- 2006-02-20 (月) 8:00
- 臨床心理学
おはようございます。「自称カウンセラー」のロテ職人です(嘘。私は「カウンセラー」と自称したことないです…多分)。
若干古いのですが、こんな記事を見つけましたよ。
巷に増殖中!? 「心理カウンセラー」のなりかたとは? | Excite エキサイト : ニュース
ところどころコピペしてみてみましょうか。
実は友人にも「心理カウンセラー」を勉強中の人が何人かいるのだが、実際、どうやってなるもんなのか。また、心理カウンセラーがして良いのはどこまでで、何をしちゃダメなのか。
日本心理カウンセラー学院の広報担当者に聞いてみた。
ほう。そこでそういう方に聞きますか。
「実は、『心理カウンセラー』というのは、国家資格がないんです。だから、極端に言うと、『カウンセラー』と自分で言ってしまったら、その日から『カウンセラー』なんです」
その通りっすね。
「いちばん近いのは『臨床心理士』ですけど、ただ、これもやはり国家資格ではなく、一種は大学院で単位をとり、試験に通れば認定されるもの。また、二種は単位をとって実習を受け、試験に通ればなれるんですよ」
…「1年間の実務経験」は「実習」なのでしょうか?何か微妙に間違っている気が…
これを認定するのは「臨床心理士会」で、臨床心理士になった人は、不登校の生徒のケアなどをする「スクールカウンセラー」や、災害時のボランティア、病院・クリニックでの勤務をする人が多いそうだ。
…認定するのは「(財)日本臨床心理士資格認定協会」ですよね?これは明らかに間違ってますわな。
SCの仕事ってのは不登校の生徒のケアだけじゃないし、あと災害時のボランティアって何ですか?災害時に派遣される臨床心理士資格保持者ってボランティアなのか?初耳です。私の知っているケースで災害時に派遣された人たちは、少なくとも日当をもらっていたはずなのですが…。
「民間の学校などでも資格の認定は出せちゃうんですよ。ウチの場合、1年ぐらい勉強をして単位をとり、試験に合格すれば認定しています」
そうですね。妄毛先生もそうおっしゃってます。
「それだけに、立場を悪用するような事件が起きると、非常に腹立たしいです。『カウンセリング』は使い方を間違えると武器になりますから。人間性・モラルが非常に大事ですし、プロとしてとか、仲間としてやる程度にかかわらず『守秘義務』はいちばん重要です!」
「人間性」キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!!
いや、モラルは当然大事ですが、それはどんな仕事でもそうでしょう。で、このブログでは何度も何度も何度も何度も言っていることですが、性格的に問題があったとしても、臨床家自身がある程度の自己理解をし、その問題が臨床上悪影響を及ぼさないのならば、何も問題ないのでは?そしてそのためにトレーニングが必要だし、高い技術が必要になるんじゃないですか?
あと「仲間としてやる」ってどういうことですか?ピアカウンセリングのこと?その他に「プロとして」って言うのがあるのを見ると、それはお金を取らないってことですかね?…うーん、わかりまへん。
日本心理カウンセラー学院は創業3年だが、まだ卒業生の中から「心理カウンセラー」として開業できたのは5人程度。施設などでカウンセリングの仕事をしたい場合も、まずボランティアをするとか、自分で努力し、アピールすることが大切だそうだ。
それでも5人も開業してるんだ…ふーん。何人中の5人なのかが気になるところ。
で、また「ボランティア」ですか…別にボランティアがいけないとは言いませんが、ちゃんと能力があるのなら、ボランティアの前に他にすることがあるような…。
…よくこんなツッコミどころ満載の記事でこの企業が名前を出すことをOKしましたねぇ。…少なくとも事実と異なる部分に関してはExciteに修正要請を出そうかな…。
※追記
…と書いた後にこんなブログを発見。
ほっとひと息つきましょう
日本心理カウンセラー学院スタッフのポチが日常の生活をご案内。そして、ご質問やご意見にお答えしていくブログです。気ままに書き込んでください。
だそうで…
06/02/11のエントリ、日本心理カウンセラー学院 カウンセラーの誤解
では…
しかし、誤解されないでほしいのが、
カウンセラーとしての義務や制限もあるのです。
国家資格じゃないなら、何をやっても言い訳ではありません。
カウンセリングには技術も知識も経験も必要です。
人間性も大事になってくると思います。
また「人間性」ですか…「国家資格じゃないなら、何をやってもいいわけではありません」っても、別に人間性の問題ではなく基本的な職業倫理って問題だと思うんですがねぇ…。ここで言うところの「人間性」=「職業倫理」なのだとしたら、それを言い換えている意図がわかりません。誤解を生みかねない表現ですから。
エキサイトさんのコネタというところで、取材を受けお話した時、
誰でも出来るというように書かれていますが、
こちらの意図が伝わり切れず、誤解を招くような文章となりましたこと、
とても恐縮しております。
そして関係者各位にご迷惑をお掛けしたことお詫び申し上げます。
でしたら、まず事実と異なる点に関して、削除なり修正なりを求めた方が良いと思うのですが、いかがでしょうかねぇ。そのままにしておくのは、そちらの企業としての信用に関わる問題だと思うのですが。
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コメント (Close):4
- しゅう 06-02-21 (火) 7:38
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その記事は前に一度見て多少気にはなっていましたが・・・。こういういいかげんな事を言わせないためだけに限っても早急な国家資格化を望んでしまいます。
えと、別に気のきいたコメントはないですが、1点だけ。
>あと災害時のボランティアって何ですか?災害時に派遣される臨床心理士資格保持者ってボランティアなのか?初耳です。私の知っているケースで災害時に派遣された人たちは、少なくとも日当をもらっていたはずなのですが…。
日本赤十字病院から来ているのはもちろん業務の一環です。他にも日当のあるケースはあったように思いますが、「無償・手弁当」で行っているケースも多いです。県士会や臨士会派遣のものは無償も多かったはず。あと、被災地の心理士達も無償の場合がほとんど。
私も新潟に行きましたが(勝手に行ったのではなく、公的な立場で)、交通費・滞在費も自己負担で、もち無償。
当時、現地で中心的に活動していた地元の心理士チームもボランティアでしたよ(少なくとも活動当初は)。 - ポチ 06-02-21 (火) 13:48
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TBありがとうございます。
私はエキサイトさんには修正、削除依頼を出しているのですが、変更がならないままなのです。
誤解を招くような表現になりましたことお詫び申し上げます。
また、ご意見等ございましたら、宜しくお願い致します。 - まったりねこ 06-02-22 (水) 3:02
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>こういういいかげんな事を言わせないためだけに限っても早急な国家資格化を望んでしまいます。
それは理解できるけれど、国家資格化にあたっては、横断的にすると、開業の制限(限定)が難しいので、こうした人たちもおそらく全員、経過措置で受験資格が得られることになるのではないでしょうか?
そしてこの辺が一番、横断的国家資格化の頭の痛いところではないでしょうか? - デスマ 06-02-24 (金) 0:00
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>まったりねこさん
> こうした人たちもおそらく全員、経過措置で
> 受験資格が得られることになるのではないでしょうか?
もちろん形式的にはそういうことになるでしょうが…。
心理学を援助の基盤としているのかどうかが怪しい「こうした人」たちが、
受からないような試験問題にすることは、
十分に可能だと思います。
また、医療機関にも、トンデモ心理職はいるように思うのですが・・・。














