Home > 臨床心理学 > 包茎手術と精神治療(?)は違うだろ

包茎手術と精神治療(?)は違うだろ

※以下、尾籠な話題に突入する可能性大ですので、そういうのが嫌いな方はこのエントリを読まないのが吉
今話題のこちらのニュースですが…
痛いニュース(ノ∀`):【相撲】 朝青龍を診断した医師、「精神科の専門医」じゃない?…実は包茎手術界のカリスマ医師
とりあえず、マスコミやネットから得られる情報だけで「朝青龍の診断が実際のところどうなのか?」ということについて考えるのは無意味だと思いますし(仮説はいくらでも立てられますけど、検証の方法はありませんから)、そもそも私は相撲にそんなに興味がないのでぶっちゃけ朝青龍がどうなろうとも関係ないとも思っております。
どんどんドツボにはまってるなぁというのが正直な感想で、それはまあどうでもいいんです。
で、とりあえず一つ疑問なんですが、この医師には「守秘義務」って概念はないんですかね?
マスコミの前でベラベラと患者のことについて話すってのは…ひょっとしたら患者からの許可を得ているのかもしれませんが、それにしても自分がそういうことを話すことで患者が不利な立場に陥る可能性があるってことには思いが至らないのでしょうかねえ?
で、もう一つ気になったのが件の医師のこちらの言葉です(一応、報道されている内容が真実であり、これが実際にその医師から発せられた言葉であるという前提でお話します。この言葉自体がねつ造である可能性についてはとりあえず保留ってことで)。

本田医師を直撃すると、「私の中では(包茎治療も精神治療も)一緒。コンプレックスを治療する意味においては、その元を絶たねばならないので、矛盾はしない。精神保健指定医にも認定されている」と話した。

いやいやいやいや。明らかに違うでしょ?


そもそも包茎手術なんて、典型的な「コンプレックス商法」じゃないですか。
包茎手術商法 – Wikipedia
コンプレックス産業 – Wikipedia
もちろん、手術が必要なケース(生殖機能に障害がある、性交ができないようなケース)に関しては適切な処置をしていく必要がありますが、必要ではないケースでも劣等感を煽り、決して安くはない治療費を請求する…そんな「マッチポンプ」な包茎治療と精神科治療を一緒にするなんて、真面目に臨床に携わっている精神科医に対して失礼じゃないですかね?
ネット上ではこの医師の素性に関しての議論もなされているようですが…
よくまとまっているのはこちらとか→天漢日乗: 朝青龍を診察した「精神科医」は「包茎手術専門医」にして所謂ドロッポ医師?(画像はクリックすると拡大します)→自院のプロフィールにある「精神保健指定医番号」も「詐称」の疑い
気になったので医学中央雑誌で文献検索してみたところ、この医師名義のヒット数は1、それも『精神神経学雑誌』の会議録ってことですから、つまるところ学会発表が1件ってところですよね。
論文書いている=良い医者ってわけではありませんが、少なくともその程度の業績から察せられる程度の経験しかないってことですよね。精神医療に関しては。ちなみに包茎がらみの論文は1本もなかったですね。
まあ結論としては
































包茎で何が悪い!」ってことですよ!(ぇー
あの福○雅治だって包茎なんですよ!(ラジオで公言してますね)
ナ○ナイの矢部だってドリチンなんですよ!(これもラジオで公言してますね…って俺のソースはラジオだけか?)
多額の広告料のおかげでマスコミは批判できないので表沙汰になることは少ないですが、とりあえず包茎治療は(多くの場合)必要ありません。
ノーモア(不必要な)包茎治療!
ってことでよろしく?
・・・・・・・・・・
え?「お前が包茎だからそんなことを言ってるんじゃないか?」って?
いや…まあ…それは…ねぇ?
ほら「日本人男性の男性の半分以上は仮性包茎」ですから…ねぇ?
・・・・・・・・・・
とりあえず、マッチポンプの包茎治療は精神科治療とは明らかに違うと思うのであります。
朝から下ネタ失礼いたしました。でも必要な知識だと思うんですがね。

切ってはいけません! 日本人が知らない包茎の真実切ってはいけません! 日本人が知らない包茎の真実
石川 英二

新潮社 2005-09-21
売り上げランキング : 46277
おすすめ平均
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

1日1回、ポチっとクリックして順位を確認後戻ってきていただけると大変ありがたかったり学問・科学ランキング

ランキング参加中!クリックお願いします→人気ブログランキングへ にほんブログ村 科学ブログ 人文・社会科学へ

Home > 臨床心理学 > 包茎手術と精神治療(?)は違うだろ

ブログ内検索
RSS 臨床心理学ニュース
2011年売れ筋ランキング
Amazon.co.jp 経由で購入可能です

第 1 位

精神科臨床における心理アセスメント入門

津川 律子

精神科臨床における心理アセスメント入門

昨年に引き続き第1位獲得。単なる所見の書き方とは一線を画したアセスメントがらみの本。精神科臨床に携わる人だけではなく、どんな分野においても言える内容が盛りだくさんな一冊かと。筆者の豊富な臨床実践に根ざした良書という感じ。

第 2 位

発達障害とパーソナリティ障害―新たなる邂逅 (現代のエスプリ no. 527)

石川 元 (編集)

やっぱり発達障害関連本は強い。こちらは特に精神病理学の観点から語られており、興味深いです。Amazon.co.jpではプレミア価格がついてしまっているのが残念。

第 3 位

日本版WAIS‐3の解釈事例と臨床研究

藤田 和弘 (編集), 大六 一志 (編集), 山中 克夫 (編集), 前川 久男 (編集)

WAISを使う全ての人に

第 4 位

心理学の「現在」がわかるブックガイド

越智啓太(著) 徳田英次(著) 荷方邦夫(著) 望月聡(著) 服部環(著・監修)

個人的には学部生、特に1・2年の時に読んでおいて欲しい本。この中から将来に繋がる分野が見つかったりすることもあるんじゃないかと思います。もちろん一般の方や大学院生にもお勧めです

第 5 位

面接法

熊倉 伸宏

面接法

面接法の基礎が書かれている本。精神科の研修医も必携の本だったりします。非常に基礎的かつ実践的な内容でお薦めです。

第 6 位

こころの治療薬ハンドブック 第7版

山口登 (編集), 酒井隆 (編集), 宮本聖也 (編集), 吉尾隆 (編集), 諸川由美代 (編集)

こころの治療薬ハンドブック 第7版

何度でも言いますが薬の知識は必要です。てか、学校臨床専門の人も必須だと思います。院生も実習の段階で持っていた方が良い本。

第 7 位

エッセンシャルズ 心理アセスメントレポートの書き方

Elizabeth O. Lichtenberger

エッセンシャルズ 心理アセスメントレポートの書き方

需要の高いアセスメントがらみの一冊。訳本ではありますが、所見の書き方の実例が載ってて参考になること間違いなし。

第 8 位

女子アナ・吏良の海上自衛隊メンタルヘルス奮闘記

山下 吏良

女子アナ・吏良の海上自衛隊メンタルヘルス奮闘記

少なくとも臨床心理職の職域が拡大されつつあり、それと同時にそれなりに認められつつあるのだろうなぁと思わされる一冊。未読なので感想は言えませんが、読んでみたいとは思っておりますです。

第 9 位

子どもの心と学校臨床(第2号)特集:学校の中の発達障害の子ども:クラスに発達障害のある子もいるというあたりまえの現実の中で

辻井 正次(著・編集)

昨年もお世話になりました、遠見書房さんの雑誌。小学生の子どもを持つ親として個人的にも読みたい一冊。

第 9 位

新・臨床心理士になるために[平成23年版]

(財)日本臨床心理士資格認定協会 (監修, 編集)

資格試験を受ける人には必須の一冊。来年度受験者用も出るかと思いますが早めに準備をしておきたいという方は是非どうぞ
ブログステータス


RSSリーダーで購読する

Google Readerへ追加

Subscribe with livedoor Reader
人気ブログランキングへ
にほんブログ村 科学ブログ 人文・社会科学へ
にほんブログ村



あわせて読みたいブログパーツ
フィードメーター - ロテ職人の臨床心理学的Blog

スカウター : ロテ職人の臨床心理学的Blog



ケータイ閲覧用

Return to page top