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「自分の子どもの顔写真をネットにアップしちゃう」問題からネットにおける臨床心理士の実名での情報発信について考えてみた

運動会をスマホで撮影

なんかこの話題、いろんな人を敵に回しそうな気がするわけですが…まあいいや。

たまにいますよね。Twitterのアイコンやトップ画像に自分の子ども(多くは赤ちゃんだったりしますが)の顔写真を使ってる人。あとは、ブログなんかでもちょっと探せばもう山ほど出てくると思います。かわいいかわいいなんとかちゃんの顔写真。

あれってどうなんすかね?と思うわけですよ。

単純に、自分の顔写真が勝手にネットに流出してたら嫌じゃないですか?あと、例えば自分の撮った写真をネット上にアップする場合、そこに知ってる誰かの顔が写っていたら、普通はその人に許可をとりますよね?

で、自分の子どもの顔写真だったらそれはしなくてもいいのか?って話ですよ。

少なくとも、赤ちゃんだったら許可の取りようがないっすよね。

じゃあ、その年齢が例えば小学生くらいだったら。一応許可を取ることはできますね。

大人だったら自分の顔写真がネットに出回ることの意味はある程度わかっているはずなので、それを踏まえた上で許可する、あるいは拒否することもできるわけで、成人していればそのリスクをある程度背負わねばならないのですが、それが自分の子どもで年齢が小学生くらいだったらどう?って話ですよ。

自分の子どもの顔写真をネットにアップすることの意味だったりリスクだったりを親がわかっていたらそもそも許可を取る以前にアップしようとは思わないだろうし、そういうことをわかっていない親の子どもだったりしたら、ネットリテラシーに関する教育の程度は推して知るべしという感じであり。

…と、こういうことを書くと「お前みたいにネット上で暴言を吐いてる人間だったら、そりゃあ子どもの写真を流されたら困るだろうけど、自分はそんなことはしないから問題ない!」とおっしゃる方もいるかもしれません。

でも、そういう方はご存知ないのでしょうけれども、世の中には色んな性癖の人がいるんですよ。

例えば、赤ちゃんに欲情しちゃう人もいるんですよ。

私はそういう人がいても別にいいと思います。実際にそれで赤ちゃんに手を出さなければ。

で、最近は児童ポ○ノの規制も世界的に厳しくなっている中で、自分の子どもの顔写真がそういう人たちのオ○ニーのおかずにされちゃう可能性って考えませんか?

考えないで自分の子どもの写真をアップしているんだったら、あるいはそれを踏まえた上でそれでもアップしたいのならば、私は止めません。ただ、自分はそれが嫌だからやらないというだけの話で。

・・・・・・・・・・・・・

そして、それに関連して「ネットにおける臨床心理士の実名での情報発信」の話です。

先日、Twitter上である方と議論になったのですが、その方がおっしゃっていたのはざっくりまとめると「ネット上で同業者の批判をするな」ということでした。

で「批判するなら直接その相手に言え」とのことでした。

別に私はその批判対象の指導教員でもスーパーヴァイザーでもないので、相手をどうこうしようとは思ってないわけです。教えや指導を請われているのであれば別ですが、そもそもそうじゃない相手を教育するなんて不可能だと思うんですよね。というか、求められてもいない相手を教育しよう、育てようなんて、ものすごい傲岸不遜な話じゃないですか。

実際のところ、これまで私はネット上で実名で情報発信している臨床心理士を直接名指しで批判したことがあるのですが、そうやって実名で情報発信してて自分で言っていることのおかしさに気づかない臨床心理士はまず間違いなく頭のおかしい(悪い意味で)人でした。

ある相手は「これ以上ネット上での批判を続けるなら、法的な手段に訴える」と、私の職場に内容証明郵便を送ってきました。でも、その場合って法律の専門家による関与を匂わせることが大事なわけで、その当人とお知り合いの方の名義で出されても「なんの意味が?」と思いますし、私としては「ああ、やっぱりこの人は頭がおかしいんだな」と思った次第でありまして。

でもとりあえずリアルの生活を侵食されるというのは気持ち悪いし、まあ面倒くさいわけです。

ある相手は自分から私に絡んできて、批判されると逆ギレというコンボをかましてくれました。

偉い先生だから、批判されることに慣れてないし、プライドが猛烈に高いんでしょうね。これもまた、相手をするのはかなり面倒くさいです。

そして、これまで一番最悪だったのは、実は最悪すぎてネットでは扱ってません。

詳細は書けませんが、ある大学の臨床心理学系の教員がSC先のクライエントにストーカー行為を行っているということを、自分のブログにその相手の個人情報つきでアップしていたことがありました。もちろん、その教員は実名でブログを書いていたわけではありませんが、私にブログの宣伝をして欲しかったらしく、所属と実名つきでメールを送ってくださいました。

さすがにその時は、あまりにもひどかったのでその方が所属している地方の臨床心理士会に報告したのですが、それ以来数年間にわたって、色々とネット上で嫌がらせされましたよ。さらに、そういう人の言うことを鵜呑みにして同じように私に嫌がらせをしてくる人もいました。私に対するあれは「批判」ではありません。間違いなく「誹謗・中傷」です。私の容姿を揶揄するようなコメントや「クライエントに手を出してる」的なことも書かれましたから。

余談ですが、その相手、未だにその大学の教員やってるんですよね。臨床実践からは外されて、減給等の罰はあったようですが、正直信じられないです。そして、未だに私に対して逆恨みをしているようです。超絶面倒くさいです。

もちろん、今も実名でネット上で情報発信している臨床心理士の方はいますし、その中でまともな人というのはご自分の発言にかなり気を使っていると思います。

結局のところ、まともかまともじゃないかの違いは「自分の発信している情報は、全世界の人から批判される可能性がある」というところに気づているかどうかだと思うのです。

特に我々の仕事というのは、クライエントから常に様々なファンタジー(幻想・空想)を抱かれるわけで、ネットでの発言と紐づけられるとそれがさらに複雑になっちゃうと思うのです。ものすごい技術を持った方であれば、そのあたりも含めて取り扱うことができるんでしょうけれども、普通はわざわざ複雑にしないですよね。通常は扱いやすくするために治療的な枠組みというのがあるわけで、ネット上で実名で発言するというのは自らその枠を壊してしまう可能性のある行為だと思うのです。

そんでもって「自分の発信している情報は、全世界の人から批判される可能性がある」ということに気づいていないという意味では、自分の子どもの顔写真をネットにアップしちゃう人も同じだと思っています。自分の子どもの写真がオカズにされることを許容できるなら別にいいんですけど、とりあえず私は嫌ですからそれはしません。

これがFacebookなんかで「友達限定」で公開するというのはまた話が複雑になってくるので、ここでは割愛します。

結論として「ネット上で実名でおかしな発言をしてる臨床心理士というのは頭がおかしい人なので関わらない方がいいよ」ということでございます。

・・・・・・・・・・・・・

…と書くと「お前だっておかしい発言してるだろ」と言われるかもしれませんが、いや、「ロテ職人」は実名じゃないですし…。その場合には「お前がそう思うんならそうなんだろ。お前の心的現実においては」とお返ししたいと思います。

「真実」と「心的現実」 – Togetterまとめ

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