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『現代のエスプリ』527号(2011年6月号) 発達障害とパーソナリティ障害―新たなる邂逅―

知らないうちに出てました。こちら。

Amazonさんには表紙画像がなかったので、画像リンクは楽天ブックスからです。

精神遅滞に準じたケアを必要とする一群と定義されていた「発達障害」が拡大解釈されるようになってから、「ADHDパーソナリティ」や「アスペルガー特性」という用語まで登場しています。良い意味でも悪い意味でも概念の混乱が起きている昨今、発達障害とパーソナリティ障害の関係を最近の動向から解説します。


不勉強なため私は知らなかったんですが「ADHDパーソナリティ」という用語があるですか?確かにそれはよくわからない…というかなんか奇っ怪な概念ですね。

巻頭の神田橋條治氏を初め、執筆陣は豪華ですよ。

●巻頭語録 パーソナリティ障害から発達障害へ発達障害からパーソナリティ障害へ――発想の導火線/伊敷病院 神田橋條治

●発達障害―最近の動向
 ・広汎性発達障害とパーソナリティ障害――発達障害の概念と基本病理からみた臨床像の違い/京都大学 十一元三
 ・わが国での、AD/HDまで発達障害に含めてしまった選択の前途/長尾こころのクリニック 長尾圭造
 ・成人の発達障害外来でのパーソナリティ障害の見え方/昭和大学 金井智恵子・加藤進昌

●パーソナリティ障害―最近の動向
 ・パーソナリティ障害――ミロンからDSM―5への展開/北里大学 生地新
 ・パーソナリティ障害の遺伝因と環境因/松沢病院 林直樹
 ・パーソナリティ・パーソナリティ障害・発達障害・病前性格の位置関係/岐阜大学 高岡健

●自閉性精神病質(アスペルガー)と子どものシゾイド(統合失調質)
 ・クレッチマーの先見――自閉性精神病質と子どものスキゾイドの繋がり/自治医科大学 加藤敏
 ・アスペルガーが没後の論文(1982)で強調した、子どもの自閉症――アスペルガー型とカナー型との著しい差異/香川大学 石川元

●症例検討(1)――凶悪少年事件の再検討
 ・「早期幼児脳症」を伴う「分裂病質」と診断された同級生殺人被疑者への土居健郎・福島章・石川義博鑑定報告の概要/香川大学 石川元
 ・症例の現時点での治療可能性を念頭に置いた診断について/せいざん病院 志村実夫
 ・司法精神医学の臨床からみたパーソナリティ障害/日本医科大学 野村俊明

●症例検討(2)――二者択一が困難な臨床でのニュアンス
 ・発達障害とパーソナリティ障害――対人距離に映し出されたモラル/目白大学 角山富雄
 ・アスペルガー症候群とスキゾイドパーソナリティ障害――面接の感触/手束心理言語臨床研究所 手束邦洋
 ・アスペルガー症候群と自己愛性パーソナリティ障害――セルフエスティームの案配/川村学園女子大学 川原正人

●インタビュー 児童精神科臨床における、発達障害とパーソナリティ障害の近未来――児童精神科医 村田豊久

なんというか、カビが生えてしまった(すごくごめんなさい)感のある精神病理学も、こういう感じで生き残っていくのだなあと思うとそれはそれで大変興味深い感じです。

トピックとしてはかなり熱いものがあるでしょうし、興味がある方も多いのではないかと思います。

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  • 某総合病院精神科勤務の臨床心理士であり臨床心理学者(自称)。なんだかんだで2児の父。妻との仲もそれなりに良好
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