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【すごい】『まずい面接―マスター・セラピストたちが語る最悪のケース』【タイトル】

金剛出版からかなり気になる新刊が出ておりました。
こちら。

まずい面接―マスター・セラピストたちが語る最悪のケースまずい面接―マスター・セラピストたちが語る最悪のケース
ジェフリー・A. コトラー ジョン カールソン Jon Carlson

金剛出版 2009-06
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これ、原題はどんなだろう?と探してみたら、そのまんまでした。
Bad Therapy: Master Therapists Share Their Worst FailuresBad Therapy: Master Therapists Share Their Worst Failures
Jeffrey A. Kottler Jon Carlson

Brunner-Routledge 2002-10
売り上げランキング : 658301

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“Bad Therapy”ですよ。
出版社のサイトより紹介文をコピペ。

パップ,ラザラス,ランクトン,シャピロ,ミラー,ノークロスをはじめとして,総勢22名の錚々たるマスター・セラピストたちが,忌憚なく過去の失敗を語るこの本は,理論を自ら構築し臨床実践してきたひとびとの「生の声」を私たちに届けてくれる。



各章の記述は,自らの失敗面接について真面目に分析/省察しているものもあれば,失敗はあったはずだがよく思い出せないというもの,そもそも自分の辞書には失敗という語はないかもしれない……と語るもの,自分の弱点はこの場では語らない,と断言するものなど,種々多様である。「面接中,自分の冷酷な部分にスイッチが入ってしまった」,「初回面接で『若造,よく聞くがいい』と話しかけられた」,「面接中,つい居眠りしてしまい,起きた瞬間耳に入ってきたことばが,『このことは私が人生で初めて打ち明けることなのです』だった」……



マスター・セラピストたちの,信じられないほど正直に失敗からの成長を告白する姿により,あなたの明日の面接が,今日より少し肩の力の抜けた,より良いものとなることを願い訳された1冊。



監訳者の中村氏は家族療法で有名ですが、本書における「マスターセラピスト」は家族療法家のみではありません(多分ね)。
そんなわけであらゆる志向の心理療法家にも、有益な一冊になるのではないかと思うですよ。
しかし、「面接中,つい居眠りしてしまい,起きた瞬間耳に入ってきたことばが,『このことは私が人生で初めて打ち明けることなのです』だった」って漫画みたいですごいっすね。
これまで心理療法・カウンセリングの失敗例に関する本は色々とご紹介してきました。
これとか

心理療法・失敗例の臨床研究―その予防と治療関係の立て直し方心理療法・失敗例の臨床研究―その予防と治療関係の立て直し方
岩壁 茂

金剛出版 2007-09
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これとか
ありがちな心理療法の失敗例101―もしかして、逆転移?ありがちな心理療法の失敗例101―もしかして、逆転移?
Gerald Schoenewolf Richard C. Robertiello リチャード・C. ロバーティエロ

星和書店 1995-09
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これとか
ころんで学ぶ心理療法―初心者のための逆転移入門ころんで学ぶ心理療法―初心者のための逆転移入門
遠藤 裕乃

日本評論社 2003-05
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これとか
失敗から学ぶ心理臨床失敗から学ぶ心理臨床
丹治 光浩

星和書店 2002-04
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いずれも、何と言いましょうか、自分の体験に近いというか…成功例ってのは確かにすごいし、成功例だからこそ打ち立てられる治療機序に関する理論みたいなものも当然あるのですが、だからこそなかなか見ることのない失敗例に触れられるというのは大変勉強になると思うのです。
んでもって、勉強になるってことは、それだけインパクトも大きいと言いますか…本書『まずい面接―マスター・セラピストたちが語る最悪のケース』の監訳者あとがきはこんな感じで締められておりますよ。

最後に読む上での注意事項。面白いからといって,一気に読まないことをお勧めします。結構滅入ってしまいますので。それとさっきも言いましたが,私の経験では眠くなる本ではないので,就寝前1章という習慣には不向きです。それよりも仕事場への通勤時間に知ってるセラピストの章から拾い読みするなどというのがよいのではないかと思います。この「あとがき」を最初に読んでいただけることを期待して。

そんな感じで、これからたくさんの失敗例を経験でるであろう初心者、たくさんの失敗例を実際に経験してきた中級者、そして失敗例を経験し本書で紹介されている「マスターセラピスト」にも詳しいマスターセラピスト、全ての人にお勧めな一冊なのではないかと思います。
惜しむらくは本日現在、Amazon.co.jpでは「一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します」となっております。
楽天ブックスでも取り寄せっぽいです。
ってなわけで、お急ぎでない方はネットで、お急ぎの方(っているのかな?)は近所の書店を探すのが吉。
参考になれば幸い。

そして、お時間あれば順位確認後戻ってきていただけるとうれしゅうございますよ学問・科学ランキング

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第 1 位

精神科臨床における心理アセスメント入門

津川 律子

精神科臨床における心理アセスメント入門

昨年に引き続き第1位獲得。単なる所見の書き方とは一線を画したアセスメントがらみの本。精神科臨床に携わる人だけではなく、どんな分野においても言える内容が盛りだくさんな一冊かと。筆者の豊富な臨床実践に根ざした良書という感じ。

第 2 位

発達障害とパーソナリティ障害―新たなる邂逅 (現代のエスプリ no. 527)

石川 元 (編集)

やっぱり発達障害関連本は強い。こちらは特に精神病理学の観点から語られており、興味深いです。Amazon.co.jpではプレミア価格がついてしまっているのが残念。

第 3 位

日本版WAIS‐3の解釈事例と臨床研究

藤田 和弘 (編集), 大六 一志 (編集), 山中 克夫 (編集), 前川 久男 (編集)

WAISを使う全ての人に

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心理学の「現在」がわかるブックガイド

越智啓太(著) 徳田英次(著) 荷方邦夫(著) 望月聡(著) 服部環(著・監修)

個人的には学部生、特に1・2年の時に読んでおいて欲しい本。この中から将来に繋がる分野が見つかったりすることもあるんじゃないかと思います。もちろん一般の方や大学院生にもお勧めです

第 5 位

面接法

熊倉 伸宏

面接法

面接法の基礎が書かれている本。精神科の研修医も必携の本だったりします。非常に基礎的かつ実践的な内容でお薦めです。

第 6 位

こころの治療薬ハンドブック 第7版

山口登 (編集), 酒井隆 (編集), 宮本聖也 (編集), 吉尾隆 (編集), 諸川由美代 (編集)

こころの治療薬ハンドブック 第7版

何度でも言いますが薬の知識は必要です。てか、学校臨床専門の人も必須だと思います。院生も実習の段階で持っていた方が良い本。

第 7 位

エッセンシャルズ 心理アセスメントレポートの書き方

Elizabeth O. Lichtenberger

エッセンシャルズ 心理アセスメントレポートの書き方

需要の高いアセスメントがらみの一冊。訳本ではありますが、所見の書き方の実例が載ってて参考になること間違いなし。

第 8 位

女子アナ・吏良の海上自衛隊メンタルヘルス奮闘記

山下 吏良

女子アナ・吏良の海上自衛隊メンタルヘルス奮闘記

少なくとも臨床心理職の職域が拡大されつつあり、それと同時にそれなりに認められつつあるのだろうなぁと思わされる一冊。未読なので感想は言えませんが、読んでみたいとは思っておりますです。

第 9 位

子どもの心と学校臨床(第2号)特集:学校の中の発達障害の子ども:クラスに発達障害のある子もいるというあたりまえの現実の中で

辻井 正次(著・編集)

昨年もお世話になりました、遠見書房さんの雑誌。小学生の子どもを持つ親として個人的にも読みたい一冊。

第 9 位

新・臨床心理士になるために[平成23年版]

(財)日本臨床心理士資格認定協会 (監修, 編集)

資格試験を受ける人には必須の一冊。来年度受験者用も出るかと思いますが早めに準備をしておきたいという方は是非どうぞ
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