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高橋哲郎・野島一彦・権 成鉉・太田裕一編『力動的集団精神療法 ―精神科慢性疾患へのアプローチ』

先日、仙台にて第27回日本集団精神療法学会年次大会が開催されました。
日本集団精神療法学会 第27回大会のご案内 [The Japan Association of Group Psychotherapy]
ワタクシも行きたい気持ちはあったのですが、何せ先立つものが色々と…
…ってなわけで、参加した同僚医師に「これはきっといい本だから買うべし(そして買ってきたらちょっと貸して)」と頼んでいたこの本。ようやく借りました。

力動的集団精神療法―精神科慢性疾患へのアプローチ力動的集団精神療法―精神科慢性疾患へのアプローチ
高橋 哲郎

金剛出版 2010-03
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S・フロイト,M・クライン,W・ビオン,S・フークス,C・ロジャーズを思想的背景とする,統合失調症,パーソナリティ障害,双極性障害,慢性うつ病患者への集団精神療法の長き苦闘の実践録。集団をマネジメントする臨床家の徹底した基本的技法,慢性化にともなうクライエント特有の心理の理解,患者への愛情,さらに遷延化する症状への治療をあきらめない根気が求められるなかで,力動的集団精神療法は実践されていく。力動的集団精神療法の創始者たちのキータームの解説を試みる「理論編」にひきつづき,精神科慢性疾患と向き合いつづける臨床家たちの実践をつづった「実践編」を,いわば絶えず行き来するなかで,本書はこれまでに類を見ない力動的集団精神療法を理解・実践するための決定的な一冊となる。

期待に違わずこれは良い本だと思います。


つか、編者の一人であるyou999さんのブログを見ていただくのが一番早いかと思いますが。
「力動的集団精神療法 ―精神科慢性疾患へのアプローチ」を出版します。裕’s Object Relational World
ザッと読んだ範囲での感想ですが、ホント、初心者からベテランまで参考になる内容なのではないかと思いますよ。個人的には、ワタクシみたいなぺーぺーにとっても第4章の「若い臨床家のためのガイド『統合失調症患者への力動的集団精神療法』」なんかはとても勉強になりました。
私の職場は急性期でしかも病態は多岐にわたっているので、精神科慢性疾患のグループでの原則がそのまま適用されるわけではありません。でも、前半にちゃんと集団精神療法の基本的なところがコンパクトにまとめられていて、この辺はどんなグループにも当てはまるところだったりしますし、後半部分も参考になるところは多いです。特に、スタッフ体制とかスタッフ・ミーティングのあり方みたいなところは、やっぱ大事だと思います。
各章で紹介されている参考文献も豊富ですし、「II 実践編」で具体的な事例が多数取りあげられているのもイメージつかみやすくて良い感じです。つか、さすがに学会でのワークショップが元になっているだけあって、なんつーか全体的にリアルな感じがします。
そんなわけでワタクシ的には即買い決定。Amazonさんで「通常2~5週間以内に発送します。」だそうで、納期はちょっとかかりそうですがその辺は気にしない。気長に待ってもいいと思える一冊です。
皆さんもよかったらどぞー。特にグループやってる人、あるいはグループやりたいと思っている人は必須かと。

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コメント (Close):2

れな 10-03-26 (金) 13:36

ふと思ったのですが、ロテさんはいつまでご自分のことを「ペーペー」とおっしゃるつもりですか?
拝察するに不惑前後の年齢かと思いますが、謙遜は置いといてもそろそろぺーぺーですと逃げてばかりもいられない年齢であり、お立場だと思いますが。

10-03-29 (月) 18:05

 先ほど取り上げて頂いたことに気づきました。とても好意的にご紹介いただいてありがたいです。とりあえず御礼まで。

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エッセンシャルズ 心理アセスメントレポートの書き方

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辻井 正次(著・編集)

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(財)日本臨床心理士資格認定協会 (監修, 編集)

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