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心理学の研究と例の事業仕分けのことなどなど その2

一昨日のエントリ、心理学の研究と例の事業仕分けのことなどなど その1の続きです。未読の方はまずはそちらからどぞー。
…つか、なんか言いたいことはほとんど言っちゃったような気がしないでもないわけなのですが、まあ相変わらずのノープランで書き始めてみた次第。
とにかく、本来であれば臨床心理学の研究というのは、大学にいる人間じゃなく(いや「だけじゃなく」が正しいかな)、現場にいる人間こそすべきだと思うわけです。つか、日々の臨床実践の中でなんかひらめくことってありません?「これ研究のネタになるんじゃね?」的な。
んでもそう思うのは、自分の業務が心理療法・カウンセリングよりは心理アセスメントに偏っているからってところもあるんでしょうか?…いやいや。面接の中でも「事例研究」ではなく、基礎研究的な内容に落とし込めることって多いんじゃないかと思うですよ。少なくとも心理療法開始前と心理療法終了時にはなんらかの心理アセスメントを行っているわけでしょうから(ここでの「心理アセスメント」は「心理検査」と同義ではないですよ)、それはつまり心理療法の効果研究などにも繋がる可能性があるわけですよ。
…でやっぱり現場の人間が研究しようと思うと、色々と障害が多い…と言われがちかもしれませんが、ホントにそうなんでしょうか?


もちろん「絶対にそんなの無理だよ」って職場もあるとは思います。でも、そういう職場はそもそもアレな職場であり、普通はちゃんとその研究の意義が説明できさえすれば「絶対研究しちゃいかん」的なことを言う他職種・同職種の上司・同僚はあまりいないんじゃないかと思ったりするのですが…それはワタクシの考えが甘いのでしょうか?
その「意義」ってのは、別に安易に「患者さんのため」ってことじゃなくていいとも思うのです。つか、単に「患者さんのため」ってのは何も言っていないも同じだと思うです。
一見、その成果が臨床実践にどのように還元されるのかがわかりにくい研究であったとしても、そのデータが臨床実践の中で得られたものである限りは、あるいはその仮説モデルが臨床実践の中から導きだされてきたものである限りは、必ず臨床実践に活かすことが出来るはずなのではないでしょうか。
てか、皆さん書いたはずの卒論や修論、あるいは博論の「問題と目的」みたいなところってのは、まさにそういうことが書かれたはずですよ。そういうのを書いた皆さんであれば、日常の臨床実践から着想を得た研究の意義をちゃんと説明できるのではないかと思うですよ。
ついでに言えば、臨床実践における「見立て」ってのは、研究における「問題と目的」ってことだと思うですよ(「方法」も入ってくるけど)。「見立て」というのはつまり、「何が問題で、それに対してどのようにアプローチするか」ってことじゃないですか。研究における「問題と目的」をしっかりまとめられる人というのは、臨床実践における「見立て」もしっかり言語化できる人なのだと思いますよ。
そういう意味で研究と臨床ってのはしっかり繋がってるんじゃねーかなあ…ってのはずっと前から書いていることだったりします。
関連過去ログ:
【研究】臨床心理士が研究するということ(1)【臨床】(05/01/25)
【これまでの】臨床心理士が研究するということ(4)【まとめとか】(05/02/04)
と、ここでようやく自分の中では「事業仕分け」の話に繋がっていきそうな気配が出てきたわけなんですが、またまた長くなってきたので続きます。

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