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プラセボについて本気出して考えてみた

そういや昔、老健に実習に行った時、プラセボが大活躍しているのをみて「へー」と思ったもんです。
・・・・・・・・・・・・
面白そげな本のご紹介。こちら。

パワフル・プラセボ―古代の祈祷師から現代の医師までパワフル・プラセボ―古代の祈祷師から現代の医師まで
Arthur K.Shapiro Elaine Shapiro

協同医書出版社 2003-05
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2003年5月ということで、結構前に出た本のようです。
出版社のサイトから紹介文コピペ。

医療者は,治療の意味や効果をどのように明確にすることができるのか.EBM,医療倫理といった今日的な問題を読み解く最も本質的な手がかりは,医療行為とともに誕生したプラセボをめぐる議論の中にある――

医療の歴史を「プラセボ」という観点でみれば,古代から現代まで時代や社会を問わずそのほとんどはプラセボ効果の歴史であり,そのプラセボ支配に変化が訪れるのは,二重盲検など臨床試験の方法論の発展をみた実に20世紀のことである.著者はその変化の軌跡を丹念に辿り,現代医療においてプラセボを知り,その機序を解明し,プラセボ効果を制御する方途を探る必要がなぜあるのかを,緻密に検証していく.

本書は,膨大な文献研究と長年の臨床研究に基づく著者の40年余にわたるプラセボ研究の集大成であり,今日の医療にとって極めて示唆に富む一冊である.

ということで、古代の呪術から現代のEBMまで、膨大な知見に基づいて書かれたプラセボに関する本です。


目次はこちら。

第1章 医学史におけるプラセボ効果

第2章 プラセボの意味

第3章 欺瞞,信心,そして流行か

第4章 二十世紀におけるプラセボ効果

第5章 精神医学と他の心理療法(精神療法)

第6章 臨床試験の歴史

第7章 二重盲検試験の歴史

第8章 プラセボ使用,二重盲検,臨床比較試験についての倫理的論争

第9章 盲検はいかにして確保されるか,その程度とは?

第10章 プラセボ効果の予測

第11章 要約と結論

この中でも

第5章 精神医学と他の心理療法(精神療法)

というのは気になるところですよね。
エビデンスという言葉が叫ばれて久しい昨今ですが、とりあえず心理療法の効果研究くらいは網羅しておきたいところ。
非専門家の方々に「心理療法とかカウンセリングとか言ったって、結局プラセボなんじゃねーの?」と言われた時、あなたは反論できますか?
心理療法のエビデンスに興味を持っていて「余裕で反論できるっすよ」ってあなたも、効果研究なんてアウトオブ眼中で「偉い先生が言ってるんだから効果はあるの!」というあなたも、まあ読んでみてくださいな。
医療倫理の問題も個人的には興味深いところでございます。
興味のある方はどぞー。

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コメント (Close):3

ミナミノシマ 06-09-05 (火) 23:26

ん? どこに本気が出た形跡が?!(失礼♪)
こういう本こそ当たりハズレが大きいから安易に勧めず、パラパラとでも実物を見ていただいた上での感想があるといいんだろうなぁと思ったり……☆
まあ、お時間が無限にあるわけでもないから、紹介してもらうだけでも楽しく拝見してます。

ロテ職人 06-09-05 (火) 23:32

あ、すいません。タイトルは単に語呂がよかったので使ってみただけです。あんまり本気出して考えてません。
一応、現物はちゃんと見ましたよ。それこそ詳細な文献レビューがなされており、個人的には良書だと思ったのでお薦めした次第であります。

ミナミノシマ 06-09-07 (木) 22:22

> 一応、現物はちゃんと見ましたよ
失礼いたしました!
いいなぁ、こんなマイナーな本がパラパラ見られる環境におられるんですね。
うちは近くに専門書店がないから、アマゾンの「なか見検索」で見られなかったらもう買うしかない、闇鍋ショッピングです。
なのでこのページでレビューを見るのがとっても楽しみ。ロテ職人さんの一押しを見るのは、それだけで気分良いものです。
たくさんの本のレビュー大変でしょうが、これからも闇鍋組に、光を与えてくださいませ☆ 

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