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改めて医療系心理職の国家資格…というか医療心理師(仮)について考えてみる

※まず最初にこれだけは知っておいていただきたいこと。私は別に臨床心理士の国家資格化推進派でも医療心理師否定派でもありません。私は現行の臨床心理士制度の理念には賛成ですが、現状を考えると臨床心理士資格なんて糞みたいなもんだと思っております。
ロテ職人が望むのは「より質の高い心理職養成に繋がる資格制度」であるということを念頭において以下を読んでいただけたらと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こっから本題。
つなでさんのブログ、心理職の国家資格化実現検討委員会の11/6のエントリ、医療心理師推進派の主張・まとめで、医療心理師推進派の意見がわかりやすくまとめられていますよ。
その中でつなでさんはこう述べられています。

医療・保健領域の心理的援助に、多大なニーズがあるということは、異論の余地はないものと考えます。傷病者のケアを責任持ってやりたいという主張は、もっともなことだと私は思います。

後半については同意です。専門職としての技量を一定に保つためにはそれ相応の教育・研修プログラムは必要であり、それには社会的・経済的な安定が必要不可欠です。それを支える重要な手段が国家資格化であるというのは妥当な意見だと思います。
ただ「医療・保健領域の心理的援助に多大なニーズがある」というのは本当なのでしょうか?


医療心理師推進派の人はお題目のように「多大なニーズ」という主張をしています。確かに政治的観点からすれば、それもわからないではありません。
「多大なニーズ」があるのであれば、それに見合うだけの養成機関が必要になります。で、試案の段階ではその養成課程では基礎系の心理学が重視されていたようですので(このこと自体は私も良いことだと思います)、養成機関の充実のためには臨床系教員のバブル的な状況を苦々しく思っていた基礎系の研究者の就職先の確保がなされるでしょう。
こう考えると医療心理師推進派は反臨床心理士勢力を取り込むことができ、数の上では、つまり政治的な力としては臨床心理士推進派に対抗できる力を持つ→(?・3?…と。
…というのは半分は憶測も入っていますが、「多大なニーズ」を主張する陰にはこういったことがある可能性は否定できないですよね。また、「多大なニーズ」→国家資格化が必要!という単純な論法も成り立ちます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
で、医療心理師推進派の人に一つ質問があるのです。
「多大なニーズ」を主張されるのは結構なことなのですが、では具体的にどれくらいの(量的な)ニーズがあり、その(量的・質的)ニーズを満たすにはどのような養成課程が必要になるとお考えなのでしょうか?その根拠も踏まえてお教えいただきたいのです。
…という質問は実は3/2のエントリ、【市場調査】本当に医療系心理職の需要は高いのか?【してる?】 で述べていることと全く一緒だったりします。
コピペしますと…

結局、今、恵まれてない立場にある現職に対する救済措置の域を出ないんじゃないのかという気がするんですけどね。医療心理師って資格は。ほんと改めて教えてください偉い人。医療心理師についてはどの程度の市場調査をされているのでしょうか?もし調査をした上で需要があると言っているのであれば、そのソースを教えてくださるとロテ職人感激でございます。

ということになりますよ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
臨床心理士の指定大学院の現状を見ると、どれだけ「なりたい人」が多いかはすぐにわかります。今でもこの仕事で食っていくのが大変な人は少なくないのに、資格保持者はどんどん増えていくばかりです。
「国家資格化がなされれば(医療・保健領域では)保険点数が算定される→不採算部門の汚名返上→(?・3?」
と考えている人もいるかもしれませんが、障害者自立支援法案を見てもわかるように、国が財政を切りつめようとしている中でそう簡単にいくでしょうか?
以前「医療心理師1万人計画」という言葉をどっかで聞きましたし、このブログでも取り上げましたが、1万人で済むんですか?これでも充分多いと思うのですが、「なりたい人」の数を考えると(そしてその背景にある様々な政治的思惑を考えると)、下手したら数年でその数は達成してしまうような気がするのです。
国家資格化は大変結構なことです。それなりにニーズもあると思います(「多大な」かどうかは甚だ疑問ですが)。ただ、「資格は取ったけど食えません」という人が出るような事態が生じたとしたら、結局、心理職の質の向上には繋がらないのではないかと思うのです。
改めて皆様からのご意見、おうかがいしたいところでございます。

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コメント (Close):4

メルボルンでこつこつとやる 05-11-22 (火) 16:12

[オーストラリア心理学事情]オーストラリアにおける心理学の資格

日本では,ネット上で見る限り,臨床心理士や医療心理師に関する資格問題がこの間までだいぶ盛り上がっていました.先月あたりは臨床心理士の資格試験に関してもいろいろあったようです. そういうのを脇目に見ながら,オーストラリアではどうなっているのかなあと漠然と考…
>しゅうさん
> 医療系だけでなく、養護施設や児相、発達系などの
> 子どもに関わる人も予防接種は必須です。
> 別に我々が罹ったところで死ぬわけないですけど、
> 子どもが罹ったら死ぬ可能性もあるわけですからね。
ですよねぇ。
だそうですよ>takashiさん
>デスマさん
スルーされていたのをめざとく見つけていただきありがとうございますた。

ゴキブリデスマのつぶやきBlog 05-12-01 (木) 12:51

やはり「基準の合理性」が大事では?

何か制度ができてそこそこ動き始めれば、
そこに人とお金がある程度集まるのは、当たり前だと思うのですよね。
もしそれを「利権」というのなら、世の中はほとんどすべて「利権」だ
>しゅうさん
> 医療系だけでなく、養護施設や児相、発達系などの
> 子どもに関わる人も予防接種は必須です。
> 別に我々が罹ったところで死ぬわけないですけど、
> 子どもが罹ったら死ぬ可能性もあるわけですからね。
ですよねぇ。
だそうですよ>takashiさん
>デスマさん
スルーされていたのをめざとく見つけていただきありがとうございますた。

ゴキブリデスマのつぶやきBlog 05-12-01 (木) 12:51

国家資格と「不公平」

つなでさんのブログ「心理職の国家資格化実現検討委員会」のエントリ
「認定臨床心理士の『利権』の噂について」のコメント欄における、
tanomonさんのご発言。まぁ、利権のような問題???? 
>しゅうさん
> 医療系だけでなく、養護施設や児相、発達系などの
> 子どもに関わる人も予防接種は必須です。
> 別に我々が罹ったところで死ぬわけないですけど、
> 子どもが罹ったら死ぬ可能性もあるわけですからね。
ですよねぇ。
だそうですよ>takashiさん
>デスマさん
スルーされていたのをめざとく見つけていただきありがとうございますた。

ゴキブリデスマのつぶやきBlog 05-12-01 (木) 12:52

スーパービジョンは「利権」?

つなでさんのブログ「心理職の国家資格化実現検討委員会」のエントリ
「認定臨床心理士の『利権』の噂について」のコメント欄において、
次のようなアド仙人さんとつなでさんのやり??????
>しゅうさん
> 医療系だけでなく、養護施設や児相、発達系などの
> 子どもに関わる人も予防接種は必須です。
> 別に我々が罹ったところで死ぬわけないですけど、
> 子どもが罹ったら死ぬ可能性もあるわけですからね。
ですよねぇ。
だそうですよ>takashiさん
>デスマさん
スルーされていたのをめざとく見つけていただきありがとうございますた。

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