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大学入学時点、あるいはそれ以前に将来の職業を決めてしまうこと

公開日: : 子育て , , , ,

4月から小3になった我が家の長女。相変わらずピアノだけは一生懸命やっている…というか他のことも頑張っていて、恐らく私が同じ年の頃よりも格段に「出来がいい」のです。勉強においても運動においても。

それなのに彼女的には「自分が自信を持てるのはピアノだけ」という感じになっていて(そんな教育をした覚えは全くないのですが)、確かにそう思わせるだけの技能は持っていると思います。親馬鹿的視点抜きでそう思います。

そんな彼女の将来の夢は、当然のことながら「ピアニスト」だったりします。

このまま行けば「ピアノの先生」だったり「音楽の先生」くらいにはなれると思います(まあ「このまま行く」というのが相当困難だとも思いますが)。でも「ピアニスト」ってどうなんでしょ?

特に最近の傾向として、注目される人ってのは小さい頃からその才能を見いだされているように思います。

例えばこの子とか。

しかし、小さい頃にどんなに才能があったとしても、誰も将来について保証できるわけではないのですよね。そして、早期に将来の職業を選択するということは、それ以降の可能性の多くを捨ててしまうことにもなるわけですよね。

これはピアニスト等の芸術系だけではなく、例えば本気でプロスポーツ選手を目指す場合も一緒かもしれません。

…でもそれって健全な成長に繋がるのだろうか?と思わざるを得ないのです。それ以外の目標を持っていなかった、あるいは持てなかった子どもがその夢の過程で挫折してしまった場合、どうなるのだろうかと。

そう考えていくと、大学入学時点で将来の職業が決定してしまうことですら、やっぱり「早いんじゃない?」と思ったりします。

代表的なのは医学部でしょうか。

医学部に入学して将来医者にならない人もいないわけではありませんが、それはごくまれな例です。

例えば「神戸大学 医学研究科・医学部 | 各種統計・学生データ」の「医学科卒業生進路」ってところを見てみると、平成16年から平成21年の6年間で「その他」の進路を選んでいるのはわずか2名です。「その他」が「医師以外の職」なのか「無職」なのかはこれだけではわかりませんが…。

大学入学時点で将来の職業が確定しているというのはある意味立派なことであるかもしれませんが、やっぱり「それ以外の可能性」ってのはなくなってしまうわけですよね。本当に18歳くらいでちゃんと決められるものなのかなあ?と思ったり。

ともあれ、少なくとも我が子に関して言えば将来の可能性を色々と考えて、そしてそもそも私立の音大なんぞに行かせる経済的余裕もなかったりするので、まずはしっかり勉強しようぜってことは伝えてあります。そして一緒に勉強したいと思ってくれている限りは一緒に勉強しようと思っているわけです。ええ、明日も朝6時にたたき起こされる予定です。

なんか当分、こういうことは悩まねばならないのだろうなあと思いますし、そして我が子も悩まねばならない時がくるのだろうなあと思っております。

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コメント/トラックバック (2件)

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  1. ロテ様
    ゼロ免ではない教員養成課程のある大学で非常勤しとります。
    カリキュラムは4年間びっちり「教員目指す用」に特化しているため,入学後しばらくしてから教員に適性がなさそうと自覚した学生や,やっぱ教員無理だわテヘとなっちゃう学生も当然いるわけですが,簡単には方向転換できんのでそりゃまあキツそうです。
     逆に適応してる学生たちは「親族が教員」だったりすることもよくあるのだけど,そういう学生ほど教師以外の選択肢をあまり検討したことがなかったりもするわけで,これはこれで問題だろう,と常々思っとります。

  2. >キュアなすびさん

    コメントありがとうございます。

    やはりそこに葛藤がないのは問題ですよね。方向転換がしづらいのもわかりますが、何か大切なことに目を向けていない(目を逸らしている)感じがします。


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  • 某総合病院精神科勤務の臨床心理士であり臨床心理学者(自称)。なんだかんだで2児の父。妻との仲もそれなりに良好
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