臨床家として、研究者として、どのように生きていくのかということ

公開日: : 研究と臨床, 臨床心理学 ,

螺旋階段

ためになった勉強会。来年度も参加するかどうか…

今年度、月1で開催される某勉強会に参加させていただきました。

体調不良やどうしても都合がつかなかったりして、何度か休んだこともあったりしましたが、内容的には大変勉強になりましたし、毎回さまざまな刺激を受けることができました。

で、その勉強会。3年で1クール、今年度が新しいクールの開始年だったんですが(ここまで書けば人ならどこの勉強会かはわかっちゃうでしょうが、その辺はまあ気にせずいきましょう)、来年度の参加は見送ることにいたしました。

主に金銭的な理由から。

この勉強会に限らずスーパーヴィジョンなんかも含めて、臨床家としての自分の能力を維持し、そしてより能力を磨いていくためには、やっぱりお金は必要です。

「そんなのは当然の出費」「自分に投資することを惜しんでいては能力は向上しない」というおっしゃる方もいるかもしれません。私もそれが理想だとは思います。

しかし、現実的に考えるとやっぱりなかなか難しいです。独り身ならばまだしも、結婚して、子どもがいたりすると、将来のことを考えても色々お金は必要です。

そんなわけで、来年度の勉強会の参加はあきらめることにしました。

学会出張が認められなかった

そして今年度、金銭的に「痛かった」ことがもう一つあります。

昨年末頃に参加した某学会。私の部署の責任者には参加の旨を伝え、許可をいただいたのでてっきり出張扱いになると思っていたら、正式には許可がおりなかったのです。

そのため、ん万円を自腹で払わねばならなくなってしまいました。

これまでは年1回くらいの学会参加は出張として認めてもらっていたのですが、どうも最近厳しくなったらしく「発表しないとダメ」「それも筆頭発表者でないと原則ダメ」になってしまったのです。

いや、確かに発表もしないのに学会行くのも正直どうかってところはあります。ただ、臨床系の学会に関して言えば、各種ワークショップが開催されていたりして研修会的な側面もあると思うのですよね。

そしてふと思ったのは「やっぱり研究者じゃないから、こういう扱いになってしまうのかなあ…」ということでした。

ぶっちゃけ大学教員ってどうなんですか?

もし私が大学教員だったとしたら、もう少し事態はマシになるのでしょうか?

大学教員であるところの先輩だったり、後輩だったりに聞くと、割と皆さん「大学にいてもなかなか自分のしたい研究というのは出来ない」ってなことをおっしゃるのですよね。

でも研究費は(その所属機関だったり立場だったりによって色々でしょうけれども)もらえるわけですよね?そして、教務の都合等もあるでしょうけれども、学会参加は仕事として認められるわけですよね?

確か大学教員になってしまうと、臨床実践についてはかなり限定的にしか行えなくなったりするわけで、臨床の腕は鈍ってしまいそうです(今でも怪しげなのに)。

しかし研究がしたいとなると、やっぱり大学に所属するしかないのでしょうか?

研究職として採用されているわけではない中で、それでもそれなりに自分の研究をやらせてもらえるということで、今の職場は(研究をしたい私にとっては)かなり恵まれていると思います。ただ、いつそういった状況が変わってしまうかわからないわけで…。

「心理臨床家」兼「市井の臨床心理学研究者」として生きる道はないのかなあ…とぼんやり考えてしまいます。

何はともあれ、まずは論文書けってことですな

そんな私に出来るのは、とりあえず今手がけている研究をガシガシと進めて、そして形にすることしかないわけで。

頑張ってやっていこうと思います…

…がやっぱり色々悩んでしまうのでございました。

なんかまとまってない&下手な文章ですんません。

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  1. 初めまして。ロールシャッハでヒットしたのでお邪魔します。早速ですが、恥の多い生涯を送ってきました。自分には、臨床家もどきとしての生活が、よくわからなくなっているのです。今年大きな配転があって、新しい部署で心理テストの再教育?が課せられたので、初心者も受け入れるロールシャッハ勉強会(職務扱い、5〜6回続く)に参加しました。臨床家である講師(大学の先生)が語る情勢論(包括システムやらR-PASやら)が私には新鮮に響きます…。さすがに勉強会終わればすぐ使いこなせということはありませんが、勘の鋭さだけが取り柄の忍者が、いきなり「科学忍者隊」に入れと言われたような疎外感が募ります。
    ロールシャッハで、心理臨床で禄を食んでこられた先生からは、冒瀆するなと言われそうですが、若い頃ロールシャッハは面倒だとか、TATや箱庭療法の方が面白そうだとか屁理屈をこねて逃げ回ってきた小生がこの期に及んでロールシャッハ入門とは。ブログとは次元の全く違う話で大変恐縮ですが、世間にはこういうわけのわからない輩もいるという自虐ネタということでご容赦ください。それでは失礼します。


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  • 某総合病院精神科勤務の臨床心理士であり臨床心理学者(自称)。なんだかんだで2児の父。妻との仲もそれなりに良好
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