- 2009-10-14 (水) 12:30
- 資格問題
そろそろ鮮度が落ちている…というか、既に熟れ熟れ…いや、腐りつつあるような話ではございますが、これが完結編です。
過去ログはこちら。
・【日心臨09参加記録】資格関連委員会企画シンポジウム『国資格問題について』その1(09/09/25)
・【日心臨09参加記録】資格関連委員会企画シンポジウム『国資格問題について』その2(09/09/28)
・【日心臨09参加記録】資格関連委員会企画シンポジウム『国資格問題について』その3(09/09/30)
・【日心臨09参加記録】資格関連委員会企画シンポジウム『国資格問題について』その4(09/10/01)
どこまで話したんでしたっけ?…あ、そうだ。大塚御大の与太話が終わったところでした。
大塚御大のお話の後…確か「経過措置」うんぬんの話を聞いて慌てて挙手をして話し始めた鶴氏。それを司会が制して、先に村瀬氏に話を振った…という流れだったような気がします(間違ってたらすんません。何せもう結構前の話なので)。
村瀬氏的には、現在臨床心理士資格を持っている人の移行措置に関しては「第二の作業手順」であり、今の段階でその場で話すことではない…ってことだったのかな?なんか言葉を濁していた感じはありますが、基本的には移行措置は認めない方向で…って話だったように思います。
ワタクシ的にはその後につけくわえた話が重要ポイントで、「医療の団体の中には臨床心理士を誤解している面がある」と述べた後、「日本精神科病院協会のコメディカル委員会」という具体的な団体名を挙げた上で「(国家資格化の議論?を)一緒にやりたい」との申し出があった旨を話されておりました。その中で医療の団体が「院卒も認める」方向で動いている、と。
それに対して「私、だまされているのかしら?」との村瀬タソのセリフがなんかきゅんときました。個人的には萌えでした。まいんちゃん(11歳)から村瀬タソ(74歳)まで、俺の萌えストライクゾーンのなんと幅広いことよ。
…とまあ、そんな感じで「過大な幻想はもたないように」「卑屈にならずこびることなく主張していく」みたいな感じの精神論的な話をされておりました。
そして、お待たせされた鶴氏のお話。基本的には「経過措置は認めない」「全員試験を受ける」という方向になるんじゃないかとのこと。「優遇措置は作りたい」が「試験を受けることには変わりない」だそうで。まあ、当たり前ですわな。
んでもってあとはフロアから。実は、私は終了15分前には会場を出たので、その後の話はよくわかりません。ただ、つなでさんのブログ、臨床心理職能メモの9/24のエントリ、心理臨床学会お疲れ様でしたにはこう書かれておりました。
最後に、日本心理臨床学会の鶴理事長が、「会員集会も必要なら開催」とおっしゃってくださいました。
この辺、私は聞いていなかったのですが、まあそういう話もあったってことで。
・・・・・・・・・・
こんな感じでざっくりと(それでも5回に渡っちゃったよ…)まとめてみましたがどうでしょ?最後に私の意見をちょこっと。
このシンポジウムの前にもそれっぽい話は聞いていましたし、その後も色んな情報は入ってきておりますが、とりあえず現在の流れで国家資格化がなされるのは既に規定路線のようです。あと数年内にはってところのようでございます。
今回の流れに関しては、医療関係団体の歩み寄りももちろんですが、日本心理諸学会連合の動きは大きかったんじゃないかと思います。
臨床心理士資格の問題点の一つとして、その資格自体が大学院のカリキュラムと連動しているというところがあって、んでもって大学経営的な観点からすると臨床系の寄与が大きくなり、他の領域としては面白くはない…というか、現実に大学ポストの問題なんかもあったりして、臨床系に圧迫されるという現状があったりした、と。
そんな中で、学部教育が重視されるのであれば、そのためのポストの確保という恩恵を基礎系も受けられたりしますし、そういった動きは個人的には大歓迎です。
ただし、これも前に書いたかもしれませんが、大学院での教育が臨床実践偏重になってしまうことは個人的には大変危惧しています。学部レベルで卒論はあるのかもしれませんが、現在の専門職大学院のように通常の修士論文は課されないとなると、果たして研究の考え方や方法論が身につくのか?って辺りで非常に不安だったりします。
その辺は学部卒業・大学院修了のための単位とかのからみで色々と議論されることでしょう。ワタクシ的にはその辺の流れを中心に、今後も情報を追っていきたいと思う次第でございますよ。
あ、あと色んなしがらみを断ち切るために、資格認定協会なんかは解体した方がいいんじゃねーかと思ったりもします。これもまたワタクシの私見でございます。はい。
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ってなわけで、今後とも資格関連情報はおっかけていく所存でございますので、皆様におかれましては今後ともよろしくお願い申し上げます。ついでに情報のタレコミなどもお待ちしております。
長文・乱文失礼いたしますた。
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コメント (Close):2
- デス丸 09-10-15 (木) 8:36
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>「経過措置は認めない」
これは、言葉の使い方に問題があるのでは。
「経過措置は認めない」だと、
「全員大学から入りなおし」って意味になりますが。
そうではなくて、「現職者には、
原則として受験資格は与えることになるだろうが、
現在の臨床心理士資格の保持者が、
無試験でそのまま新国家資格を取得できるわけではない」
っていう意味ですよね。
で、どの範囲を「現職者」と、みなすかなども含めて、
それは「第二の手順」であり、
今問題にすべきではない、
ということなのだと思いますが。 - yuk 09-10-16 (金) 23:01
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いろいろ申し上げたいことがありますが,長くなるので一つだけ。
修士課程修了を基礎要件にするのであれば,修士論文を書くことは必須にすべきです。
そうでなければ大学院という名の専門学校が出来るだけです。
しかも、修士論文は単なるケース報告ではなく、学問的に認められている何らかの研究方法―狭い意味での心理学だけでなくてもいいとは思いますが―に基づいて書かれなくてはなりません。
大変失礼な言い方かもしれませんが,私の知る限りでの臨床心理学系の大学人事では,臨床心理士資格を持って臨床経験があることをもって論文業績にかえることがよく見られる・・・というか、はっきり言えば横行しています。
ある程度、臨床実践をもって論文業績にかえることを認めるにやぶさかではありませんが、はっきり言って,審査付き論文なしで常勤の准教授はねえだろという感想を禁じ得ません。














