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2011年第3四半期売れ筋ランキング

予告通り、四半期毎のアレ、いってみたいと思います。

既にちょろっと書いてはいるのですが、ものすごく意外なものがランクインしているのでありますよ。

ちなみに前四半期はこちら。

2011年第2四半期売れ筋ランキング

ではチェケラ。

5位は同数で3点。

第5位

WAIS-III成人知能検査の理論的背景を解説した上で、検査結果を解釈する手順を詳細に記述。そして、その解釈の進め方に沿った8つの事例を掲載しており、臨床現場で役立つ情報が満載。簡易実施法や5つの臨床群に関する研究データ・知見も紹介し、単なる事例集の枠を超えた、現時点でのWAIS-IIIの事例・臨床研究の集大成の書といえる。ぜひ、WAIS-IIIユーザーの皆様の座右に置いていただきたい一冊である。

ド定番の一冊です。WAISユーザーはほぼ全員が持っているであろうこちらですよ。

今さら私が言うこともないと思いますが、WAIS使いで持ってない人は是非どぞ。

関連エントリ:
『日本版WAIS‐3の解釈事例と臨床研究』キター(11/04/01)
『WAIS-IIIの解釈事例と臨床研究』読んでみたよ(11/04/21)

・・・・・・・・・・

第5位

自然災害などの大規模災害後のストレスから子どもを守るために

かばくんと一緒に,「あんなこわいこと」と向き合って,かばくんと一緒に元気になろう。

阪神震災から15年間,日本各地はもとより世界中の自然災害などによる被災地をまわり,ストレスケアを続けてきた冨永教授による,被災後に高まり続けるストレスを減らしてゆく絵本です。

前半は絵本で,後半は心理教育的解説で,子どものストレスを減らし,不安を解消します。

なお,本書の印税と売り上げの一部は,東日本大震災の復興支援として募金いたします。

同数5位の2点目はこちら。当ブログ的にはめずらしい、絵本形式の専門書がランクイン。

著者の冨永氏より、当ブログでの紹介記事に関してお礼をおっしゃってもらったりもして、なんだか恐縮でございましたよ。

東日本大震災と心のケア(35)絵本「かばくんのきもち」ロテ職人さんの紹介に感謝!ストレスマネジメントとトラウマ

そちらのエントリによると「英語、インドネシア語、中国語、韓国語」の翻訳があるそうで、色んな場面で活躍しそうな一冊です。

興味のある方は是非どうぞ。

関連エントリ:
とみながよしき作・しむらはるの絵『災害後のこころのケアのために かばくんのきもち──絵本で学ぶストレスマネジメント1』(11/09/01)

・・・・・・・・・・
第5位

近年、増加している「モンスターペイシェント」。患者からの暴言、暴力などにより、病院のスタッフが精神的・肉体的に傷つく事例が多発しているなかで、実際の医療現場で起こった事例やスタッフの意見をもとに制作された、医療関係者必見の“対策”をまとめた一冊。

わかりやすく、見やすくするためにイラストを配し、2色印刷に。また、使いやすさを考えて、ページがめくりやすく折れにくいよう角を丸く加工、ハンディな大きさ。

まあとにかく実践的な本ですよ。マニュアルとして持っておきたい1冊。

こちらで問題にされている「モンペ」は「ペイシェント」の方ですが「ペアレント」対策にも通じる部分はあるかも…と考えると、医療領域のみならず学校領域で役立つ場面もあるかもしれません。

まあ「ペアレント」対策本も色々出てるので、いずれそちらもチェックしたいとは思っているのですが。

関連エントリ:
『医療従事者のための モンスターペイシェント対策ハンドブック』(11/09/05)

・・・・・・・・・・

さて、次が4位なんですが、これが例の「意外な」やつなのです。

第4位

●2011年2月20日にさいたまスーパーアリーナにて開催された”「けいおん!!」ライブイベント~Come with Me!!~”が遂にファン待望の映像化!!
●映像・音楽ともにチャートを賑わせ続けたTVアニメ「けいおん!」シリーズ。ライブキャスト出演のライブイベントを収録した映像商品です。
●前回の横浜アリーナでのライブイベント「レッツゴー!」より収録時間、曲数、映像特典ともにパワーアップ!
●映像特典にはリハーサル、練習風景やバックステージ映像を収録予定!
●2011年12月より映画「けいおん!」公開予定!

けいおん!キター!!!!!!!!!!!

まさかランクインするとは思っておりませんでした。いや、世間的にはそこそこ売れてるんでしょうけれども、当ブログ経由でこれだけの(といってもそんなでもないですが)人数が購入されたというのは本当に驚きです。

ちなみにこれ、DVD版だけの数であり、Blu-Ray版の分も入れるともう一段階順位が上がります。

なんといって言いものやら…つか、自分は実はまだ買ってないんですよね。「買うならBlu-rayバージョンだよな」と思いつつ未見なので、そろそろ何とかしたいと思います(何とかって?)。

『けいおん』ファンなら絶対に買いだと思うわけですよ。

今気づいたんですが11月には2回のライブイベントそれぞれのライブ盤CDも出るらしいっす。

キモヲタと笑わば笑え。ああ、そうさ。あずにゃんは俺の嫁…ってことでよろしく。

関連エントリ:
『けいおん!! ライブイベント ~Come with Me!!~』のDVDが観たい…いやBDが欲しい – ロテ職人の臨床心理学的Blog(11/0721)

・・・・・・・・・・

そして2位が同数で2点。

第2位

精神科で用いられるほぼ全ての薬剤をまとめたハンドブックの最新改訂版。本年に市販される新薬までを掲載した上、識別コード一覧を全薬剤までに拡張、臨床現場での更なる使い易さを追及しました。また、薬理説明、処方エピソード、服用時の注意点などのわかりやすい解説は、医師、看護師、臨床心理士、薬剤師などの医療従事者だけでなく、薬を服用している患者さんやご家族の方にも理解しやすいとご好評いただいています。精神科に携わる全ての方々に使っていただける必須の1冊です。

まあ前四半期もランクインしてましたし、当然っちゃあ当然ですわな。

とりあえず持ってない人は買った方がいいっす。

…って、何という手抜きコメント的な感じもしますが、言いたいことはこれまでほとんど関連エントリで言ってるので、ワタクシ的に今さらなのです。

関連エントリ:
『こころの治療薬ハンドブック 第7版』出るらしいっす(11/04/06)

・・・・・・・・・・
第2位

精神遅滞に準じたケアを必要とする一群と定義されていた「発達障害」が拡大解釈されるようになってから、「ADHDパーソナリティ」や「アスペルガー特性」という用語まで登場しています。良い意味でも悪い意味でも概念の混乱が起きている昨今、発達障害とパーソナリティ障害の関係を最近の動向から解説します。

こちらもまた前四半期のトップだったので、やっぱり当然のランクイン…なんですが…

Amazonさんの商品ページを見ると「登録したお客様には、この商品のご注文受付開始時にEメールでお知らせします。」となっております。

ご存じの方も多いかと思いますが『現代のエスプリ』は休刊となりました。

現代のエスプリ 531号(2011年10月号) 精神科診療所の現在 – 至文堂/制作 ぎょうせいオンラインより

「現代のエスプリ」は昭和38年に株式会社至文堂より、現代社会の問題を心理学等の様々な切り口で解説する雑誌として創刊されました。平成21年の業務統合後は、当社より刊行を続けておりましたが、雑誌経営を取り巻く厳しい状況に鑑み、今年9月発売号(通巻531号)をもって、休刊することといたしました。

この間に賜りましたご厚情並びにご支援に対し、あらためて心から御礼申し上げます。

つまり既刊もおそらくは在庫が捌け次第なくなるってことでしょう。次にAmazonさんで購入できる状態になった時にはプレミア価格がついちゃってるような気がします。

色々世知辛い感じはするわけですが、出版不況が長く続き、専門書や専門誌をとりまく状況も激変しつつある中で、これまで刊行に携わってこられた皆様方に感謝の気持ちもあります。

この巻に限らず、欲しいのが見つかったら早めにゲットするのが吉かと思います。

「現代のエスプリ」検索結果 – Amazon.co.jp

関連エントリ:
『現代のエスプリ』527号(2011年6月号) 発達障害とパーソナリティ障害―新たなる邂逅(11/05/24)

・・・・・・・・・・
そして第1位はこちら。

第1位

臨床心理士の資格取得を目指す人のための総合ガイド。平成22年度・21年度・20年度の筆記試験問題(抜粋)の公開とその正答と解説を加え、どのような専門性が求められているかを示す。

正直、私としてはこちらも意外だったのです。

そもそもこれまでは、あんまりこれ、紹介してなかったんですよね。そりゃ受験する人は間違いなく買うでしょうから、売れるのは売れるんでしょうけれども、なんとなく当ブログの読者層って「これから資格試験受けます」的な人は少ないんじゃないかと勝手に思ってたんですよね。

んでも大学院生とかが読んでると考えれば、そりゃ買いますわな。

そんなこんなでこちらはこれから買う人は少ないとは思いますし、必要がない人にとっては全く必要がない本なわけで、いつもの「興味のある人はどぞー」で締めるわけにいかないのがにんともかんともな感じです。

関連エントリ:
『新・臨床心理士になるために[平成23年版]』が出てる(11/07/22)

・・・・・・・・・・

そんなこんなで…いかがでしょ?皆さんが持っている本(DVD)はランクインしてましたでしょうか?

今後も基本的には「俺が興味ある本」をご紹介していく所存でございますが、それが皆様にとっても興味のある本であれば幸いだったりする次第でございます。

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コメント/トラックバック (2件)

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  1. たしかにけいおんは意外でしたね・・・。
    WAIS‐Ⅲの本は、経費で買えないかな~と病院と交渉中。
    でも最近WAISを心理検査としてではなく、神経心理学検査として使用することが多いので、あんまり必要ではないのかもしれないと考えてます。

  2. >ネピリムさん

    コメントありがとうございます。

    私は元々WAISは神経心理学的検査だと思っておりますし、そういう視点で見ても『日本版WAIS‐3の解釈事例と臨床研究』は有用な本なのではないかと思います。

    個人持ちでも損はしない感じなので、よろしければ是非どうぞです。


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  • 某総合病院精神科勤務の臨床心理士であり臨床心理学者(自称)。なんだかんだで2児の父。妻との仲もそれなりに良好
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