- 2005-07-27 (水) 7:15
- 研究と臨床
昨日のエントリ、医療心理師の存在意義・そして医者コンプレックス再びのコメント欄で臨床心理士デスマさんから以下のようなコメントをいただきました(※未読の方がいらっしゃったら、是非とも当該エントリの本文とコメント欄をお読みいただけたらと…)。
> (それでSDさんにご迷惑をかけてしまったのであれば申し訳ない)。
リンク先でも、
> 案の定、ご迷惑をおかけしてしまったようで…
とのことですが、
しかし、ネットに出している以上、あっていいことのはずではないかと。
こっそりやっているわけではなく、トラックバックもなさっているわけで。
SDさんの研究者としてのご活躍は私も存じていますが、
それはそれとして、
そんなに遠慮しなくても、と思うのですが…。
何かいつものテイストと違う。
と指摘されてしまいました。
で、私も書いていていつもとテイストが違うなぁというのは感じていました。このテイストの違いというのはどこから来ているのかと考えてみました。その結果、これは私の
研究者コンプレックス
というのが影響しているのではないかという考えに至りました。このブログのタイトルの下の説明を読んでいただければわかるように、私は一応臨床現場で働いてはいますが、自分のことは研究者だと思っていますし、何度も述べてきたように、臨床家には研究者としての能力・素養が必要だと考えています。
ただ、そうやって研究者を自認しているわりには、業績はゴニョゴニョですし、大学院もドロップアウトしてます…一応自分なりにやってはいるんですけどね。で、そんな私にとっては、学生さんと言えどもちゃんと博士論文を書こうとしている人というのは、それだけで尊敬に値します。
でSDさんですが、昨日のエントリでも述べたように彼の論文は参考にさせていただいていますし、実はリアルでの彼に対する肯定的評価ってのもたまに聞いてます。そんなこともあって、結構前から彼のブログは読ませていただいていたんですが、思いの他ツッコミどころが多かったんですよね。
もちろん、私もそうですがブログで書く文章なんて、基本的にはしっかり考え抜かれて推敲されたものよりも、勢いで書く文章の方が多いと思います(その点、デスマさんの文章はかなりしっかりしていると思います。マジで)。まあそれをふまえた上で、ずっとつっこみたいなぁと思っていたところで、今回の引用元となったエントリを発見し、昨日のエントリへとつながったわけです。
で、デスマさんからご指摘受けた「ご迷惑をかけて申し訳ない」という部分は、前述のように私の研究者コンプレックスから出てきてます。普段だったらバッサバッサ切っちゃうところなんでしょうけど…
あと彼が実名を出しているというあたりも、結構難しいところだと思っています。「実名を出した上で書いている文章だから、それくらいの責任は負って当然」ってのはあると思いますが、こっちが匿名な分、「負い目」というのではないですが、やりづらさを感じるのです(それは某tさんに一番最初にツッコミを入れた時にも感じました)。
実名出しているエセ臨床家であれば、全然問題なく攻撃できるのになぁ。やはりこの辺も私の研究者コンプレックスの現れなのでしょう。
まあ、そんなわけでデスマさんがおっしゃった
SDさんの研究者としてのご活躍は私も存じていますが、
それはそれとして、
そんなに遠慮しなくても、と思うのですが…。
の「それはそれとして」ってことが出来なかったのですよ。
なんかわかりにくい文章になってしまいましたが、そんな感じでございます(なんだかまたツッコミどころ満載のような希ガス)。
この記事を読んで(・∀・)22!!と思ったらクリックを!→人気Blogランキング
- Newer: 国家資格化および反対諸団体に関するまとめ
- Older: 本日の自己破壊的ダイエット@050726
コメント (Close):8
- urugi 05-07-27 (水) 17:04
-
個人意見で、正しいとか正しくないとかではまったくないのですが、
礼節をわきまえてらっしゃって、わたしは感心しました。
ネットとはいえ対人関係なのですから、
礼儀を欠いた書き込みを「臨床心理士」という名を出して行うのは、
まちがいなく「臨床心理士」全体の株を下げますよね。。。
(「その程度の社会的スキルしかない人たち」という過度の一般化のため)
なので、(SDさんや臨床心理士全体のイメージを考慮されてるんだな)と感じ、とても好感が持てました。
ネットだからといって、土足で上がっていいと考えている方は、
「自分の考えは正しく、それを広めるべき」という信念にとらわれているのではないでしょうか? 価値観や思想に普遍的な正誤なんてないのに。 - 臨床心理士デスマ 05-07-27 (水) 18:55
-
>urugiさん
しかし、こういう褒められ方をするのは、
ロテ職人さんの本意ではないと思います。
ロテ職人さんは、
「ネット上で人を罵倒するのもテクニックのひとつであり、やってもかまわない、
また、臨床心理士に対する過度の一般化については、
一般化をしてしまう側の責任であり、そこまで面倒見切れない。
ネット上でも心理士らしい発言を求めるのは、我々に対する差別・偏見だ。」
というお考えの持ち主なのですが\\\。 - ロテ職人 05-07-27 (水) 19:09
-
>urugiさん
お褒めいただきありがとうございます。
…と感謝の言葉を述べておいて何なのですが
デスマさんがおっしゃる通り、そういった褒められ方は不本意だったりします。
> 礼儀を欠いた書き込みを「臨床心理士」という名を出して行うのは、
> まちがいなく「臨床心理士」全体の株を下げますよね。。。
というのは、urugiさんはそう思うのでしょうが
そうは思わない人もいるかもしれません。
でurugiさんは
> 「自分の考えは正しく、それを広めるべき」という信念にとらわれている
からこそ礼儀を欠いた書き込みを嫌うわけですよね。
私は
> 価値観や思想に普遍的な正誤なんてない
と思っているからこそ「罵倒してもかまわない」と思いますし
色々な意見を戦わせることに意味があると思っています。
様々な価値観・思想の芽をつぶさないためにも
様々な形で書き込みする自由があるべきだと思うのですよ。 - 臨床心理士デスマ 05-07-27 (水) 19:35
-
また、「価値観や思想に普遍的な正誤なんてないのに。」というような考えについても、
「たしかに、普遍的な真理にたどりつくことは困難もしくは不可能だが、
しかし、そういう価値相対主義的な考えを持ち出すのは、健全な議論の妨げになる。」
という考えだと思うのですが。
これらについては、私もまったく同感です。
例えば、ここ(↓)を参照してください。
「臨床実践に携わる人間がネットで発言するということ」
http://blog.livedoor.jp/rotemeister/archives/28428840.html - 臨床心理士デスマ 05-07-27 (水) 19:39
-
また、私が今回「いつものテイストと違う」と書いたのは、
そのはずのロテ職人さんが、いつもと異なり、
SDさんに対しては、「バッサバッサ切って」なかったからのです。
おっと、ロテさん、入れ違い。 - 臨床心理士デスマ 05-07-27 (水) 22:14
-
私は別に、自分の考えがすべて正しいとも思ってないですよ。
ただ、幾分かの妥当性はあると思ってますが。
もし私の考えに不備やおかしな点、拡張できる可能性があるなら、
それが見つかれば、それはとてもよいことだと思います。
…というか、私の考えに、有効な反論を与えてくれる人を探しているのですよ。
それがなければ、自分にとってのメリットがあまりないですからね。 - ロテ職人 05-07-27 (水) 23:41
-
>デスマさん
> …というか、私の考えに、有効な反論を与えてくれる人を探しているのですよ。
そぉぉぉぉなんですよねぇぇぇぇ!(力強く)
表現はどうあれ、論理的に破綻していない妥当な意見であれば
私もいくらでも聞きたいと思うのですよ。自分のために。
表現の仕方が悪いのは(「アフォ」とかね)話を聞いてもらえないから
もったいないって意見もたまにありますけど
もったいないのはそういう表現にこだわって話を聞かない方だと思うのですよ。 - 臨床心理士デスマのつぶやきBlog 05-08-13 (土) 4:04
-
医療領域限定での国家資格化への危惧
最近できたブログ「心理職の国家資格化実現検討委員会」のエントリ「『医療限定』国家資格?」、「必要なふたつのこと」および、「全心協に言いたいこと」を読んで。他領域(医療以外の領域)での現職の一人として、医療領域限定で心理職の国家資格化がなされた場合の危惧を
>デスマさん
> …というか、私の考えに、有効な反論を与えてくれる人を探しているのですよ。
そぉぉぉぉなんですよねぇぇぇぇ!(力強く)
表現はどうあれ、論理的に破綻していない妥当な意見であれば
私もいくらでも聞きたいと思うのですよ。自分のために。
表現の仕方が悪いのは(「アフォ」とかね)話を聞いてもらえないから
もったいないって意見もたまにありますけど
もったいないのはそういう表現にこだわって話を聞かない方だと思うのですよ。














