食育

「問題ない」=「良い」ではないです

投稿日:

06/08/31のエントリ、栄養的に極端な偏りがなければ偏食してても問題ないのコメント欄であままさんからこんなコメントいただきました(当該エントリを未読の方はまずそちらからどぞー)。

偏食については大人になったら解消されることが多いんだから、と思うより、子供なんだからほっといたらエスカレートする一方だ!と思う方です。
「色々工夫しながら様々な食品を与えていく必要があると思います」とありますがこうゆうことが大事だと思うのですよ。なんか「特に問題ない」とか「全く心配していない」とか言ってるから、まさか野放し状態?と勝手に思ったりしたので。

えーと…


とりあえずエントリの本文をちゃんと読んでくださいな。
あままさんも引用されていますが、私はこう言っておりますよ。

もちろん「うちの子はこれしか食べないから楽でいいよね~」とかアフォなことを言いながら、特定の食品しか与えない養育者がいるとしたら言語同断です。引用した部分にもあるように、幼児期の偏食は固定化しない傾向がありますし、その後の食生活のバラエティへの可能性を広げるという意味では、色々工夫しながら様々な食品を与えていく必要があると思います

ここ大事!
幼児期の偏食を見て「このまま何も食べない大人になるんじゃないか…」と思うのは余計な心配ってものですよ。だからと言って放置していいとは一言も言ってませんですよ
工夫することは大事です。つーか、自分の子どもを思えばこそそういうことをするわけじゃないですか。できるだけ美味しい物を食べさせたいですしね(※これは「好きなものだけ与える」ということではないです)。
で、なんで私が「気にするな」と言っているかっていうと、子どもの偏食が気になってそれが育児の負担を過度に増大させるということを危惧しているのです。「偏食はわがままに繋がる」なんて誤った信念はそうした負担を助長させかねないということを危惧しているのです。
ですから、負担が過度にならない程度に工夫していく必要はあると思っておりますよ。
ちなみに「子どもなんだからほっといたらエスカレートする一方だ!」ってのはあままさんの決めつけですよね?どこかにその証拠がありますか?もし根拠なくそういったことをおっしゃっているのであれば、そうした決めつけが他の養育者を苦しめる可能性はあるのだということを自覚してくださいな
・・・・・・・・・・・・
んでもちろん、タイトルにもあるように「問題ない」=「良い」ってわけではありません。「栄養的に極端な偏りがなければ偏食してても問題ない」とは言っても、偏食を放置することを推奨しているわけではないのですよ。つか

まさか野放し状態?と勝手に思ったりしたので。

「勝手に思うなよ」って感じでございますよ。我が家はそれなりに工夫していますよ。負担にならない範囲で。
個人的にはうちの娘は恵まれた食生活をしていると思いますよ。夏場なんかは常に畑で取れたての野菜を食べることができますし(てか彼女は自分で収穫するの好きですし)、苦手な食材も色んな調理方法で試してます(お陰で最近、ずいぶん色んなものを食べるようになりました)。
勝手に「まさか野放し状態?」とか思われてしまうのは心外です。

うちはおかんが栄養面重視の食事で「体にいいんだから少しくらいおいしくなくても食べなさい。」と言われて小さい頃育ったので、偏食でも意外と栄養面は大丈夫と言われても、ほんとにそうなのかな…?と疑ってしまいます。刷り込まれちゃってて。ロテ職人さんの娘さんの食事もあんまりよくないのではと思っちゃいます。ほんとに大丈夫なんだったら偏食しててもまあいいじゃん、と思いますけど。

疑われても、一応そういう研究結果は出てますですよ。でもそういう結果があるから、そういうことを主張する私ん家の食事があまりよくないと思われてしまうのも、これまた心外です。
栄養バランスの悪い食事よりはバランスの良い食事の方がいいに決まってるじゃないですか。その辺を踏まえた上で養育者が無理に偏食を矯正するのではなく、「まあいいじゃん」と思えてた方が養育上はいいんじゃねーかと思うわけなのですよ。
言いたいこと伝わりますかね?
そんなわけで、また異論・反論・オブジェクションありましたら受けつけますよ。

1日1回クリックしていただけるとうれしゅうございます学問・科学ランキング

-食育

Copyright© ロテ職人の臨床心理学的Blog , 2024 All Rights Reserved.