『高次脳機能バランサー』

公開日: : 心理・精神医学本

高次脳機能バランサーってタイトルだけ聞くと「何か実験装置っぽい物?」って感じがしなくもないんですが(って俺だけ?)、そういうんじゃないみたいです。

高次脳機能バランサー 高次脳機能バランサー

レデックス株式会社 2008-12-05
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高次脳機能とは、人間が日常的に生活を円滑に過ごすためのさまざまな脳の働きです。これらは互いに影響しあっており、脳機能のバランスを維持するには、特定の機能だけを強化するのでは不十分で、たくさんの側面からの多角的なアプローチが必要です。



監修者橋本圭司(東京慈恵会医科大学)の現場での経験と研究を活かし、それらの中から7つの重要な機能を選択して、手軽なトレーニングで認知機能を総合的に改善できるよう開発されたのが、「高次脳機能バランサー」です。

販売元のサイトより)
「7つの重要な機能」ってのは「見当識」「抑制力」「注意力」「情報獲得力」「記憶力」「遂行能力」「空間認知力」だそうで、まあ何となく妥当な感じ。
このソフトの特徴として

測定されたデータは、プリンタで印刷することが可能です。最新のバランスデータや最新30日分の値の推移をグラフや表で出力しますので、医師やリハビリ担当者に提示することで、トレーニングの評価と進め方への助言を得ることが可能です。

レデックス株式会社と契約した医師等から手渡された「送信ID」があると、成績データをインターネットを通じて、直接サーバに送信することができます。医師等はインターネットを通じて、送信されたデータを参照して分析することができるので、利用者の毎日の利用に基づいた的確なアドバイスを行うことが可能になります。

ってのがありまして…これは本気で認知機能とか高次脳機能リハビリに使うためのソフトなんですかね。
確かにゲームとしては微妙な感じ(ゲーム性は少なさそう)だけど、本格的な医療用ソフトとしては価格が安い感じも。
うーむ。これ、本気でリハビリに使ってる人いるのかな?いるとしたら是非とも感想が聞いてみたいっす。個人的にそういう領域に関わることは今のところないんですが、やっぱり熱いテーマなので。
ちなみに原案・監修者の一人である、東京慈恵会医科大学の橋本圭司氏のこの辺の著書は読みやすそうな感じ。

高次脳機能障害 どのように対応するか (PHP新書) 高次脳機能障害 どのように対応するか (PHP新書)
橋本 圭司

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「突然人が変わったように暴力をふるう」「誰かが促さないと何もしようとしない」「言われたことをすぐに忘れてしまう」―脳梗塞や脳出血、交通事故などで脳を損傷した後、さまざまな問題を引き起こす高次脳機能障害。しかし一見、障害とはわからないため、医療や福祉の専門家でもこの障害に対する理解は十分でない。高次脳機能障害とは何か?全国で三十万人にものぼる患者をどのように支援すべきなのか?正しい評価と診断、家庭と社会の適切な対応によって、症状は必ず改善する。

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橋本 圭司

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目に見えない障害といわれ、理解に誤解の多い高次脳機能障害。近年その病態・症状は知られつつあるが、対応としてのリハビリテーションは要素的機能ばかりに焦点を当てたものが多く、全人的存在としての患者を支えるものとはなっていないことも多い。あなたも障害の検査データや統計学の解析結果とにらめっこする医療をしていないだろうか?



周囲の対応が変われば、高次脳機能障害は必ず良くなる。本書では、高次脳機能障害の症状と対応法・患者指導などについて、現実感あふれるイラストを使って、具体的に提示している。豊富な事例は、著者が行っている集団認知行動プログラム『羅心盤』によって、患者がどう変わっていき、周囲や生活と向かい合っていくかを、詳細に教えてくれる。



筆者は本書でこう言う。「高次脳機能障害のリハビリテーションとは、結果として、患者自身に『人の気持ちをわかる心』を、周囲には『人を助けてあげたくなるような心』を育んでくれる。」高次脳機能とは何か、高次脳機能障害とは何か、といった基礎知識、そして高次脳機能障害のリハビリテーションとはどうあるべきか、その診断、検査や患者・家族とのコミュニケーションから、私たちが今日から実践できる対応法までをコンパクトにまとめた、看護師、リハスタッフ、そして医師の方、必読の一冊。

高次脳機能障害対応マニュアル―初回面接から長期支援までのエッセンシャルズ 高次脳機能障害対応マニュアル―初回面接から長期支援までのエッセンシャルズ
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高次脳機能障害の診察は患者や家族の訴えを正確に聞きとることから始まる.本書は適切な診断のポイント,その対応,リハビリテーションの介入を簡潔・明快に示したマニュアル.初回面接から長期支援までのノウハウを,時間の流れに沿って分かりやすく解説している.実地医家,リハビリテーション医,関連医療・福祉スタッフのポケットに必携の一冊.

興味のある方はどぞー。

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  • 某総合病院精神科勤務の臨床心理士であり臨床心理学者(自称)。なんだかんだで2児の父。妻との仲もそれなりに良好
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