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【改訂版出てたの】小西聖子『犯罪被害者の心の傷』【気づいてたけど紹介すんの忘れてた】

公開日: : 心理・精神医学本

改訂前の版は持ってるんですけれども。

犯罪被害者の心の傷 犯罪被害者の心の傷
小西 聖子

白水社 2006-07
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おすすめ平均

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トラウマからの回復をめざし、献身的に被害者カウンセリングを続ける著者が、犯罪被害者の心理や被害者援助の方法について、新たな成果をふまえ、分かりやすく実態を紹介し解説する。

あんまり私が興味なさそうな分野だったりもするわけなんですが…

もしもあなたが被害者になったら



もし犯罪に巻き込まれたら、どうすればいいのだろう。



これは他人事ではない。突然見も知らぬ男に夫がナイフで刺されて死んだら……。カラオケボックスでお酒を飲まされ、集団レイプされたら……。娘が叔父に性的ないたずらをされたことがわかったら……。夫から毎日暴力をふるわれつづけたら……。



つい十年ほど前までは、こうした犯罪被害にたいする社会的意識はきわめて低かった。というより、そうした概念そのものを社会は知らなかった。自分の子どもが殺されたのに、加害者の裁判の期日や結果の通知さえないという状況が起こったら、今では多くの人がとんでもないことだと思うだろうが、たった十年前にはそうではなかった。被害者は「見えない」存在だったのである。



本書初版は、そうした状況の中で、はじめてカウンセリングの現場からこれら深刻な病理をとりあげ、警鐘をならした画期的なものとして、多くの支持と共感を集めた。それから犯罪被害者の声はたびたび取り上げられるようになり、社会の視線はかなり変わってきた。2000年ごろからは法律が相次いで作られたり改正されたりしているし、心理的ケアの領域でも、トラウマとPTSDに関する知識は少しずつ広がり、専門家にも受け入れられるようになった。



本書はこうした流れを受け、この十年間で変わったさまざまな問題点を新たな視点で増補した、必携の一冊である。


これはあれだ。当時(というか今はあるんですか?ググったんですけど現在の情報は見つけきれませんでした)、東京医科歯科大学難治疾患研究所内にあった犯罪被害者相談室の見学に行く前に付け焼き刃で読んだ覚えがあります。
考えてみれば、現在は当時と比較してずいぶんと被害者支援に対する意識が変わってきたのですよね。法整備なんかもなされてきていますし。ホント、ここ10年くらいの話ですよね。
被害者学 – Wikipedia
つか、悲しい話ではありますがそれでも被害者支援がしっかりなされているとは言い難い現状もあるかもしれません。先日もある事件の被害者の卒業文集がテレビで晒されてたりましたが…。
【八王子殺傷事件】NHKニュースウオッチ9で被害者の「文集晒し」東京エスノ
・・・・・・・・・・
とりあえず、この本。旧版もそうですが実例とともにそうしたケースにどのように対応するかが書かれており、そして改訂版では法律的なところも大幅に拡充されております。
書かれているのは相当基本的な内容ですし、この分野に興味がある方々はまず読むべき本かと思います。
興味のある方はどぞー。

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  • 某総合病院精神科勤務の臨床心理士であり臨床心理学者(自称)。なんだかんだで2児の父。妻との仲もそれなりに良好
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