- 2005-11-24 (木) 12:45
- 精神科リハビリテーション
最近、ちょっとSSTに凝っている私です。
SSTとは…
“Social Skills Training”の略で、「社会生活技能訓練」や「生活技能訓練」などと呼ばれています。小児の分野では「社会的スキル訓練」とも呼ばれます。SSTは認知行動療法の1つに位置づけられる新しい治療方法で、対人関係を中心とする社会生活技能のほか、服薬自己管理・症状自己管理などの疾病の自己管理技能、身辺自立(ADL)に関わる日常生活技能を高める方法が開発されています。近年わが国でもその効果が認められ、1994年4月には「入院生活技能訓練療法」として診療報酬にも組み込まれました。現在では、医療機関や各種の社会復帰施設、作業所、矯正施設など多くの施設で実践されています。精神障害をもつ人たちの自己対処能力を高め(エンパワメント)、自立を支援するために、この方法が広く活用されることが期待されています。
(SST普及協会ホームページより)
自分自身、Social Skillが備わっているのかどうか微妙なところだったりしますので、セッションに参加していると非常に勉強になるのですよね。
そんなSST関連の学会が明日から開催されます。
第10回 SST学術集会 in福島
精神科リハビリテーションカテゴリの過去ログでも何度か触れていますが、SSTは医師・看護師・PSW・OTなど様々な職種の人が関わっており、学術集会も他職種の参加があります。
割と心理職ばっかり or 精神科医+心理職がほとんどな学会が多い中で結構新鮮なんじゃないかと思いますよ。
興味のある方はご参加くださいませ。
ついでに前にもご紹介しましたが、SST関連本を再度ご紹介。
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3/14 【ベラック方式】わかりやすいSSTステップアップガイド【だけじゃなく】
7/17 改訂新版 わかりやすいSSTステップガイド
詳しくは過去ログの方を見ていただければわかると思いますが、著者のベラック氏は米国の心理学界・臨床心理学界の重鎮であり、そうした方がSSTの研究・実践の中心人物であるというのは、やはり認知行動療法が全盛期にあることの象徴なのかもしれません。
ついでに「SSTって何?」「SSTってどんな風に役に立つの?」という方はこちらなんかどうでしょう?
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具体的な事例を元に、どのようにSSTを活用すべきかがわかりやすく書かれております。これを読めばどんなことをするのか、イメージはつかみやすいかもしれません。
何かのご参考になれば幸いです。
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コメント (Close):20
- aenigma 05-11-25 (金) 0:53
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SSTは結構やっている施設があるようですね。
おっしゃるようにいろんな職種が関われるのも新鮮だと思いますし、うまく利用すれば参加者にとってとても有効だろうと思います(わたし自身はゲストで参加したことがあるだけなんですが)。
と言いつつ自分にとって目下興味があるのは集団精神療法です。ロテ職人さんのところではなさっているでしょうか。集団精神療法と言ってもいろいろな学派があるようですが、わたしはビオンの流れを汲む、basic assumption 理論に基づいた、対象関係論的な見方を学びたいと思っています。 - aenigma 05-11-25 (金) 1:06
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(投稿したはずなのになぜか消えてしまっていたので再度トライ)
SSTは結構やっているところがあるようですね。
おっしゃるようにいろいろな職種が関われるところが新鮮ですし、うまく利用すれば参加者にとってとても効果的にはたらくものだろうと思います(わたし自身はゲストとして参加したことがあるだけですが)
と言いつつ目下の自分にとっての関心事は集団精神療法です。ロテ職人さんのところではなさっているでしょうか。
集団精神療法と言ってもいろいろな学派があるようですが、わたしはビオンの流れを汲む basic assumption 理論に基づいた対象関係論的な見方を学びたいと思っています。 - aenigma 05-11-25 (金) 1:08
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すみません、重複投稿になってしまったので削除して下さいませm(_ _)m
- ちーすけ 05-11-25 (金) 7:34
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とおりすがりのものですが。
うちの病院では私が就職する前から行われていたそうです。うちの方では看護師が行っています。
SSTは患者さんには有効と思ってます。私も2年前担当になって、したことがありますけど、結構難しいですね。研修とかにも行ったけど、自分がリーダーするときは悩みます^^;
急性期の方にはスムーズにいくけど、慢性期のひとにはどう勧めていけば良いのか難しいですね。あと、リピーターが多くなると、テーマがなくなってくるのが難しいですね。
- すえぞう 05-11-25 (金) 10:56
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某島国でSST研究会の事務局をやって(やらされて?)いるすえぞうがきましたよ.
現在は師匠と某先生からしきりに「認定講師をとりなさい」とプッシュされたりしています.
さて,ロテさんのおっしゃるとおり,SST学術集会はDr.Ns,PSW,OT,CPなどなど,多彩な顔ぶれが(患者さんが参加する(べてるの家とか)こともありますが・・・)集まる集会ですよね.地方研究会でもそんな感じです.
これまでは,慢性期の患者さんにってイメージが強かったですが,最近は急性期病棟でも行われたりしています(ただし,退院支援の一環ですが・・・).慢性期の患者さんに対しては,なかなか効果が表に出てこない(という意見が多い)らしいので,慢性期への働きかけよりも急性期に・・ってなってしまうのでしょうか. - すえぞう 05-11-25 (金) 11:11
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(続き)
私は,主に精神科デイケアでSSTを行っているのですが,他にも発達障害の方や社会不安障害・対人恐怖の方にも(こちらは個別で)SSTをやったりしています.本当は対人恐怖の方にはグループでセッションしたいのですが,残念ながら今のところは個別セッションのみです.
SSTを進めていく上で実は認知情報処理理論の
入力(刺激)ー処理(ラベル付け・解釈)ー出力(情動・行動)
というモデルはすごく大切になります.
これに基づいてアセスメントをすると,患者さんの具体的なスキルの偏りがわかってくるからです. - すえぞう 05-11-25 (金) 11:11
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(さらに続き)
急性期の患者さんの場合は,処理や出力が問題になりやすいんですね.これは比較的目に見えるものだから,とても効果がでやすい.
それと比べて慢性期の患者さんの場合は,そもそも情報の入力に問題があるかもしれない.具体的にいうと,「どこがよかったですか?」といった質問にたいして,どこに視点を向ければいいのかがわからないかもしれないんですね.そこで,あらかじめ選択肢を用意して(例えば,声,表情,身振り手振り,などをカードで作っておいて,どれかを挙げてもらうなど)あげることで,何を見ればいいかを常に意識してもらえたりするようになります.
プログラムの問題はなかなか大変で・・・僕も新しいプログラムを作ってモジュールに出来るようにとがんばってますが・・・なかなかうまくいきません・・・
でも,SST大好きです.がんばっていきましょう!!
連続投稿すみません・・・ - すちゃらか 05-11-25 (金) 11:31
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若い頃はSSTに意味があると思ってデータ取ったりしてましたなあ。
結論としていえば「SSTに積極的に参加する人は、そもそも治療に積極的に参加する人であり、そういう人はそうでない人よりも治りが良い」ぐらいなもんです。
つまり結局効果はなかったですw
大人になってエビデンスなどを紐解くようになると、結局そこにも大した効果がありはしないという残念な結果です。 - ライオンハート 05-11-25 (金) 21:17
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うちの病院でもSSTはやっています。
SSTのセッションでは患者さんのいろいろな側面を見ることができて新鮮ですよね。特に慢性期の患者さんの場合、普段の病棟生活とは異なるスキルを発揮したりして。
ところで、皆さんの施設ではSSTを実施した場合、点数の請求はどうしていますか?
基本通り?に「入院生活技能訓練」ですか?確か「入院生活技能訓練」だと100or70点だったかと思いますが(間違っていたらすみません)。
OTさんが参加すれば「作業療法」220点で請求しているのでしょうけど。 - ロテ職人 05-11-28 (月) 7:38
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>aenigmaさん
コメントありがとうございます。
集団精神療法も面白いですよね…とか言いつつ、私もそんなに深く関わっているわけではないのですが…
SSTもそうですが「グループの力」というのは非常に大きいと思うのですよね。治療の中でその力に助けられているなぁと思うことはしばしばありますし、それをうまく利用できたら良いなぁと日々考えておりますよ。 - ロテ職人 05-11-28 (月) 7:43
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>ちーすけさん
初めまして。コメントありがとうございます。
> 急性期の方にはスムーズにいくけど、慢性期のひとには
> どう勧めていけば良いのか難しいですね。
私の個人的な意見ですが(てかすえぞうさんのおっしゃっていることとも関連しますが)その辺はアセスメント次第だと思うのですよね。
慢性期の患者さんだって、日々の生活の中で不満だったり希望だったりは当然あるわけで、その辺も含めた詳細なアセスメントを行っていけば、割と乗りやすいのではないかと思います。
そして、そのアセスメントということこそ、心理職の腕の見せ所なのではないかと思ったり。しっかりアセスメントしていれば、課題も明確になるので
> あと、リピーターが多くなると、
> テーマがなくなってくるのが難しいですね。
ということも比較的少なくなるのではないでしょうか? - ロテ職人 05-11-28 (月) 7:47
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>すえぞうさん
詳細なコメントありがとうございます。
> SSTを進めていく上で実は認知情報処理理論の
> 入力(刺激)ー処理(ラベル付け・解釈)ー出力(情動・行動)
> というモデルはすごく大切になります.
> これに基づいてアセスメントをすると,
> 患者さんの具体的なスキルの偏りがわかってくるからです.
…となると、やはり認知機能のアセスメントは必須になってくると思います(てか、すえぞうさんがおっしゃっていることそのまんまですね)。
で、私としてはそこで情動ということも無視できないと思っております。
SSTの中での集団療法的要素を実は意識せずに扱っている部分もあるんじゃないかと思ったりします。 - ロテ職人 05-11-28 (月) 7:48
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>すえぞうさん
細かい技法はそれこそ山のようにあると思いますので、またそのうちにご教授いただけたらと思いますよ。 - ロテ職人 05-11-28 (月) 7:54
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>ライオンハートさん
コメントありがとうございます。
http://www.jasst.net/WhatIsImbursementOfSST.htm
に入院生活技能訓練療法の要綱が記載されております。
現実的には「(7) 入院生活技能訓練療法と同一日に行う他の精神科専門療法は、別に算定できない。」ということで、診療報酬は他の精神療法でとった方が断然お得なわけですが、個人的な意見としては「臨床心理技術者」の関わる業務が「診療報酬に組み込まれていること」が実は重要だったりするのではないかと思います。 - ロテ職人 05-11-28 (月) 7:58
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>すちゃらかさん
> つまり結局効果はなかったですw
まあほら、それは「すちゃらかさん(またはすちゃらかさんの周囲の人)がやるSSTが(中略)」なだけかもしれないですよね。
> 「SSTに積極的に参加する人は、そもそも治療に
> 積極的に参加する人であり、そういう人は
> そうでない人よりも治りが良い」ぐらいなもんです。
参加者のモチベーションを高めることも一つの技術だと思いますがいかがでしょうかねえ?てか「そうでない人よりも治りが良い」くらいでもやらないよりはやった方が良いのではないかと思いますが。
他のコメディカルスタッフとも仲良くなれるしw - すちゃらか 05-12-05 (月) 0:16
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まあRCT見ても治療成績はぱっとしないけどね。SADにちょろっと効くか効かんか怪しい程度でしょうか。
なんでSSTが有効でないのかは、普及委員会のえらいさん2,3人と話して、個人的に納得してます。 - ロテ職人 05-12-06 (火) 7:54
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>すちゃらかさん
そんなすちゃらかさんは何教の信者なのかが気になる今日この頃。
使えるコマは出来るだけ多く持っておいた方がいいって感じはしますけど… - すちゃらか 05-12-06 (火) 17:21
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まあでも、SST使わないこともないんですけど。
ある特定の困難な対人場面をクリアすべき際にSSTでリハーサルしておくのはええ感じに思います。
また周囲がソーシャルスキルを奨励する特別な環境を作り上げているとき、SSTは有効かなとも思います。
私は長らく医療&エビデンス系の宗教に入っていましたが、最近頚木が外れつつあります。 - 試稿錯誤 07-01-11 (木) 20:38
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患者から見たリハビリテーション医学の理念: 多田富雄の闘い
雑誌現代思想11月号、特集=リハビリテーション、に
多田富雄が、8頁の文章を… - 湊川有栖 07-01-21 (日) 21:03
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こんにちわ。精神科医師してます。
精神科リハビリテーション学会を検索したら
出てきまして。訪問させていただきました。
今年の精神科リハビリテーション学会は
どちらで開かれるかご存知ですか。
あれは面白いです。大阪府立大学で行った時
安西先生が観客でリュックで隣に
立っていらしたのには緊張しました。
どこでするのかなあと。
ご存知でしたらお教えください。
SSTは大好きですが実際はタッチできず。
学術集会が面白い。スーパーバイズ。
東京での2日間の初級リーダー講習会に
自腹で参加して資格は一応とってます。
頑張ってくださいまし。

















