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コメントにレスしつつスクールソーシャルワーカーについてもう少し考えてみる その1

08/01/09のエントリ、ついに来ましたよスクールソーシャルワーカーがで何人かの方からコメントいただいていたにも関わらず放置しておりました不届き者のワタクシでございます。コメントくださった方、ありがとうございました&申し訳ありませんでした。
上記過去ログにおいてはあくまでも「スクールソーシャルワーカー(長いので以下SSW)制度が始まるよ!」ってことしか言ってませんでしたが、その後関連するブログなんかを読みながら自分の中で色々と考えをまとめていたところもあったりしましたので、改めてコメント返信しながら自分の考えをまとめていきたいと思うわけです。
とりあえず未読の方は上記過去ログ及びコメント欄をお読み下さいませ。
…読みました?
ではボチボチいきましょか。


まずはRIEKさんのコメントから。コメントありがとうございます>RIEKさん

一つ予想されるのが、いままでSCを志望して指定大学院を受験していた人々のうち、何%かはSSWを目指すようになるということです。今までは学校の教師ではない援助職=SCでしたので、こうした職を希望する人は、臨床心理学自体にさほど強い関心はなくても臨床心理士資格をとるほかなかったわけです。しかし、SSWが広がっていくと、こうした職に就くために臨床心理士以外の資格をとるという選択肢が成立します。



(中略)


そうすると、比較的楽に資格を取れて就職のチャンスのあるSSWに流れる動きは確実に起こってくるのではないでしょうか。指定大学院人気は、SC人気で支えられている面も多分にあるので、もしかして指定大学院の経営をけっこう直撃するかも知れません。

確かにそういうことはあるかもですね。で、「まともな」臨床心理士、そして「まともな」スクールカウンセラー(長いので以下SC)を養成することを考えると、そのこと自体は良いことなのではないかと思ったりします。
当ブログでは何度も述べてきましたが、現在のSC養成の課程(ってかそういうものは存在しないのですが)は、歪んでますもん。学校現場なんて難しいところで仕事する人材の育成がそう簡単にできるわけないし、また修士課程修了したばっかでSCの仕事を全うできると考えている学生の側にも問題があるし。
スクールカウンセラーカテゴリーの過去ログ参照。
指定大学院の数だって現状で少ないわけではないので「経営直撃→倒産」のコンボはそれはそれでアリなんじゃないかと(ってもそう簡単にはいかないでしょうけど)。
ただ逆に考えると、SSWだってそう簡単にできる仕事じゃないとも思うのです(…って「逆」か?)。
そもそも、少なくとも私が知ってる限りでは福祉学科で学校現場におけるソーシャルワークについて系統的に教えているところはないです。つーか、そういう科目を受講できるところがあったら誰か教えてください。
んで、医療・福祉の現場におけるカウンセリングと学校現場におけるカウンセリングが色々異なった部分を持っているのと同様に、医療・福祉の現場におけるソーシャルワークと学校現場におけるソーシャルワークってやはり違った部分が多いのではないかと思います。もちろん、ソーシャルワークの理念だったり原則ってのは現場が違うからといってそうそう変わるものではないはずですが、それはカウンセリングでもまた同じことであり。
…と考えていくとRIEKさんのおっしゃるような

いままでSCを志望して指定大学院を受験していた人々のうち、何%かはSSWを目指すようになるということ

になったとしたら(つーか実際そうなるでしょう)、それは結局、質の高いSC養成を目指すのではなく、とりあえずできるだけ多くのSCを養成しようというこれまでの「SCバブル」と同じような「SSWバブル」が生じるだけなのではないでしょうか。
以前も書きましたが、その時給の高さから想像できるように元々SC制度ってのはペーペーの新米心理士ではなく、ベテラン心理士がなることを想定してできたものでした(少なくともそう考えていたお偉方はいたはず)。ペーペーでは到底できないような仕事であるにも関わらず、現実としてはその多くが常勤職にありつけない若い心理士で占められ(そうじゃない人ももちろんいるのはわかりますよ)、SC制度がうまく機能しないケースが少なからずある…。
んで、SSWバブルが生じたら、結局それと同じことになるのではないかと危惧されるのですよね。
…てか、社会福祉士だったり精神保健福祉士の資格保持者は臨床心理士資格保持者よりも相対的には常勤職に就きやすいんじゃないかと思うのですよ。で、そんな中で(仮にSSWが非常勤職だったとしたら)SSWになろうと思うベテランって…どのくらいいるんでしょ?下手するとSCよりもひどいことになるんじゃないか?という危惧もないわけではありません。
福祉系の学科に勤務してる心理職の方なんかも多いと思いますが、そういう方のご意見などおうかがいしたいところ。
長くなりましたので続きはまた別エントリで。引き続きコメントお待ちしております(そしてレス遅れはもうデフォルトですのでご了承くださいませ)。

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コメント (Close):1

RIEK 08-02-27 (水) 21:28

 やっぱりSCなりSSWなり、学校に専門職を導入しようとするとき,非常勤だけでまかなおうとする発想に無理があるかなと思います。
 食えない領域に人材が集まる訳ありません。若い心理士が資格取得後,常勤職を見つけるまでのつなぎとしてSCになり,常勤職を見つけて去っていく…というのは,SCで食っていけない以上,やむを得ない面もあると思います。
 今,少子化で教師余りですので,教員を削ってSC/SSWを1校にひとり置くか。または都道府県立教育センターに数名の常勤SC/SSWを置く。学校現場では現職教員を大学院に派遣して勉強させ,スクールカウンセリング/スクールソーシャルワーク担当とし,手に余る場合はセンターの専門職に相談するという方式にするか。
 いずれにしても非常勤を全校にひとり配置という図式は破綻を来さざるを得ません。
>修士課程修了したばっかでSCの仕事を全うできると考えている学生の側にも問題があるし。
 確かに,学生の側も問題ありとは思います。しかし,学生の側に問題があれば,教育する側が指導すべきです。そのための教育者なんですから。今,指定校が学生を集めるとき,SCは修士出てすぐにつとまるような仕事ではありませんとちゃんと指導しているかどうか。私の知る限りでは,卒業後の進路/スクールカウンセラーなどと謳っているところもあります。

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