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臨床心理職(士)とボランティア その3

こうしてブログを書いていて良かったと思うことの一つに、自分がそれまで知らなかった・興味がなかった分野の知識を取り入れ、そして深めることができるということがあります。このシリーズはまさにそのパターンかと思います。
多くの方からコメント(やメール)をいただき、自分なりに調べて頭が悪いなりに一生懸命考える中で、何か気づきが得られるというのは貴重な体験だと思いますよ。
さて、気づいた方もいらっしゃるかと思いますが、このシリーズのタイトルを「臨床心理士と~」から「臨床心理職(士)と~」に変更しました。てか、いまはカリブで家族心理療法のかりぶさんが使ってらっしゃったのをパクらせていただきました。確かに資格がらみの問題というよりは専門職のあり方として重要な話であり、この方が馴染みやすいです。
で、過去ログを未読の方はまずそちらの本文・コメント欄・トラックバック元などをご参照いただけたらと思います。
過去ログ:
臨床心理職(士)とボランティア(06/02/21)
臨床心理職(士)とボランティア その2(06/02/25)


その2のコメント欄で、しゅうさんはこう書かれています。

何をもって、「専門性」とするかだと思うんですよ。
精神分析の勉強をしてきたから、精神分析的心理療法をしなければ専門性を発揮したと言わないのかといえばそうではないですよね?
時と場をわきまえて、もっともベストなことをするというのも「治療構造」をちゃんと考えて動けるという意味で、「専門性」の一つだと思います。

確かに被災地でのボランティアという危機介入の状況で悠長に精神分析的心理療法をする人なんていませんわな。
「時と場をわきまえて、もっともベストなことをする」っていうのが「専門性」なのだとしたら、別に臨床心理職じゃなくてもいいんじゃなかとも思ったのですが、「臨床心理学的理論に基づいて時と場をわきまえて、もっとベストなことをする」だったらなんとなく了解ですかね(すいません。書きながら考えているのでこういうブレに関してはご容赦願いたく)。
で、こういう話題に関する文章をどこかで読んだなぁと思っていたのですよ…個人的にこういう分野は興味がないはずなのに、どこで読んだんだろう?と考えてみて…思い出しました。
これですよ。これ↓

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私が持っているのが第何版かばれると一体いつ受験したのかがばれるので詳しくは書きませんが(まあ何度も言っていますが、私は「若造」ですよ。ええ)、その中の「臨床心理士に期待される学習課題」「臨床心理的地域援助の技法」のところにこんなことが書かれておりました。

 地域援助をすすめて行くためには、基本的には個人臨床心理学的アプローチをする際に備えておくべき知識・技術・態度はもっていなくてはならない。それと同時に地域社会の構造や組織の仕組に関する知識とそのシステム介入の技術をもたなくてはならない。

 とくに、地域援助の技術のなかで臨床心理士として備えておくべきことは、危機介入法(クライシス・インターベンション)とコンサルテーションの技術等である。

…なんかすげえ難しいことがサラリと書いてある気がしますよ。「期待される学習課題」とのことですが、全然その期待に沿えていない俺ガイル。
さらに引用

(1)危機介入法
 この方法は、地域社会で生活する対象者が、危機状況でくずした心理的バランスをできるだけ早く以前の状態にもどすことを当面の目標として考えられたものである。それ故、じっくりと腰をすえて時間をかけ自分の心の内面を分析したり検討する狭義の心理療法的なアプローチとは目的を異にしている。

まさにこれですよね!被災者の援助における臨床心理職の専門性(の一つ)は(…って理解できていなかったのは私だけ?)。

 第一に重要なのは、来談者の危機状況の把握を短時間のなかで組織的に行うことの必要性である。そのためには危機理論の知識を身につけ、危機の特徴とその構造把握が即時にできるよう訓練されている必要がある。

 第二に、上記の危機の査定の次に、具体的な危機介入が行われる。その介入にはこれまでクライエントのとっていた対処行動を検討しながら、クライエントの危機状況の意味づけや認知の仕方を転換することと、来談者の問題解決や心の支えに役立つ周りからの物的・人的資源の活用を考えて行く。後者のところに社会的支援づくりも入ってくることになる。また、資源のなかには他の専門機関や医師等との連携も入ってくる。

キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!!という感じですな(興奮しているのはお前だけだって?)。
でもなんか言葉でかけばこれだけですが、やろうと思ったら恐ろしく難しいことが書かれているような気もするんですけどねぇ…

 第三に、とくにより深刻な状況、つまり精神障害であるかどうか、または、自殺の虞があるかどうかの判断をする専門的知識と経験をしっかりもっている必要がある。

まあ、これは確かに必要ですよねぇ…
…これが「臨床心理士に期待される学習課題」ですか。
ごめん。無理です。(今の私には)
そしてこの後、「期待される学習課題」のハードルはどんどん高くなるのですが、またまた長くなってしまったので続きはまた後ほど…。

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