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で「おいしい思い」をしているのは一体誰なのか?

未読の方、まずはこの辺の過去ログ読んでくださいな。
河合隼雄の政治力って…?(06/06/19)
「おいしい思い」って何?(06/08/05)
結局、説明できないらしい(06/08/12)
臨床心理学バブルと言う言葉が聞かれて久しい昨今、とうの昔にバブルなんぞはじけ飛んでしまっているのではないかと個人的には思いますが、まだそれが続いていると思っている方もいるようで。個人的な実感としてはまーったくおいしい思いなどしてないのですがね。
そんな事実に目を向けて考えることのできないけせらんぱせらんさんに替わって、「おいしい思い」をしているのは一体誰なのか、私が考えてみますよ。


とりあえず、大学の経営側は「おいしい思い」をしているのかもしれません。学生を集めるために、人気のある臨床心理士養成課程を立ち上げるってことで。
でも、これは「おいしい思い」というよりはむしろ「生き残りに必死」と言った方がいいのかも。もちろん、中にはおいしい思いをしている大学もあるかもしれませんが、それほど多くないのでは?
・・・・・・・・・・・・
あと、スクールカウンセラーやってる人たちですね。それもキャリアも能力もあってその上でやりたくてSCやってる人ではなく、働く先がなくてSCで日銭を稼いでるような人たち。
確かにやりたい仕事はできているかもしれません。それなりに時給は高いかもしれません。でもこれは「おいしい思い」なんでしょうか?
夜の番茶の06/08/11のエントリ、心理職の二極化なんかを読んでると、到底そうは思えないのですよね。
長いですが引用しちゃいます。

最近、心理職の二極化が起こっているように思うのです。乱暴に言ってしまえば、「学ばない/学べない層」と「学び続ける層」。



前者はまさに私に電話をかけてきた子のような層。低賃金で身分も不安定で流動性が高いのが特徴です。学校臨床領域には山のようにいます。あとは、にわか仕立てで「心療内科」の看板を小児科とか内科にくっつけたような個人クリニックとかにもいますね。「難しい」ケースには全部カウンセリングをオーダーしてくるようなところ。



そういう人たちは、指定校2種の大学院あたりを一応出ているけれど、臨床経験を積めるような職場にありつけず臨床心理士受けられない。臨床心理士持っていても、心理臨床にまったく理解のない先輩や職場の中に一人放り込まれて右も左も分からない。低賃金すぎてSV受けるお金がなく、同期で寄り集まって細々と頼りない勉強会を続けている。就職先が出身校から遠く離れた地方になってしまい、情報も人脈も何もない。



こういう層にいったん「落ちて」しまうと、そこから這い上がるのは大変困難であるように思います。新卒で大企業ではなくベンチャー企業に入ってしまった若者にも近いかもしれません。きちんとした構造の中でOJTを受けられないので業界の基本知識やマナーさえ自分でいちから学ばなければならないし、それどころか、仕事場における自分の居場所や仕事の内容さえ自分で定義し、作り出していかなければならない。これは経験年数の少ない若い人たちにできることではありません。しかも雇用は1年ごとに再契約しなければならず、いつ首を切られ、失職してもおかしくない不安定な身分。

こういう「学ばない/学べない層」が「おいしい思い」をしてるのかってーと、やはりそうじゃないでしょう。長期的に見れば、そういう人たちはかなり厳しいと思います。見た目の時給が高いからと言って、「おいしい思い」してるなんて単純なことは言えないはず。
それなりに能力があってかつSCやりたい人の場合、どんなに能力・キャリアがあっても待遇は「学ばない/学べない層」と一緒。それってやっぱ「おいしい思い」じゃないですよね。
・・・・・・・・・・・・
あと考えられるのは、大学の臨床系の教員でしょうか。確かに臨床心理士の養成課程が増えると、就職口は増える。アカデミックポストを狙っている人たちにとっては、チャンスが増えるわけです…
、現状でアカポス志望の若手(私と同年代か下の年代)は、実は割と絶望的な状況だと思います。
上の方の年代、助教授や教授の年代であれば、引く手あまたですよ。ネームバリューのある先生は引っ張りだこで、そうでない人達も指定大学院のための臨床心理士の数あわせにやはり必要とされます。
ただ、指定大学院ということはつまり、大学院生の指導ができなきゃいけない。つまり、ある程度の年齢じゃなきゃいけないわけです。…と考えると、よほど優秀な人でない限り若手にはあまりお呼びがかからないのですよね。
助手や講師のポストがあっても任期期限つきだったり、あるいは上から良いように使われたり(ってのは臨床以外の分野も同じかもしれませんが)。果たしてその中からはい上がっていけるかというと、その保証はない。
…ってことは、現状で「おいしい思い」をしているのは臨床系の教員、しかも教授・助教授の世代の人達だけってことになるのではないかと思いますよ。
・・・・・・・・・・・・
…とまあこんな感じでまとめてみましたが、いかがでしょ?>皆様
皆様からのご意見おうかがいしたいところ。あ、ご意見いただける方は根拠のない非難はやめていただきたいなと思います。特にけせらんぱせらんさん
そんな感じでご意見お待ちしております。

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コメント (Close):2

START 06-08-15 (火) 0:10

結局おいしい思いをしているのはSCに行って給料2重取りの大学の先生方や本部の役員さんたちのような気が・・・。
受験で3万、合格奉納金で5万・・・・、そして研修を受けて5年ごとのポイントを稼ぐために一生資格保持者は講習費を支払ってくれるシステム。
あれだけの大金がどこでどう動いているんだろうか・・。毎年の資格試験を開催するだけでも3万×2000人以上=6000万円以上ゲット!ですからね。会場費払っても人件費払ってもまだあるよ。

ロテ職人 06-08-15 (火) 7:55

>STARTさん
> あれだけの大金がどこでどう動いているんだろうか・・。
私もずっと気になっているのですが、会計報告って出てないんですっけ?調べればどこかにあるような気もするのですが、めんどくさくて調べていません。
もし会計報告がなければいくらでも叩けるのですが、詳しい情報がないので下手なことは書けませんです。

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