医療福祉系大学院臨床心理コースの志望理由書

公開日: : 臨床心理学

つか、最近の大学院入試には志望理由書ってのがあるですか?普通、志望理由ってのは研究計画に含まれてるんじゃないでしょうか?その辺に臨床系の歪みがあるのかもしれませんが。
ってことで、こんなのを発見。
文章作成/無料ワンポイント添削とアドバイス 質問と添削(ぺこ)

◎質問者(文章執筆者)の性別/女

◎質問者(文章執筆者)の年齢・学年/22歳

◎文章の用途(「入試用の志望動機」など)/大学院入試の志望理由書

◎文章の提出先(受験する大学、会社など)/医療福祉系の大学院の臨床心理コース

一応、リンクに関する禁止事項は書かれていなかったので、サクッとリンクさせていただいております。問題がありましたらご指摘くださいませ。
志望理由書の添削希望だそうですよ。まあ内容はこんなもんかなあってレベルですし(斜め読みしかしてませんが)、それに対するコメントもまあわからなくはない的な感じではありますが、実際のところどうなんでしょ?そんなわけで、添削コメントに関して気になったところをピックアップ。
ではチェケラ。

言いたいことは判りますが、その論旨展開がすっきりしません。あっちにフラフラ、こっちにフラフラという印象で、回りくどさがあります。



要するに、臨床心理士になりたいのでしょう?そのために大学院で学びたいのでしょう?だったら、それぞれの理由をストレートに書くべきでしょう。大学で今何を学んでいるかなどという話題から入るから、おかしくなるのです。

「臨床心理士になりたい」ということを前面に出した方がいいんですかね?いや、臨床心理士の指定大学院だから実際のところの志望理由のメインはそんなところなんでしょうけれども、やっぱり大学院ってのは「研究」するところであり、「勉強」するところではないと思うのですよね。建前としては今もそういうことになってるんじゃないですか?「専門職大学院」ってことになると、また話しは違ってくるでしょうけれども。
実践重視(笑)つったって、2年間で出来る心理臨床実践のトレーニングなんてたかが知れてるじゃないですか。まともに修士論文を書こうと思ったらなおさら。だったら、「臨床心理士になりたい」ということよりも「これこれこういう理由でこういう研究がしたい」って辺りを前面に出していった方がいいんじゃないでしょうか?
もしかして逆にそういうのは教員側からすると嫌われるのでしょうか?…んでも、もしそういう態度が嫌われる様な大学院があったとしたら、個人的には全くお勧めしないですけどね。ぶっちゃけ、そういうところを志望してる時点で何か終わってんじゃね?と思ったり。

臨床心理士になりたいというのに、実際、どういう分野でどういう人を対象にその仕事をしたいのか、そういう詳細なことも書かずにいては、それこそ熱意が疑われるのです。

このご時世にこの分野で「どういう分野でどういう人を対象に」って希望がいきなり叶うなんて、そうそうないんじゃないかと思うです。それでもそういう「熱意」って出していかないといけないっすかね?やっぱり研究に対する熱意を表現する方が簡単だと思うです。

もし、障害を持っているならそのことについて、もう少し言及しないといけませんし、持っていないのなら、こういう、ややこしい、紛らわしい書き方をすべきではありません。そんな書き方をしたところで、格好よくもないし、利口そうに見えるわけでもありません。

確かにかっこうよくないし利口そうでもないんですが、そもそもこの文脈での「障害を持っていること」的なパーソナルな内容って、志望理由書とか研究計画書に書かない方がいいんじゃないかと思いますよ。その「障害」が何なのか特定はできませんが「大学院に来ることでそれを克服しようとしてるんじゃね?」的な穿った見方をされる可能性というのは否定できないわけで。
だったらむしろそういう個人的な内容よりも、その研究をする意義ってのを個人のレベルから離れて論じていく方が必要なんじゃないかと思われますよ。
それに将来的に患者・クライエントに関わっていくということを考えると、その「障害」(この言葉も安易に使うのは嫌われそうな気がするですよ)が専門性を発揮する上で阻害要因になる可能性もあるわけで。その辺が分かっていない段階で、どうかなあと思ったりもするわけで。
そんなわけで

志望理由書と研究計画書を合わせて2000字以内で提出を求められています。

だいたいこのレギュレーションは何なんでしょう?「合わせて2000字以内」って書き方が謎。
やっぱり「志望理由書」の意義がよくわからんです。
教えて!偉い人!(また他力本願か。お前はいつもそうだな。だからお前はダメなんだ)
つか2000文字って短いよね。

よかったら…学問・科学ランキング

2009/02/24 | 臨床心理学

関連記事

こ北海道の紅葉

学会1日目疲れたの巻

日づけ捏造の上、簡易更新で失礼いたします。 10月28日、日本ロールシャッハ学会第21

記事を読む

仕事が終わったら

日本ロールシャッハ学会第21回大会で研究発表とWSの事例提供します

明日から2日間、札幌国際大学におきまして、日本ロールシャッハ学会第21回大会が開催されます

記事を読む

図解・台風の科学

台風なので…

今日は台風なので… もう出勤してしまいました。 やらねばならないことが山積みです

記事を読む

緑色のスカーフ

ゴールドウォーター・ルールに則ってみれば小池都知事の心理がスカーフから読み取れるあの人は完全にアウトだよね

17/10/02のエントリ、小池都知事の心理がスカーフから読めるそうだで取り上げた「臨床心理

記事を読む

AIに支配される人達

感情認識AI技術はオンラインカウンセリングの質の向上につながるか?

(いらすとやより「AIに支配される人達のイラスト」) こんなプレスリリースを発見。

記事を読む

新着記事

心的変化を求めて

【ご恵贈】ハーグリーブス&ヴァーケヴカー 編・松木邦裕 監訳『心的変化を求めて: ベティ・ジョセフ精神分析ワークショップの軌跡』【感謝!】

ちょっと更新サボっておりましたが、ぼちぼち行きたいと思います。...

記事を読む

プレイボール2

あのちばあきおの『プレイボール』の続編が出てるの知らなかった

本当にもう、最近の漫画には疎くてですね、これ、出てるの知らなか...

記事を読む

スープカレー lavi

学会2日目終わって疲れたので北海道で食べた美味しかったものの写真を貼るよ

こちらは新千歳空港内「スープカレーlavi」の“チキンto野菜...

記事を読む

こ北海道の紅葉

学会1日目疲れたの巻

日づけ捏造の上、簡易更新で失礼いたします。 10月28日...

記事を読む

ジンギスカン

一人ジンギスカンを堪能するの巻

北海道きたー。 結局… 明日、札幌界隈にいてめちゃ...

記事を読む

コメント/トラックバック (5件)

現在、この投稿へのコメント/トラックバックは受け付けていません。

  1. すいません。
    この記事私が書いたやつなんですが
    勝手に載せるのどうかと思うのですが。

  2. 「引用」は無断でやるのが当たり前
    http://www.kotono8.com/2003/12/12.html

  3. >名無しさん
    引用に関しては一言さんがおっしゃっている通り。
    私としてはこの志望理由を最終的にはどこまで修正したのか、そして実際の試験はどうだったのかが気になるところですが、きっと答えてはくれないのでしょう。

  4. >>やっぱり「志望理由書」の意義がよくわからんです。
    臨床心理士資格の取得を希望する場合は,研究以外の面での意欲も重要な検討材料なのでこういうのがあると便利です。
    まあ,あと受験ですから,どれくらいきちんと調べて受験してきたかも知る必要があります。

  5. >>やっぱり「志望理由書」の意義がよくわからんです。
    志望理由書は,てっきり「心を病んでいる人をスクリーニングする」という意味合いだと思っていました。
    でも,lateral55さんのおっしゃるあたりが妥当なところでしょう。


follow us in feedly
  • 某総合病院精神科勤務の臨床心理士であり臨床心理学者(自称)。なんだかんだで2児の父。妻との仲もそれなりに良好
心的変化を求めて
【ご恵贈】ハーグリーブス&ヴァーケヴカー 編・松木邦裕 監訳『心的変化を求めて: ベティ・ジョセフ精神分析ワークショップの軌跡』【感謝!】

ちょっと更新サボっておりましたが、ぼちぼち行きたいと思います。

プレイボール2
あのちばあきおの『プレイボール』の続編が出てるの知らなかった

本当にもう、最近の漫画には疎くてですね、これ、出てるの知らなか

スープカレー lavi
学会2日目終わって疲れたので北海道で食べた美味しかったものの写真を貼るよ

こちらは新千歳空港内「スープカレーlavi」の“チキンto野菜

こ北海道の紅葉
学会1日目疲れたの巻

日づけ捏造の上、簡易更新で失礼いたします。 10月28日

ジンギスカン
一人ジンギスカンを堪能するの巻

北海道きたー。 結局… 明日、札幌界隈にいてめちゃ

→もっと見る

PAGE TOP ↑