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大学院進学?一般企業に就職?

公開日: : 最終更新日:2013/12/05 臨床心理学 , , , , , ,

就活生

心理学系大学院への進学を考える大学生向けのエントリの4回目になります。シリーズ過去ログはこちら。

心理学系大学院への進学を考える大学生の皆さんへー学部時代をどう過ごしますか? その1(13/04/12)
心理学系大学院への進学を考える大学生の皆さんへー学部時代をどう過ごしますか? その2(13/04/15)
心理学系大学院への進学を考える大学生の皆さんへー学部時代をどう過ごしますか? その3(13/04/15)

今回取り上げるのは卒業後の進路、つまり大学院に進学するか、あるいは一般企業に就職するか、その選択についてです。

「水が高きより低きに流れるように…」

まずは少し自分語りを…

私が大学3年時。一般企業への就職は考えていませんでしたが、親がやっている家業を継ぐという選択肢はありました。その場合には、数年間は同業他社へ修行的な意味で就職することになっていたでしょうけれども。

そしてもう一つの選択肢が大学院進学でした。私は臨床心理学の分野に進みたいとは思っていましたが、同時に自分が本当に臨床家に向いているかどうか自信がなかったので(実は現在でもその辺りの自信はありません)、どちらかという研究職を志望していました。そうなると最低でも5年間、学生生活を延長することになります。

色々悩んだ私は周りの色んな人にその件について相談しましたが、その中の一人。研究室の先輩(と言っても当時既に技官として大学に所属されていましたが)はこうおっしゃっていました。

「水が高きより低きに流れるように、自然と落ち着くところに落ち着くから」

と。

当時は「何のこっちゃ?」と思いましたが、結果的にそうなりました。

やっぱり自分は家業を継ぐよりも学問の道に進みたいと思ったので、大学院を受験。最初の年は不合格で、その後1年間研究生をして大学院に入学。色々あって途中で微妙な路線変更はあったものの、なんだかんだで未だに臨床やりつつ研究もしたい…という感じでここまで来ました。

基本的にはやりたいことをやった方がいい

あの先輩の言葉、「水が高きより低きに流れるように、自然と落ち着くところに落ち着く」というのを、私は「やりたきゃやるだろうし、やりたくなければやらないだろう。結局なるようになる」ということなのだと解釈しています(当の先輩は「違う」とおっしゃるかもしれませんが)。

やりたいことをやる前にあきらめてしまうよりは、とりあえずやってみるという方がいいのかもしれません。

ただ、それでも色々と心配になるのはわかります。特に将来、臨床心理士の資格を取得して臨床家として働こうと思ったら、それが現実問題として近づくにつれてなかなか大変な道であることはわかってくるでしょうから。

前回の心理学系大学院への進学を考える大学生の皆さんへー学部時代をどう過ごしますか? その3でも言ったように、大学院での生活というのは「お金を払って仕事をしている」ような忙しさになってしまうでしょう。さらに大学院修了して就職出来たとして、常勤職は少なく、常勤であっても給与の面ではなかなか厳しいということになりがちです。

そして忙しさは置いておくとしても、経済的な問題は確かに大きいと思います。

一度、一般企業で働いてみるのも一つの方法

心理職に就くことに経済的な不安を感じるのであれば、学部卒後に一般企業に就職してみるのも一つの手かと思います。

「それでも学びたい」という気持ちがあれば、社会人大学院なり何なりに行くでしょうし、仕事をすることで事前に学費分くらいは貯金できるかもしれません。

基本的には学問の道を歩むのに時期が早い・遅いはそれほど大きな差はないと思います。数年程度は誤差の範囲内でしょう。

逆に心理系、特に臨床心理士の指定大学院を修了してから一般企業に就職するのは、そもそもあまり一般的なルートではなく参考になる先例も少ないでしょうからより難易度は高くなりそうです。

就職してみて「(心理職には)それほど就きたいわけじゃなかった」と気づくかもしれませんし、迷っているのならばまずは学部卒時に普通に就活をしてみるのは方法としてはありかと思います。ただ、私も一般的な就活についての知識が決定的に足りていないので、そういう心構えで就活が上手くいくかどうかについては全く保証はできませんが。

ともあれ、やはり「水が高きより低きに流れるように、自然と落ち着くところに落ち着く」んじゃないかと思うのです。やりたければやるでしょうし、やりたくないのであればやらないでしょう。

…という私の意見を参考にして、人生大きく脱線したとしてもその辺りは自己責任でお願いいたします。あくまでも私個人の意見ということで。

そして以前も書いたように、大学院進学するにしても一般企業に就職するにしても、理想的には学部3年時の年度初め頃まで、遅くとも秋くらいまでには決めておいた方がよろしいかと思います。

次回は「大学院をどう選ぶか?」という問題について書きたいと思います。

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