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昨年10月オープンの心理学情報サイト『サイナビ!』が面白い @chitosepress

サイナビ!top画像

昨年10月オープンだったのに、本当に最近、その存在に気づいたのです。皆さんご存知でした?(これで知らなかったのが自分だけだったら、それはそれで悲しいですが…)

こちらのサイト。

サイナビ!

サイナビ!とは」より引用します。

サイナビ!では,心の探究に関連する話題のトピックスや注目のテーマ,出来事や新刊書籍などを紹介します。

心を探究する学問は,一般的には心理学(サイコロジー)と呼ばれますが,心の臨床的問題,人間関係,性格,家族や子供の成長,感情,神経科学,学習,やる気,記憶・思考など認識の諸相,集団心理,動物の心理,ロボットと人工知能,経済行動,法と心理,犯罪心理,心理学の研究方法などなど,心の探究に関連するテーマは多岐にわたります。

サイナビ!では,そうした話題の中から,毎週1,2本の記事を配信していく予定です。

話題のトピックスや注目のテーマは,そのテーマにふさわしい研究者のかたに執筆していただきます。


サイトの構成を見ていただければお判りいただけるように、運営されているのは心理・教育・社会関連の書籍を出版されている株式会社ちとせプレスさんです。

心理学関連書籍も数多く出されている(メインはむしろ法学関連なんですね)有斐閣さんで15年勤務された櫻井堂雄さん(TwitterID:@saku_taka)が昨年6月に立ち上げた若い会社だそうで。

会社案内 | ちとせプレス

この「サイナビ!」ですが、ワタクシはこのコンセプトが素敵だと思いました。

ここから広げる,深める

書籍を読む場合には,参考文献や紹介されているURLなどがあればそれを見てみる,ということはあるのではないかと思います。

インターネット上の記事では,もとになっている文献情報をあまり記載しない場合がままあります。しかしながら,特に学問的な内容の記事の場合は,それがどういった文献に基づいた議論なのかを知ることは大切なことだろうと思います。サイナビ!では,通常の書籍と同じように,必要な文献情報を記載するようにしています。

また,サイナビ!では文章中の文献や出来事,動画などについて,なるべくハイパーリンクをはり,その情報にすぐにアクセスできるようにしてあります。ぜひリンクをたどって,さまざまな情報をたどることで理解を広げ,深めていってほしいと思っています。

心理学を楽しんで学ぶうえで,どちらに進めばよいのかの見通しを得られるとよいなと思っています。そうしたナビゲーションとなるサイトを目指しています。

そうなんですよねえ。「もとになっている文献情報をあまり記載しない場合がままあります」。はい。耳が痛いお言葉です。自分では気をつけているつもりですが、この辺りは反省…ともあれ…

このようにおっしゃるだけあって、本当にコンテンツの質は最初からものすごく高いと思います。

実験心理学に関しての今田寛氏(めっちゃ大御所!)の連載や、幼児教育のエビデンスについての無藤隆氏(やっぱり大御所!)・内田千春氏の解説はさすが!と言わざるをえないです。

そして現在の心理学を大きな歴史的・社会的文脈から考察した渡邊芳之氏・小塩真司氏はブックレットにもなっております。

サイナビ!ブックレットvol.3を発行しました(15/12/28)

…というかすでにブックレットはVol.3まで出てるんですね。

サイナビ!ブックレット

Vol.1 「心理学研究は信頼できるか?――再現可能性をめぐって」(池田功毅,樋口匡貴,平石界,藤島喜嗣,三浦麻子)
Vol.2 「尊敬されるリーダー、恐がられるリーダー――影響力と社会的地位の2つの形」(大坪庸介)
Vol.3 「歴史的・社会的文脈の中で心理学をとらえる」(渡邊芳之、小塩真司)

どれも読んでみたいっす。

そんな優良コンテンツ満載の「サイナビ!」さん、なんですが一つ、いや、二つほど注文があったり。

とりあえず「デザインがかなりアレ」です…いや、ごめんなさい。デザインセンスの欠片もないワタクシに言われたくないでしょうけれども、もうちょっとなんとかならなかったもんかなーと思うわけでして。

サイト構築にはこのブログ同様、WordPressのようですが、無料のテーマ(テンプレート)でももうちょっと良さげなのあるんじゃないかなあと思ったり。

この手のサイト形式だったら「WordPress」「マガジン」「テーマ」の検索語で、無料でおしゃれなのがいくつか見つかるんじゃないかと思います。

「WordPress マガジン テーマ」を検索 – はてなブックマーク

で、もう一つの注文。

「サイナビ!」が「ちとせプレス」のサイトの1カテゴリーになっているのがSEO的にかなりもったいない気がします。

「サイナビ!」で独自ドメインをとって別サイトとして運用した方が、検索にひっかかりやすくなると思うんですよねえ。こんだけの優良コンテンツをそろえてるのに、見つけてもらえないのはものすごくもったいないです。

…と、瑣末は注文はあるものの、内容はホントに素晴らしいです。臨床成分は少なめですが「心理学好き」なら絶対面白いはず!

そんなわけでみなさま、ぜひともご覧くださいな。

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  • 某総合病院精神科勤務の臨床心理士であり臨床心理学者(自称)。なんだかんだで2児の父。妻との仲もそれなりに良好
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