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2011年第1四半期売れ筋ランキング

4月になりました。今年はなんだかめんどくさいんで、ワタクシ的にはエイプリルフールは無しの方向でいきたいと思います。自粛とかそういうんじゃなく。

あ、他の色んなサイトがエイプリルフール企画をやってますし、そういうのは楽しみたいと思います。

こちらなんか参考になりますよ。

2011年エイプリルフールまとめ@Wiki – トップページ
http://htn.to/wshCyD

…とまあ、そんな感じで第1四半期の売れ筋ランキングTOP5を発表していきたいと思います。

第5位は2点。

第5位

発達障害への援助のプロ中のプロである辻井先生にお願いして,今回は発達障害についての特集を組んでいただきました。辻井先生の冒頭論文にもあるように,カタログではない,臨床家の熱意のこもった論文が集まりました。ナントカ療法によらない現実的なアプローチは,多くの学校関係者にとって膝を打つものになるでしょう。辻井先生の連載とまとめて読んでいただけると,なお,理解が深まるかと思います。

スクールソーシャルワークに対する論考を「【観点】学校からの報告」として八木先生にお願いしました。この「観点」のコーナーは,これぞというテーマがあれば,不定期でリレー連載を行なっていくつもりです。情報をお待ちしております。また,なかおよしき先生によるエッセイマンガ(?)のコーナーも始めました。

今回のお世話になりました、遠見書房さんの1冊。震災後の注文が何件かあったのは、遠見書房さんを応援したいという意味もあったかもしれません。

参考:
緊急作成「危機への心理支援学」オンライン版遠見書房 発行人ブログ「チラ裏」
【配達完了】いわきに灯油をもってきました遠見書房 発行人ブログ「チラ裏」

関連エントリ:
『子どもの心と学校臨床』第2号 特集:学校の中の発達障害の子ども:クラスに発達障害のある子もいるというあたりまえの現実の中で(10/04/09)

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そして同数第5位。

第5位

多岐にわたる問題を抱える学校を臨床実践によって変えていく スクールカウンセラーと教職員のための雑誌 スクールカウンセラー(SC)事業は,公教育の現場に外部の専門家(臨床心理士)を投入するという画期的な事業であった。初年度(平成7年度)の154校の中学校に派遣されたSCたちは,現場から高い評価を受けて,平成18年度には全公立中学校に,平成20年度からは小学校に派遣されるまで発展してきた。しかし,昨今の公教育への予算削減を受け,SC事業への配分も減少している。ゆとり教育からの転換,社会状況の急速な変化から生みだされる不登校,いじめ,虐待,教師のうつ病などによる休職者の増大など,事態は深刻になっているのにもかかわらずである。

こうした状況の中で,子どもと学校が元気になるための学校臨床の発展を願って登場したのが本誌である。スクールソーシャルワーカーや各地独自の援助職・ボランティアの導入など,学校臨床においては他の専門職が協力するコラボの時代にある。裏を返せば,学校臨床というものの考え方を集約する「器」が必要である。子どもや保護者,教員,地域住民までをも含む学校コミュニティに援助者としてどうかかわるのか。これまでの実績を評価し,原点を見直し,学校現場の最前線に向け,新しい視点や大切な情報を提供するのが本誌の使命である。SC,スクールソーシャルワーカー,相談員,教師,養護教諭,教育行政関係者などが共同して子どもや家族の課題に取り組んでいけるよう知恵を絞っていくつもりである。是非,読者の皆さんに雑誌づくりに参加していただければと思う。
(本誌編集同人代表 村山正治「創刊にあたって」より抜粋)

こちらも同じく震災後に何冊か注文が入りましたよ。

第3巻第4号もランクインこそしなかったものの、なかなか好調でした。

関連エントリ:
『子どもの心と学校臨床』創刊号 特集:学校でうまくゆく心理アプローチと考え方(09/08/14)

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第3位

臨床心理士や医師などを対象にどこでも、だれでもが受け入れるような常識的で基礎的な技法について、「人と人との出会い」という原点に立ち戻って論じた心の相談のための面接法の書。

当ブログ的超ロングセラーのこの1冊がランクイン。やっぱりこの時期は昨年のTOP10に入った書籍が強いです。

未読の方、是非ポチっとどうぞ…って、4月1日現在「一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です」だそうで…やっぱりまだ流通は若干不安定なようです。

関連エントリ
【やっぱり】初めての面接の前に読んでおく本【基本でしょ】(05/02/25)

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第2位

NHKキャスターから海自 ・臨床心理士に大転身!

自殺や事故が頻発する海上自衛隊で、戦う男たちに寄り添う吏良1尉の24時間!隊員の「うつ、心の病」のケアに奔走するメンタルヘルス最前線。

海自の現実を白日の下に晒す本書は、「海上自衛隊にとって両刃の剣である」

海上自衛隊といえども隊員の構成は日本社会の縮図。社会に若者の非行が蔓延すれば海上自衛隊でも非行が起こる。世間にうつ病や自殺が増えれば海上自衛隊でも増える。それどころか、自殺に関して言えば、不況にも強く壮健であるはずの海上自衛官の自殺発生率が、ときに成人男子の平均よりも高いというのはどうしたことだろうか? 海上自衛隊に特有の隠れた事故要因があるのか?私が著者を知ったのは舞鶴地方総監のときだが、「海上自衛隊にもこういう人材が求められて入ってくる時代になったのか……」と、複雑な感慨を持った――。
――海上自衛隊佐世保地方総監・加藤耕司(「あとがき」より要旨抜粋)

昨年の「なんでこんなに売れたの?」大賞を獲得した(獲得してない)1冊。前四半期もその勢いは衰えず第2位ランクインです。

興味がある方はどぞー。

関連エントリ:
山下吏良著『女子アナ・吏良の海上自衛隊メンタルヘルス奮闘記』(10/12/08)

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第1位

チェックリストでもラベリングでもない「心理アセスメントの六つの視点」を,第七の視点(here and now)で有機的につなげ,クライエントの立体的な全体像をとらえるために――若手臨床心理士に贈る「心理アセスメント入門」必携書。

心理アセスメントの六つの視点(トリアージ1・トリアージ2・病態水準にまつわる要素・疾患にまつわる要素・パーソナリティ・発達生活の実際)から得られたものは,第七の視点(here and now)を通じて集約され,ネットワークのようにつながりながら立体的に存在する。臨床心理面接と不可分な“それ”は“家”のイメージであり,アセスメントから得られた成果をヒントにクライエントの全体像を立体化してゆく内的努力を,セラピストは学派を越えて行なっている。この“家”(=心理アセスメントにおける六つの視点を通じて成っている立体的な像=臨床心理学から見たその人の全体像)のなかでクライエントとセラピストが共生するイメージ――それこそが,真の心理アセスメントである。

やはりこの本、強いっす。今回は第2位を大きく離して(っても当ブログ比ですが)のトップ獲得です。

読んでない人は読まねばならないのではないでしょうか。

関連エントリ:
津川律子著『精神科臨床における心理アセスメント入門』(09/07/23)

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ちなみに以下、TOP5入りはしなかったけどとても惜しかった本たちです。

不登校―ネットワークを生かした多面的援助の実際 精神分析的心理療法の実践―クライエントに出会う前に 精神科研修ハンドブック (KAIBA HAND BOOK SERIES) 集中講義・精神分析 上 (1) 事例でわかる心理検査の伝え方・活かし方 子どもの心と学校臨床(第4号)特集:教師のうつ 山上敏子の行動療法講義with東大・下山研究室 患者の自殺―セラピストはどう向き合うべきか 改訂新版 心理学論文の書き方---卒業論文や修士論文を書くために バウムテスト[第3版]ー心理的見立ての補助手段としてのバウム画研究 こころの治療薬ハンドブック 第6版 エッセンシャルズ 心理アセスメントレポートの書き方

そして次回予告。

確実にこの本は第2四半期のTOP5に入ってきます。下手すると1位になるかもしれません。

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Amazon.co.jpは3月27日(木)、岩手県、宮城県、福島県への一部地域への注文受付を再開しました。

お客様へのお知らせ:東北関東大震災の関連情報

まだまだ注文できない地域もありますが、こうして少しずつインフラが回復しているのを実感できます。

我々のように被災してない、あるいは被災したけれども被害は軽微だった人は、被災地復興への支援とともに、日本全体の経済活動を停滞させないよう、普段通りの生活を送ることを考えていければいいなと思う今日この頃です。

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  • 某総合病院精神科勤務の臨床心理士であり臨床心理学者(自称)。なんだかんだで2児の父。妻との仲もそれなりに良好
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