拝啓 久野能弘先生

公開日: : 臨床心理学

秋の気配がいよいよ濃くなってまいりました。皆様にはますますご健勝のことと存じます。
さて、先日は先生のブログ、久野能弘の日記にて、私のことを取り上げていただき、誠にありがとうございました(参照エントリ:有り難いことにこのブログには月7500を越えるアクセスがあります。)。
すえぞうさんのブログ、末々草(すえ思う故にすえあり)の9/26のエントリ、【良い意味で】久野能弘 ロテ職人を褒める 【ワロス】にもありますように、褒められてるんだか何なんだかよくわからないところがステキでございます。

例えば、ロテ職人と言うブログでは一人の臨床心理士が世間に対して自分の意見を投げかけ、今や40万のアクセスがあるのです。わたしがロテ職人を気にいっているのは彼が名のある臨床家ではなく、並み優れた天才でもないというところです。ときには暴言も吐き、いき過ぎた言動もあるのですが、われわれは彼が発する言動の中、気にいったものは受け入れ気にいらないものは受け入れなければよいのです。このような若者(失礼!)がまだまだ数多く現れて欲しいものです。



やはり何度読んでも褒められている感じはしないのですが、取り上げていただいただけでうれしゅうございます。
確かに私は名のある臨床家でもないですし、並はずれて優れた天才でもありません。むしろ自分の臨床家としての能力は低いと思っていますし、だからと言って研究者として優れているということも全くありません。
だからこそ人一倍がんばんなきゃいけないんですよね(最近はその努力すら欠けているという話もありますが)。
私のような若輩者を褒めて(?)くださった久野先生に近づけるよう、そして追い越していけるように、日々がんばっていきたいと思っております。
今後ともよろしくお願いいたします。
ところで復刊ドットコムで、久野先生の『行動療法-医行動学講義ノート』の復刊リクエスト投票数が規定の100を超え、復刊交渉が開始されたようで、ひとまずおめでとうございます。私も微力ではありますが1票投じさせていただきました。
1日も早く復刊されることを陰ながらお祈りしております。もしこのエントリを読んで興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、是非とも復刊リクエスト投票していただきたいと思います。
秋冷えが日増しに加わります今日このごろ、お体には十分お気をつけ下さい。
敬具

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2006/10/05 | 臨床心理学

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コメント/トラックバック (7件)

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  1. 「名のある臨床家ではなく、並み優れた天才でもないというところです」=「一人の人間」
    ここが、一番のポイントかなって、うちは思いました。
    一人の人が、自分が思ったことや、感じたことを書き綴っていくことで、40万ヒットを超えるブログを創り出している。
    それは、とても素敵なことだと、うち自身も感じてます。

  2. 追伸
    うちは、文章を読んでいて「ブログ上のロテさん」と認めてはるし、気に入ってはるんやなぁって感じました。

  3. 有り難いことですね。このように世代を越えた方々と情報の交換が出来るのは!
    わたしの若い頃は学生紛争前だったので、世代を越えた人々との交流は殆ど無かったようにおもいます。ただ一方的に一部の先生に気に入っていただけると学会などで2,3会話がある程度でした。はっきり言って、35歳の頃までは論文の殆どは上の先生の名前で報告されているので、わたしの行動療法の論文が自分の名前で出たのは紛争の後のことです。本来、学習を専門とする実験屋だったのですが、大学院を出るや否や田舎の病院に追いやられ、そこで6年間をすごしました。幸いその病院の本院が医科大学となったので、大学勤務にもどったのですが、そのころの実験心理学の進歩は目覚しく、6年間の空白を埋められず、遂に臨床家としての生涯を送ってしまうことになったのです。2年で子助教授になったのですが、それから17年、万年助教授をつづけることになりました。17年というと演じ立ったこどもが大学生となり、教えた学生が早いのは教授になってしまう年月です。
    今は良い時代ですね!世代を越えた友人もできるし、なによりもPCを駆使して若い人も老人も台頭に意見を交換しあえるのです。そればかりではなく、クライエントや、保護者の方々からも貴重なご意見をどんどんいただけるのです。これからも歳を越えていろいろこの老人に尾新しい知識をお教えください!

  4. >meiyaさん
    コメントありがとうございます。
    いや、久野先生が私のことを認めてくれている、気に入ってくれているというのはわかりますよ。ただ、その表現の仕方が久野先生らしいなと思いまして(笑)。
    たしかに私みたいな人間のブログに約2万アクセス/月もあるのは分不相応な気がしないでもないですが、それこそがブログというシステムのすばらしさなんじゃないかな、と。
    読んでくださっている皆様には感謝感謝です。ほんと。

  5. >donさん
    コメントありがとうございます。
    本来であれば会話を交わすことがないような方とこうやってコミュニケーションを取ることが出来るというのは、私もすごいことだと思います。
    何よりも学派というか考え方を超えて、同じ臨床心理学徒としてお話させていだけるのが非常にうれしいです。
    今後ともよろしくお願いします。
    あと私信ですが、忙しいためメールのお返事なかなか書けずに申し訳ありません。色々と書きたいこともありますので、気長におまちいただけたらと思います。

  6. ロテさんとわたしとは基本的に臨床上のあるいは理論上の立場は全く違っています。ところが双方とも臨床心理学が心理学を基礎としていると言う点とクライエントの方々を少しでも適応的な方向に成長して頂きたいとの願いだけは同じです。
    人生の終末期に皆様方のような熱血漢と出会えたことを心から慶んでいます。
     わたしももう10年若ければ口に泡飛ばして論争できるのにととても残念におもっています。

  7. 仲間同士交流を深めることが大切です。名古屋に遣ってきて7年、月1度、地道に行動療法の研究会を中京大学で開催してきたのですが、9月にやっと行動分析の浅野歳を先生と旧交を温めることができました。突然自発的にわれわれの研究会に出席してくださったのです。先生は霊長研でチンパンジーの愛ちゃんに行動制御を始められた方で、佐藤先生のお弟子さんです。ずっと奇妙に感じていたのですが、愛知地区には世界に誇る霊長類の行動圏休がありながら、何故それが障害児教育に反映されてこなかったのか?愛知コロニーの研究所にも慶応の人たちがおられたのに全く交流のないままに年月だけが流れ、今やコロニーも崩壊の危機に面しています。
    自閉症児心因論のわが国発祥の地である愛知県には科学的な療育を受け入れない素地があったのでしょうか?歳を越え、領域を超えて交流を深めることが今後とも必要ですね


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  • 某総合病院精神科勤務の臨床心理士であり臨床心理学者(自称)。なんだかんだで2児の父。妻との仲もそれなりに良好
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