【高校生にも】麻生武・浜田寿美男(編著)『現場の心理学』【入学直後の大学生にも】

昨日のエントリ、心理学系学部・学科を志望する高校生の皆さんへ – 「本当にその選択でいいのですか?」はてなブックマークのホッテントリに入るくらい注目を集めておりうれしい悲鳴なワタクシでございますが、皆さんいかがお過ごしですか?

いやー、これまでいわゆる「炎上」したことは何度かありましたが、こういう形でまっとうに注目を集めたのは初めてでして、本当に読んでくださった皆様には感謝いたしております。

さて、このタイミングでまさにタイムリーな感じのこちらの記事を発見しました。

現場の心理学:「現場」から迫る 奈良女子大名誉教授ら、学生向けに入門書 /奈良毎日jp(毎日新聞)

毎日新聞 2013年01月23日 地方版

心理学という学問の魅力を高校生や大学に入学したばかりの学生に伝えようという書「現場の心理学」が、かもがわ出版から発刊された。奈良女子大の麻生武教授(発達心理学)と浜田寿美男名誉教授(法心理学)が編集を担当した。

同大学文学部が昨年2月に刊行を始めた「<まほろば>叢書(そうしょ)」の第2巻。5章構成で、「発達心理学」「臨床心理学」「法心理学」「ジェンダー心理学」「認知心理学」という現代心理学研究を紹介し、魅力を感じてもらうことを目指す。

浜田さんは電車内で痴漢に間違われて逮捕され、2審で逆転無罪を勝ち取った男性のケースなどを紹介。同大学大学院博士研究員(教育心理学)の池田曜子さんは、小説や漫画などで男性同士の同性愛を描いた作品「ボーイズラブ」が人気を得ている状況を考察している。いずれも、実際に人が生きている「現場」から心理学に迫っているのが特徴だ。

A5判、140ページ。1470円。問い合わせはかもがわ出版(03・5942・8501)。【山成孝治】

こちらの本ですね。

心理学には、いったいどんなものがあるのか。人々が生きている現場で、どのような心理学をもちいているか、人は互いにどのようなコミュニケーションをおこなっているのかなどさまざまな現場の人間の心の不思議さを書いたもの。


浜田寿美男氏というと発達心理学者であり、法心理学が専門というイメージは全くありませんでした。「困った時のWikipedia!」ということで調べてみましたよ。

浜田寿美男 – Wikipedia

浜田 寿美男(はまだ すみお、1947年 – )は発達心理学者、奈良女子大学名誉教授。 香川県生まれ。京都大学大学院文学研究科(心理学)博士課程単位取得後退学。花園大学助教授、教授、奈良女子大学教授。2009年定年退任、名誉教授。立命館大学特別招聘教授。

発達心理学の分野で著作、翻訳書が多数ある。子供が冤罪事件(甲山事件など)で証人としてかかわったケースに数多く関与して、そこから子供の心の読み取り方についての著述も多い。

へー。「子供が冤罪事件〜」の部分については全く知りませんでした。

しかしこの『現場の心理学』、BL人気の背景について扱ってるなんて辺りはちょっと読んでみたかったり。

残念なのは、取り上げられているのは応用的な分野が多く、もうちょっと基礎的な領域にも目を向けてもらいたかったなと思ったり。でも「現場の〜」ということなので、応用分野中心なのは仕方ないというところでしょうかね。

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  • 某総合病院精神科勤務の臨床心理士であり臨床心理学者(自称)。なんだかんだで2児の父。妻との仲もそれなりに良好
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