改めて集団精神療法を勉強してグループの立ち上げなどをしてみようかと思ったり

公開日: : 臨床心理学 ,

タイトルの通りなのですが、新しいグループの立ち上げを画策する今日この頃です…とは言っても、具体的に何をどうしよう的な感じで動いているわけではないのですが、同僚医師と「いつかはやりたいねえ」と話しをしていたところでして。

で、動かないと何も変わらないので、とりあえず週1くらいでその同僚医師とグループ立ち上げのためのミーティング(という名の雑談)をすることにして、あとは関連する文献を読み返したり、探したりしてみようかなと思ったりしてます。

今読みたいのはこれ…

本書の原書は、アメリカの有名のバイブルといわれるThe Theory and Practice of Group Psychotherapyを、その著者ヤーロム博士と愛弟子のヴィノグラードフ女史が、最新の知見をとりいれてまとめたミニ版である。ヤーロム博士のもとで研修を積んだ訳者は、本書が日本の今後の医療・看護・福祉・教育の領域でテキストとして役立てられることを願って、訳出した。たとえば分裂病についても、集団精神療法がリハビリテーションとして役立つことが、豊富な臨床例を入れながら説かれており、示唆するところが多い。

…なんですが、Amazonさんのカスタマーレビューではやたらと翻訳の評判が悪いんですよね。原書
読んでみるかなあ…。

あと、こちらは「読む」というよりも「持っていたい」本。

近年、教育現場や職場においても、個人と家族を含めたグループの中での問題がクローズアップされてきている。心の治療においても、集団には大きな力があるため、治療者が個人と集団の関係を理解し、そのダイナミズムを日常臨床に活用できるならば、よりいっそうの治療効果が得られることは間違いない。

本書は、集団精神療法に関するあらゆる臨床的知見を網羅した実践的マニュアルである。まず、集団精神療法の歴史的発展についての概説、そして実際にグループによる治療を行うにあたっての重大な示唆を含んだ三論文が示され、続いて集団精神療法の代表的な技法(グループ・アナリシス、対象関係集団精神療法、力動的集団精神療法、サイコドラマ、精神分析的集団精神療法、SST)の解説、治療的なアプローチの実際が示されている。

高いけど欲しい。とりあえず図書館で借りますかね。

あと、今考えるのは慢性疾患のグループではなく、比較的軽い症状の人を対象とした外来での集団精神療法だったりするのですが、こちらはやっぱ読んでおきたい。

S・フロイト,M・クライン,W・ビオン,S・フークス,C・ロジャーズを思想的背景とする,統合失調症,パーソナリティ障害,双極性障害,慢性うつ病患者への集団精神療法の長き苦闘の実践録。集団をマネジメントする臨床家の徹底した基本的技法,慢性化にともなうクライエント特有の心理の理解,患者への愛情,さらに遷延化する症状への治療をあきらめない根気が求められるなかで,力動的集団精神療法は実践されていく。力動的集団精神療法の創始者たちのキータームの解説を試みる「理論編」にひきつづき,精神科慢性疾患と向き合いつづける臨床家たちの実践をつづった「実践編」を,いわば絶えず行き来するなかで,本書はこれまでに類を見ない力動的集団精神療法を理解・実践するための決定的な一冊となる。


…で、ふと思ったこと。これは完全に余談です。

自分の臨床の方向性というか、あり方みたいなものって、考えてみると「なんとなく」とか「偶然」で決まってきているような気がします。

何かをやらざるを得ない状況になって、そのために勉強してなんとか形にして…とか、あるいは近くに詳しい先生がいたから「せっかくだから」的な感じで教わっているうちに、それがメインになってきた…とか。

そういう経緯だからといって、手を抜いたりしているつもりはないですし、そういう経緯で始まっているからこそ、しっかりやらねばという気持ちも強かったりするのですが、なんと言いますか、他の皆様はどんな感じでご自分のオリエンテーションなんかを決められたのか…みたいなことが気になることはあります。

ただ、改めてそういう話をするとなると、結構なマジ話になったりするので、照れくさくてなかなか聴けなかったりもするんですけどね。

とりあえずそんな感じで、まずは目の前のことをがんばっていきたいと思っているのでございました。

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  • 某総合病院精神科勤務の臨床心理士であり臨床心理学者(自称)。なんだかんだで2児の父。妻との仲もそれなりに良好
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