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俺とブログと臨床心理士 #ロテ職人の臨床心理学的Blog10周年 #公認心理師

ワイン 2005年

今改めて語る「臨床心理士資格」

なんだかラノベっぽいタイトルというか、「俺とお前と大五郎」みたいな感じがなきにしもあらずなのですが気にしない。

15/01/16のエントリ、このブログの10年を振り返りつつ色々反省してみよう その1で「長くなりすぎたので、続きはまた明日」とか書いたきりで完全に放置しておりました。

本来であれば10年前から現在まで、このブログの歩みを振り返ってみよう(ついでに反省しよう)という企画だったわけですが、予定を変更しまして本日は「臨床心理士資格に対するワタクシの思い」などを語ってみようかと思います。

「何で今?」というご意見もあるかもしれませんが、私としては「今だからこそ」です。

久々に見たTwitter界隈は何も変わっていなかった

議論にもならない議論に加わるのは激しく時間のムダなので、しばらく意図的にTwitterの資格関連の話題から遠ざかっておりました。いや、時間のムダというか「私の個人情報を公開すると恫喝されるのが嫌なので」と言った方が正確ですね。

見てしまったら何か言いたくなるし、何か言ってしまったら恫喝されるし。

そんなわけで久々にTwitterを見ましたが…まあ何も変わってないですよね。

公認心理師法案に対する「慎重派」…というかあの方々は明確に「反対派」でしょう。ぶっ潰したい人たちは一定数いらっしゃるようで。

その理由の一つは「臨床心理士資格を守りたい」ということのようですが(その裏にもまた何か別の理由があるのかもしれませんが、そこはおいといて)、臨床心理士資格が生き残る価値があるものならば、例え国家資格としての公認心理師が成立したとしても生き残ると思うのですよね。「悪貨は良貨を駆逐する」とか言ってますけれども、そんなのは理由になってませんし、そもそも現行の臨床心理士資格が「良貨」なのか?って話ですよ。

改めて私がブログを始めた理由

そこでふと思い出したのです。私がなぜこのブログを始めたのかを。

前回のエントリではこう書きました。

なんでブログを始めたかと言いますと、2ちゃんも荒れ放題で、それでも何だか自分の意見を言う場所が欲しくて。

「論文でも書きゃいいじゃん」と言われればまあその通りですけれども、若造が偉そうに自分の意見を言ってると「若造のくせに」って言いたくなる老害さん達っていらっしゃるじゃないですか。「ろくな経験もないくせに」とか。

でも、ネット上ならば、その発言者の属性は関係なく、発言内容のみで判断してもらえるじゃないですか。誤っていれば反論してもらえばいいし、その反論から議論が展開し、持論を修正することもできるかもしれません。

そんな感じで出来ればいいなあと思っておりました。というか、今もそのつもりでやってはいます。

これはこれで間違いではありません。

間違いではないのですが、もっと正確に言うとしたら、自分の中にある「臨床心理士資格を変えたい」という思いを表明する場が欲しかったということなのですよ。

自分なりに臨床心理士について色々考えてたし、今も考えてる

このブログを始めた2005年当時、まだ私は臨床心理士資格を取得したばかりのペーペーでした。

指定大学院制度が導入されたのが1996年度。2007年度の資格試験以降は指定大学院の修了が必須となりましたが、私が修了した頃、私の出身大学院は指定大学院ではありませんでした。

そんなわけですので、指定大学院の実際を実体験として知っているわけでもありません。

ただ、臨床心理士の養成と資格のあり方については自分の体験を踏まえた上で色々問題があるとも思っておりました。

その上で、私なりの養成課程なんかも考えてみたりしました。

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当時も、そして今も、色々考えてはいます。

考えてはいますが、結局、当時も、そしても今も、私には何も変えることができません。ブログ内で色んなことをブツクサ言うことしかできません。

で、臨床心理士資格を守りたいと思っている人達。あの方達は臨床心理士資格をまもるために何かをしたのでしょうか?臨床心理士資格をその当時よりもさらに良い物にするために何かをしたのでしょうか?

本当に守りたかったのならもっと早く改革すれば良かったのでは?

今、臨床心理士資格を守りたいがために公認心理師法案に反対している方々は、10年前、臨床心理士資格をより良い物にするために、何かしていましたか?

私程度の頭で考えても色々と問題があることは明白だった臨床心理士資格ですよ。私なんかよりよっぽど経験もあって頭も良い先生方であれば、当然、私が考える程度の改革案は思いつきますよね?

それとも、そんなことは全く考えなかった?思いもよらなかったのでしょうか?

色々と現実的なしがらみがあるのはわかりますよ。大学の中の人であれば、言えないことはたくさんあるでしょうし、日々の糧を得るために思ってはいても改革を口に出来なかった人だっているでしょう。

それでも私なんかのような吹けば飛ぶよなペーペー心理士が言っているようなことを、偉い先生方が言うだけでずいぶん違うと思うのですよ。

残念ながら、私はそうした改革案を偉い先生方が口にしているのを、文字にしているのを、聞いたことも見たこともありません。

それをしなかった方々が、今さら「反対」っておかしくないですか?

まあ私が知らないだけで、当時から改革に取り組み、その上で今「反対」を口にしている先生方もいるのかもしれませんが。

私は臨床心理士資格に期待しています

臨床心理士資格を改革するにはもう遅すぎるのかもしれません。

だからと言って公認心理師法案に「反対」するだけ(あるいは「対話」?を求めるだけ)なのもどうかなと思います。

せめて現実的な(=現状で実現可能な)代替案を提示するってことは出来ないものなのですかね?

…それをしていないってのは、つまりは出来ないってことなのでしょうね…。

…と暗い気分になっても仕方ないので、とりあえずワインでも飲んで楽しくいきましょうか。週末ですし。

そんなわけでトップ画像は2005年のワインです。

私は、臨床心理士資格が何らかの形で残っていくことを期待してます。公認心理師法案が成立したとしても、臨床心理士資格を「解体」する必要はないと思うので。

前から何度も言ってますが、臨床心理士資格が「研究」をその業務の一環であるとするコンセプトはいいと思うのです。公認心理師と差別化を図ることのできる部分だと思いますし。コンセプトが違うなら共存していくことも可能なのではないでしょうか。

「自然消滅」はあるかもしれませんが、そうなるんなら仕方ないってことで。

あんまりまとまっておりませんが、今はそんな感じで考えているのでございましたとさ。

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