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雑誌『臨床心理学』第16巻は2号連続で発達障害関連特集ですよ

臨床心理学 第16巻第1号

昨年末からずっと「チェックせねば」と思っていたこちら。ようやくちょこっと見ることができました…とか言いつつ、まだ買ってはいないのですが、とりあえずご紹介。

出版社の紹介ページでは目次が見られますよ。

臨床心理学 第16巻第1号金剛出版

ワタクシ的には不勉強ゆえ知らなかったアセスメント技法なんかも紹介されてたりして、是非とも購入せねばと思っているわけなのですが、目次を見た時点でずーっと気になってたことが一点ありました。

巻頭言でもある、東京大学教育学研究科教授の下山晴彦氏による“公認心理師と発達障害のアセスメント”という文章です。

拝読いたしまして、ワタクシの危惧は確信に変わりました。

確かに我々心理職の業界において、昨年の公認心理師法案成立は大変大きなトピックだったと思いますし、個人的にもその成立は喜ばしいことだと感じております。

そして、発達障害の支援の中で、我々心理職が担う責任というか役割みたいなものが、資格制度によってより重みを持つということもわかります。

下山氏は国家資格の成立によって、国から「お墨つき」を得たという表現をされておりましたが、国家資格というのはつまりそういうものだというのも重々理解しております。

ただ、その表現はやっぱり違和感を感じるというか、なんか嫌なんですよね。

で、なんで嫌なのか考えてみたところ「勘違いした公認心理師」を大量に生み出す可能性があるなあということに気づいたわけでございます。

同じような「勘違いした臨床心理士」は今でもたくさんいると思います。資格を取得した段階で「専門家としてのお墨つきを得た」と思っちゃう人…いますよね?

民間資格である臨床心理士ですらそうなのですから、いわんや公認心理師に於いておや。

下山氏のところの学生さんならそんなこともないんでしょうけれども、今後、多くの大学が公認心理師の養成に関わるようになってくることは容易に予想されるわけで、そんな中でそういった可能性を増大させるような表現には気をつけるべきなのではないかと思ったわけでございました。

…と、偉い先生に対してどんだけ上から目線?という感じもしますがキニシナーイ!(一応匿名だし)

とにかく雑誌自体は役にたつこと間違いなしの内容なので、興味がある方は是非ともポチっとどーぞ。

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  • 某総合病院精神科勤務の臨床心理士であり臨床心理学者(自称)。なんだかんだで2児の父。妻との仲もそれなりに良好
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