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【商売】下山晴彦本2冊【上手】

公開日: : 心理・精神医学本

こちら、多分日心臨@東北大の会場でも売れていたであろう2冊。私は帰って来てから書店で見つけました。

山上敏子の行動療法講義with東大・下山研究室 山上敏子の行動療法講義with東大・下山研究室
山上 敏子 下山 晴彦

金剛出版 2010-08-31
売り上げランキング : 6169

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「すべての精神現象を刺激-反応の枠組みでとる」行動療法は,抽象的な理論だけではなく,具体的な目標を設定し,個別に仮説を立てながら,クライエントが困難を乗り越えるための学習方法を提案していく現実的な方法の体系といえる。

本書は行動療法の大家・山上敏子が、「方法としての行動療法」の理念と実践方法について,臨床経験から導かれた事例を援用しつつ行動療法の基礎から応用までを臨床の楽しさとともに語った,若手臨床家のための実践本位・東大講義。

本書は,3つの事例,刺激‐反応の枠で行動を具体的にとる方法,理論も技法も自在に使う方法,問題に沿って治療を進める方法,コミュニティでの行動療法活用術,参加者との質疑応答,臨床心理学を学ぶ人へのエールなど多岐にわたって展開される。下山晴彦研究室での講義の臨場感もそのままに,行動療法を志す若き臨床家のためにも,さらに行動療法をブラッシュアップしたいベテラン・セラピストのためにも,本書はその必携書となるだろう。

臨床心理学ブックガイド―心理職をめざす人のための93冊 臨床心理学ブックガイド―心理職をめざす人のための93冊
下山 晴彦

金剛出版 2010-09
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世界の臨床心理学は,エビデンス・ベイスト・アプローチに基づく研究活動の成果を取り入れて発展したことで,社会的にも専門活動として広く認められるようになっています。そこでは,科学者-実践者モデル,生物-心理-社会モデル,認知行動療法が主要な役割を担うようになっています。わが国でも,このような臨床心理学の発展が社会的に求められるようになっています。したがって,わが国の臨床心理学では,このような新たな発展の土台となるカリキュラムを構築することが喫緊の課題となっています。

そこで,本書では,まず具体的な授業内容を含んだカリキュラムを提案することにしました。そして,そこに含まれる科目ごとに,参考となる日本語で書かれた書籍を紹介することを目的としました。というのは,新しい科目とカリキュラムを提案しても,教える側も教わる側も,そのような科目を教えた経験がないということがあります。そのため,どのように教えるのか,あるいはどのように学んだらよいのかというイメージをもてないということになります。また,それを教え,学ぶための教材も適切なものがないということもあります。本書は,そのようなわが国の現状を超えて,新たな臨床心理学教育の発展に貢献することを目的として編まれたものです。

いやー、商売上手な感じがしますですよ…ってけなしてないですよ。ほめてます。間違いなく。

まず前者ですが、近年の「名著」と言っていいでしょうこちらの本。

方法としての行動療法 方法としての行動療法
山上 敏子

金剛出版 2007-07-12
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おすすめ平均

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こちらの著者である山上氏が東大下山研究室でおこなった講義録です。講義録なんで読みやすいですし、若手臨床家かとの「Q&A」はかなり実用的だったりします。

ワタクシ的には「行間やけに広くね?」的なことはちょっと気になったのですが…まあ気にしない。きっと読みやすさを追求したのでしょうし、実際に内容は濃いと思いますですよ。

・・・・・・・・・・

そして後者。図書ガイドってやつでしょうか。

臨床心理学・精神医学系でこの手の本っていくつか出てますが…

改訂新版 カウンセラーのための基本104冊 改訂新版 カウンセラーのための基本104冊
山中 康裕

創元社 2005-06-21
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精神医学の名著50 精神医学の名著50
福本 修

平凡社 2003-02
売り上げランキング : 84870
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基本的には更新されていくものですわな。新しい知見はどんどん出てくるし、新しい本もどんどん出てくるわけだし。

そんなわけで、いかにも売れそうでありつつ、そんなに手間がかからなそうなのも商売上手っぽいにおいを感じさせるわけですよ。

・・・・・・・・・・

この売れそうな本2冊をこの学会シーズンに合わせて出すってのも絶妙な感じがします。なんか「戦闘力高けぇ」って感じがしますよ。

基本的にどちらも「役に立つ」「実用的」なのは間違いないので、お一ついかがでしょ?>皆様

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コメント/トラックバック (2件)

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  1. 下山先生の本ってのは、なんだか「面白みに欠ける」っていう印象が強いんですよね(個人的に)。認知行動療法関係の書籍とか読むと特にそうなんだけど、「ははぁ〜!なるほど!」っていう体験が無い、ほとんど(ごく個人的に)。
    本人の人柄とかニヒルな感じは好きなんだけど(あくまでも個人的に)。
    でも、今回のは書籍紹介だから何か参考になりそうかも?
    書籍にであったら読んでみようかと思います。

  2. > なんだか「面白みに欠ける」

    まあ、その辺も含めて【商売】【上手】なのかな、と。


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  • 某総合病院精神科勤務の臨床心理士であり臨床心理学者(自称)。なんだかんだで2児の父。妻との仲もそれなりに良好
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