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臨床心理士の年齢や経験年数についてざっくりと色々考えてみるよ

公開日: : 資格問題

一連のユニオン関連の動きでなかなか書けなかった09/04/06のエントリ、臨床心理士の年収についてざっくりと色々考えてみるよの続き。
引用は日本臨床心理士会による「第5回『臨床心理士の動向ならびに意識調査』報告書」より。そして表やグラフは私が手元のMS Excelでざっくり再構成したものなので、雑な出来なのはすまんです。
今回のデータと常勤-非常勤の分布、年収の分布などを絡めて考えると、私がひっかかってしまった「臨床心理士は未だ理念であって、職業として確立していない」の意味が理解できるような気がしますよ。少なくともワタクシの中で。
そんなわけでさくさく見ていきたいと思います。


table2.jpg
figure2.JPG

 年齢の中央値は30代の階級で、39.8%と最も多く、次いで、40歳代の20.5%、20歳代16.7%、50歳代15.2%の順であった。20-30歳代の比較的若い世代で過半数を占めた。

やっぱ全体的にかなり若いです。当たり前っちゃあ当たり前なんですが、この年齢層の偏りは改めて驚きでございますよ。
table6.JPG
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a. 心理臨床の実務経験年数(表6)



 10年未満の者が55.3%と過半数を占め、次いで、10年以上20年未満22.6%、20年以上30年未満12.9%の順であった。

☆会員の年齢構成(表2参照)は、20-30歳代が56.5%(中略)50歳代が15.2%で、その値は実務経験年齢の分布とほぼ対応していた。年齢層の若い会員の割合が高いことが、実務経験年数の分布に反映されていると考えられた。

「10年未満の者が55.3%と過半数を占め」ですよ。この仕事、何をもって1人前というかわかりませんし、少なくとも長くやってりゃいいってもんでもないって辺りは色んな人を見ると(以下自主規制
ただ、経験年数は一つの目安にはなると思います。んで、10年未満ったらまだまだ若手だと私は思っております(そういう意味で、私も十二分に若手です)。半数以上が「若手」なのですよね。経験年数的にも実年齢的にも。
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figure7.JPG

b. 臨床心理士資格取得年(表7)



1988年から1995年は経過措置期間で、書類審査のみによるB審査が行われている。

1991年からは筆記・面接試験によるA審査が開始され、1996年以降はA審査のみの実施となった(大学院研究科専攻課程の運用内規定)。これに伴い、1998年に最初の14の大学院指定専攻コースが発足した。

 率で見ると、2006年に取得した者が1,241人で全体の12.2%と最も多く、次いで、2005年が1,114人(11.0%)であった。200年には970人(9.9%)とやや減少した。

☆大学院専攻コースが発足した1998年以降、指定大学院の増加とともに資格取得者数も大きな伸びを示し、1998年以降に資格を取得した者で全体の70.1%を占める。2007年の減少については、資格認定協会のデータからも前年度より資格登録者数が減少していることが確認されており、実際の推移を反映していると考えられる。

…で、結局2007年には何で減少してるんでしょうか?
「臨床心理士バブルがはじけて志望者数が減った」とかだったらいいんですが(いいのか?いいのだ)、そう単純な話ではないような気がします。社会人大学院もあったりするので誤差はあるんでしょうけれども、いくら少子化が進んでいるとは言え、年齢人口の減少だけで説明がつくものでもないように思われます。
個人的には、この辺で移行措置の駆け込み受験が多かったとにらんでいるのですが、どうでしょう?>皆様
指定大学院修了者以外には(医師を除いて)受験資格が与えられなくなる中での駆け込み受験ってのはありそうだと思うんだけどなあ。移行期間の最後の年っていつでしたっけ?2006年?2007年?
いずれにしても、今後は2007年の水準をキープしたくらいで推移していくんじゃないですかね。
さて、ここで年収のグラフを改めて見てみましょうか。
income2007R.JPG
うむ~。
えー、長くなりましたので、続きはまた後日。
とりあえず予告っぽいことを言えば「このままだと多分、臨床心理士って資格は破綻するよね」って感じ?

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2009/04/14 | 資格問題

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  • 某総合病院精神科勤務の臨床心理士であり臨床心理学者(自称)。なんだかんだで2児の父。妻との仲もそれなりに良好
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