議院議員のブログより。 「多くの励ましに心より感謝します」 http://kamoshita.weblogs.jp/ichiro/2005/07/post_8030.html与党政策責任者会議に法案を諮ることは、残念ながら、もう少し調整ができるまで見送ることとなりました。日程的に、今国会への法案提出はな
ボスのほうを斬ってみることにしました。
いえ、いいですよ、別に。
理解されにくい考えだとは私も思っています。
しかし、誰にも分かってもらえなくともよいのです。
私はそういう生き方がしたいんですから。

ロテ職人 05-07-27 (水) 19:14

「日本精神科病院協会の法案の修正要求」の内容はともかく
OZさんのおっしゃる通り、この局面で
新たな可能性が出てくるのは良いことなのではないかと思います
(あの内容はともかく…ですよ)。
なんだか自分の関係している学生に
「鴨下議員への応援メールを送るように」という指令を与えている教員もいるようですが…
応援メールもいいんですけど、資格の意義を考えたこともないような学生に
それをさせることの意味ってのを、当の教員ってのは考えているのかな?
…などと思ったり。

臨床心理士デスマ 05-07-28 (木) 3:16

ボスのほうを斬ってみることにしました。
いえ、いいですよ、別に。
理解されにくい考えだとは私も思っています。
しかし、誰にも分かってもらえなくともよいのです。
私はそういう生き方がしたいんですから。

臨床心理士デスマのつぶやきBlog 05-07-30 (土) 3:00

東京大学 丹野義彦さんへ

鴨下一郎衆議院議員のブログのエントリ「多くの励ましに心より感謝します」のコメント欄に、東京大学 丹野義彦さんのコメントがあります(上から4つ目)。全文を引用します。鴨下一郎先生医療心理師の国家資格につきましては、たいへんお世話になっております。医療心理師の
ボスのほうを斬ってみることにしました。
いえ、いいですよ、別に。
理解されにくい考えだとは私も思っています。
しかし、誰にも分かってもらえなくともよいのです。
私はそういう生き方がしたいんですから。

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心理学の「現在」がわかるブックガイド

越智啓太(著) 徳田英次(著) 荷方邦夫(著) 望月聡(著) 服部環(著・監修)

個人的には学部生、特に1・2年の時に読んでおいて欲しい本。この中から将来に繋がる分野が見つかったりすることもあるんじゃないかと思います。もちろん一般の方や大学院生にもお勧めです

第 5 位

面接法

熊倉 伸宏

面接法

面接法の基礎が書かれている本。精神科の研修医も必携の本だったりします。非常に基礎的かつ実践的な内容でお薦めです。

第 6 位

こころの治療薬ハンドブック 第7版

山口登 (編集), 酒井隆 (編集), 宮本聖也 (編集), 吉尾隆 (編集), 諸川由美代 (編集)

こころの治療薬ハンドブック 第7版

何度でも言いますが薬の知識は必要です。てか、学校臨床専門の人も必須だと思います。院生も実習の段階で持っていた方が良い本。

第 7 位

エッセンシャルズ 心理アセスメントレポートの書き方

Elizabeth O. Lichtenberger

エッセンシャルズ 心理アセスメントレポートの書き方

需要の高いアセスメントがらみの一冊。訳本ではありますが、所見の書き方の実例が載ってて参考になること間違いなし。

第 8 位

女子アナ・吏良の海上自衛隊メンタルヘルス奮闘記

山下 吏良

女子アナ・吏良の海上自衛隊メンタルヘルス奮闘記

少なくとも臨床心理職の職域が拡大されつつあり、それと同時にそれなりに認められつつあるのだろうなぁと思わされる一冊。未読なので感想は言えませんが、読んでみたいとは思っておりますです。

第 9 位

子どもの心と学校臨床(第2号)特集:学校の中の発達障害の子ども:クラスに発達障害のある子もいるというあたりまえの現実の中で

辻井 正次(著・編集)

昨年もお世話になりました、遠見書房さんの雑誌。小学生の子どもを持つ親として個人的にも読みたい一冊。

第 9 位

新・臨床心理士になるために[平成23年版]

(財)日本臨床心理士資格認定協会 (監修, 編集)

資格試験を受ける人には必須の一冊。来年度受験者用も出るかと思いますが早めに準備をしておきたいという方は是非どうぞ
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