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5/2読売新聞に国家資格化関連のなかなかよさげな記事が載ってました

今月、5月2日の読売新聞の社会面に心理職の国家資格化に関する記事が載ったそうです。記事のスキャン画像が全心協(全国保健・医療・福祉心理職能協会)のサイトに掲載されております。

本日はそちらの記事をご紹介!

…と思ったのですが、その前に…。

関係者から聞いた話なのですが、最近、全心協さんは会費の未納が多いのだそうな。会費の未納が続けば自然退会となるわけで、会員数減に繋がってしまうのです。

これまでの国家資格化の流れの中で、いわゆる3団体の一つ、医療心理師国家資格制度推進協議会、そしてその母体であるところの全心協が果たした…果たしている役割というのは無視できないものであると言えます。なにより、小さい団体であるが故に色んな動きがとにかく速いです。少なくともウェブ上における情報の更新は3団体の中でもっとも早いです。

それでも関係者の中には、臨床心理士会が本腰を入れた時点で「もう大丈夫なんじゃない?」と思っている人もいるかもしれません。

しかし、ある意味ここからが本番であり、3団体のそれぞれがロビー活動に力を入れる必要がある時期に来ていると言えます。そんな中で、全心協が資金難で活動継続困難になったとしたら…その関係者の方は「国家資格化も動きが頓挫する可能性」も示唆していました。

会員増というのはなかなか難しいのかもしれませんが、少なくとも当ブログをご覧になっている会員の皆様で会費を未納の人はお支払いいただけないでしょうか?その関係者の方に成り代わってワタクシからお願い申し上げます。

年会費の振替口座はこちらのリンク先でいいのかな?

入会申込書 – 全心協

さて、ここからが本題。

例の新聞記事ですが、前に述べたように記事自体はこんな感じ。

全心協のページからそのまま転載しましたが…問題ないですよね?(もし何か問題ありましたらご指摘お願いします)

単なる画像転載だけではあまりにも芸がないので、以下、テキストに起こしてみます。横書きで読みやすいよう、段落替えの際は一文字下げる→一行空けるというように多少の改変アリです。

心のケアを担う「心理師(仮称)」の国家資格化に向け、心理専門職の関連団体と国会議員らが法制化準備を進めている。背景には、20を超すカウンセラーの民間資格が“乱立”する現状がある。なぜこれほど増えたのか。信頼性は保たれているのか。

心理学のカバー領域は医療や福祉、教育、司法、産業など多岐にわたる。各分野は学派や専攻によって細分化され、それぞれに学会や実務者のグループが存在する。資格の大半は、これら学会や団体が設け、認定している。

ある大学関係者は「学問上の立場や見解が異なることもあって、独自の資格を作る動きが相次いだ」とみる。子安増生・京都大教授(発達心理学)は「国家資格がないことが、こうした現状を生んだ面はある」と指摘する。

結果、似通った名の資格が次々と生まれたが、取得の過程は様々だ。例えば、高度な専門性を有するとされる「臨床心理士」。受験には認定協会が指定した大学院の修了や実務経験が必須で、取得後も5年ごとに研修を受けなければならない。40年の歴史を持つ「産業カウンセラー」も、養成講座で約7ヶ月間カウンセリングの基礎理論などを学び、81時間の実習を経て試験に合格する必要がある。

一方、大学で必要単位を履修すれば書類審査だけで済む「認定心理士」、学会に2年以上所属して一定の条件を満たせば取得できる「応用心理士」など、試験や更新制度がないものもある。

問題はその違いが分かりにくい点だ。うつ病治療の経験者の中には「どの資格の人に頼ればいいか目安がなく、不安だった」と話す人もいる。カウンセリングの技量にもばらつきがあるのが現状だ。

もう一つの課題に、カウンセラーの身分の不安定さがある。「日本臨床心理士会」の2007年の調査では、最難関とされる臨床心理士でも、非常勤のみで働く会員が46%を占めた。

関東の病院に勤める臨床心理士の女性(34)は27歳で取得したが、3年間はスクールカウンセラーや児童相談所の非常勤職員など三つをかけ持ちした。「休めば収入はゼロ。人の悩みに寄り添う仕事なのに先行きが見えず、技量を磨きづらかった」と振り返る。

ストレス社会に生きる人にとって、国が一定の技量や資質を保証する資格は分かりやすい指標となる。国家資格保持者として待遇面が改善されれば、カウンセラーも研さんを積む余裕ができ、より質の高い支援が期待できる。

3月末、心理関連の学会などでつくる3連合体は、衆院第一議員会館で国家資格創設を目指す集会を開いた。超党派の国会議員約100人が参加する中、民主党の仙谷由人・党政調会長代行は「心理職の信頼性を高め、国民が安心して頼れる資格制度を実現させたい」と述べている。
(文化・生活部 西堂路綾子、辻阪光平)

あと、記事には代表的な資格の名前、認定団体、取得人数、試験の有無、更新制度の有無についての表も掲載されております。

大筋で間違っている部分もなく、一般の方向けとしてはしっかり書けている記事なのではないかと個人的には思います。こうした一般向けの紹介記事が掲載されるというのは、やはり注目を浴びているということでしょうし、それなりに現実的な動きになっているということでしょう。

今後の動きもワタクシなりに追っていき、順次ご紹介させていただきたいと思います。そして全心協の会員の皆様におかれましては、何卒ご協力お願い申し上げます

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