福島章氏が足利事件の精神鑑定録音テープを破棄した件

公開日: : 臨床心理学

タイトルからして元ブログのものほとんどそのままで申し訳ないのですが、まだご覧になっていない方はこちらをどーぞ。
福島章教授が足利事件の精神鑑定録音テープを破棄した心理少年犯罪データベースドア

幼女がレイプ殺害された足利事件で、無期懲役となった菅家利和さんは冤罪であることが確定するみたいですが、私が興味を惹かれたのは犯罪心理学者・福島章教授の精神鑑定に関する顛末です。こういうことがあったとは知りませんでした。



福島教授は菅家利和さんが「代償性小児性愛者」であり、本件犯行は「小児性愛を動機として行われたもの」という精神鑑定書を裁判所に提出して、これが判決に大きな影響を与えたようです。

弁護団はこの鑑定書が間違っているとして、それを正すために福島教授に対し精神鑑定の録音テープの開示を二審の段階から11年も求めてきたけど応じないので、2006年に民事訴訟を起す。すると福島教授は法廷に於いて、録音テープはすでに破棄したという、それまでとは違う答弁をしたようです。


福島章氏は「犯罪心理学者」じゃないですわな。精神科医であり、どっちかってーと「犯罪精神医学者」ってことになるんでしょうか。
医療機関において紙カルテの保存期間は最低5年間と法的に決まっているっぽいですが、精神鑑定の資料に関しては…どうなんでしょうかね?
このケースにおいては、1995年(平成7年)に福島氏が二審で証言して以来、2006年(平成18年)の民事訴訟に渡るまで録音テープの開示が求められ続けてきたってわけで、死刑判決も出て結審してはいるものの、臨床事例で言うところの「終結」みたいなところまでは至っていないのですよね。開示請求は続けられていたのですから。
にも関わらず、重大な証拠となる録音テープを破棄…
福?? 島?? 訴?? 訟足利事件まとめサイト
うーん。
とりあえず今のところウェブ上の情報しかソースがないので何とも言えない部分もありますが、これだと福島氏が証拠隠滅を図った可能性は否定できないですよね。
この民事訴訟がどのような結果になっているのかも気になるところ。
少し情報を追っていきたいと思います。

お時間あれば順位確認後戻ってきていただけるとうれしゅうございます学問・科学ランキング

2009/06/08 | 臨床心理学

関連記事

こ北海道の紅葉

学会1日目疲れたの巻

日づけ捏造の上、簡易更新で失礼いたします。 10月28日、日本ロールシャッハ学会第21

記事を読む

仕事が終わったら

日本ロールシャッハ学会第21回大会で研究発表とWSの事例提供します

明日から2日間、札幌国際大学におきまして、日本ロールシャッハ学会第21回大会が開催されます

記事を読む

図解・台風の科学

台風なので…

今日は台風なので… もう出勤してしまいました。 やらねばならないことが山積みです

記事を読む

緑色のスカーフ

ゴールドウォーター・ルールに則ってみれば小池都知事の心理がスカーフから読み取れるあの人は完全にアウトだよね

17/10/02のエントリ、小池都知事の心理がスカーフから読めるそうだで取り上げた「臨床心理

記事を読む

AIに支配される人達

感情認識AI技術はオンラインカウンセリングの質の向上につながるか?

(いらすとやより「AIに支配される人達のイラスト」) こんなプレスリリースを発見。

記事を読む

新着記事

コメント/トラックバック (2件)

現在、この投稿へのコメント/トラックバックは受け付けていません。

  1. どう考えても証拠隠滅でしょう。情けない話です。犯罪にはならないのでしょうか?

  2. この人の普段の言動から察するにその場の空気にばかり支配されがちな傾向が強いように思います。最初から医学的な診断などしておらず、検察や警察からの空気でもって菅谷さんを小児愛好者だと断定したのでしょうな。
    証拠隠滅でしょう。徹底的に追求してしかるべき責任を取って貰いたいところです。


follow us in feedly
  • 某総合病院精神科勤務の臨床心理士であり臨床心理学者(自称)。なんだかんだで2児の父。妻との仲もそれなりに良好
PAGE TOP ↑