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そこが一番知りたいところなのですが…>日本オンラインカウンセリング協会様

メールカウンセリングやネットカウンセリングについてはこれまでも何度か触れてきました。未読の方はまず過去ログをどーぞ。
過去ログ:
本日の(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル (((( @mixi@050630(05/06/30)
メールカウンセリングやチャットカウンセリング(05/07/15)
ネットカウンセリングについて改めてまとめてみる(05/12/20)
過去ログを読んでいただければご理解いただけるかと思いますが、私はネットカウンセリングの有効性に関しては疑問を抱いております。有効な場合もないわけではないと思いますが、それは「いのちの電話」などのような緊急で危機介入が必要であるという限定された状況においてであり、基本的には対面でのカウンセリング・心理療法に繋げるための一手段にならざるを得ないのではないかと考えてます。
で、そんな考えを持っている私が最近こんな団体を見つけました。私が不勉強で知らなかっただけかもしれませんが、こんな団体があるとは知りませんでした。
日本オンラインカウンセリング協会


一瞬怪しげな団体なのかな?とも思いましたが、例えばメールカウンセラー養成講座の受講資格などを見てみると

パソコン操作可能/申し込み現在、メールアドレスをお持ちの方で以下の条件を満たす方
1、臨床心理士    2、精神保健福祉士    3、産業カウンセラー
4、社会福祉士    5、心理系大学院修了者  6、医師
7、相談機関等で相談実績5年以上の方
注:1~6の資格を保有せず、7でお申し込みの方は職務経歴書の送付が必要となります

とあり、一応の専門性は保たれているようです。あくまでも「一応」ですよ。「これらの資格を持っている=能力が高い」ということではないですから。
で、カウンセリングを狭義の「心理カウンセリング」に限定しないとしたら、確かに「オンラインカウンセリングもありなのかな…」と思えなくもありません。福祉系の分野なんかだと具体的なアドバイスの方が有効な場合は多いでしょうし。
この団体は倫理規定もそれなりにしっかりしております。
オンラインカウンセリングサービスに関する倫理規定(pdfファイル)
上記倫理規定の(手続き一般)のところを見ると

 一般に、カウンセラーはオンラインカウンセリングサービスを提供する場合、基本的に対面サービスと同じ手続きに従う必要があります。

うん。それはそうでしょうね(…でもそれでオンラインカウンセリングの利点(と利用者が考えている点)が損なわれる場合もあるかもしれないけど)

第6条 能力の範囲
 カウンセラーは自己能力の範囲内でカウンセリングサービスを提供する必要があります。対面サービスで扱えない内容に関しては、オンラインサービスで扱ってはなりません。

全くその通りです。もっと言えば「対面サービスで扱える内容でもオンラインサービスでは扱えない可能性があります」と付け加えて欲しいところ。
で、問題はそれなりの能力のある人なら「自分が扱える問題か否か」の妥当なアセスメントが可能だと思うのですが、能力のない人はそれがわからないのではないかと思うですよ。この辺りどうなんでしょうかね?
そして一番問題なのが次です。

第8条 アセスメント
 カウンセラーは、オンラインカウンセリングサービスを提供する前に、十分にクライエントに対して必要なアセスメントを行う必要があります。

ここですよ!ここ!
「十分に」クライエントに対して「必要な」アセスメントが「オンラインで可能なのか?」ということですよ!
私は過去ログで

■対面で行うのに比べてアセスメントの精度は極端に低くならざるを得ないため、継続したカウンセリング・心理療法は不可能である(病態水準の評価を誤った場合、統合失調症の方に延々と効果のないカウンセリングを続ける・不用意な一言が自殺・自称行為を誘発する…といった最悪のケースも考えられる)

と書きましたが、アセスメントを主な生業とする私としては「十分に必要なアセスメント」ってのは結局対面でしかできないと思うのですがねぇ…「必要だ」と判断したら対面で…ってことにするんでしょうかね。
現代のエスプリでこんなのが出ているらしく…

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一回ちゃんと読んでみて、改めて批判した方が良いのではないかと思えてきました。
皆さんのご意見もお聞かせ下さいませ。

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