臨床心理学

「将来、カウンセラーになりたい!」「臨床心理士の資格を取りたい!」と思っている高校生に向けて改めて真面目に語ってみる その2

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例の真面目なエントリ第2弾。
過去ログ未読の方はまずはそちらからどーぞ。
「将来、カウンセラーになりたい!」「臨床心理士の資格を取りたい!」と思っている高校生に向けて改めて真面目に語ってみる(08/08/28)
そして関連しそうなエントリはこちら。
関連エントリ
心理学を知らない人のための心理学入門書(05/09/14)
【皆さん】心理学を知らない人のための心理学入門書その2 【ありがとう】(05/09/20)
【旧帝大とか】勘違いしている人がいる【そういう話】(2005/10/11)
臨床心理士を目指す中学生に贈る言葉と紹介したい本(05/12/23)
きのこさんの質問に答える(06/06/16)
さて、前のエントリで

とりあえず大学の心理系学科を目指すことをお勧めいたしますよ。

とは書きましたが、「私、学部は心理学系じゃないんですけど…」という大学院志望者、あるいは心理学系学部卒以外の現役大学院生や修了者もいることでしょう。もちろんそういう人がいてもいいとは思います。
でもまあ、将来臨床心理士資格を取得することを考える、つまり指定大学院への進学を考えるのであれば、当然心理系の学科に進学した方が有利ですよね。
もちろん「心理学部」とか「臨床心理学部」である必要はなく、「文学部なんとか心理学科」とか「教育学部なんとか心理学科」とかでいいと思います。「人間なんとか学科」みたいなところもあるかもしれません。その辺は大学に資料請求してもいいでしょうし、大手予備校の受験情報のサイトや書籍も参考になるでしょう。恐らく各学校には進路指導室みたいな便利な場所もあるはずです。
で、問題は大学選びですよ…
…とか書きつつ、ホント単純な話だと思います。
このブログをよく読まれる方であれば、「また例のアレか」と思われるかもしれませんが、そういう方は読み飛ばしていただけたらと。
で、とにかく行ける中で一番入試難易度の高い、偏差値の高い大学に行きましょう
もうほぼこれで結論が出てます。
こんなことを言うと「キモーい」とか「偏差値至上主義が許されるのって昭和までだよねー!」みたいなことをおっしゃる方もいるかもしれません。
まあまあ、ちゃんと理由まで聞いてくださいな。


将来の目標を持って大学進学するのは、それはそれでとても良いことです。でも、大学に入ってから将来について悩むこともそれはとても大事なことだと思います。勉強はたくさんしてください。そしてたくさん遊んでください。たくさんバイトして、たくさん恋愛して、たくさん失恋してみてもいいかもしれません。
その中で色々と思うこともあるでしょう。ひょっとしたら、将来やりたいことが変わるかもしれません。
その状況で出来るだけ選択肢が増える、可能性が増す方向で…と考えると、やはり少しでも受験勉強をがんばって、できるだけ入試難易度の高い大学に入ることが一番だと思うのです。
上記過去ログ
【旧帝大とか】勘違いしている人がいる【そういう話】(2005/10/11)
の中で私は
大学受験で旧帝大(北大・東北大・東大・名大・京大・阪大・九大)か旧高等師範(筑波・広島大)、あと上位数校の私立大に入る能力がないのなら、臨床心理士を目指すのはやめてください
と書いていますが(詳しくはコメント欄も含めてご参照いただけたらと)、もちろん全ての高校生がその辺りのレベルの大学に入れるとは思っていません。それぞれに得意・不得意な分野はあるでしょうから、それらの大学に入学できなければダメということではありません。
ただ、前のエントリで

今後、爆発的に需要が伸びるということは恐らくあり得ません。心理職の国家資格ができたとしても、需要としては現在の需要プラスアルファ程度の伸びしかないと思います。

等、今後も恐らくは厳しい状況が続いていくと述べました。
そうした厳しい状況が続く中で、少ない就職のパイを同年代で争っていく必要があるわけです。そう考えると、少しでも将来の状況を有利にするためには、まずは少しでも難易度の高い大学を目指すことが必要になってくるのではないでしょうか。
そして、受験が不本意な結果に終わってしまうこともあると思います。それでも大学では、とにかくたくさん勉強して、たくさん遊びましょう。
色んな現実を見つめて、それでもまだ臨床心理士の資格を取得しようというのであれば、それはそれで止めません。目標があることはそれはまた良いことです。
ただ、これはどこの世界でもそうですが、自分の能力不足が関わる患者・クライエントの不利益に直接的に繋がるのだということは自覚してください。それを自覚してもまだ勉強ができない、そして将来的には研究できないというような場合は、やっぱりそういう人にはお勧めしたくないのです。
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なんだかごくごく当たり前のことしか書いてないわけですが、それでも読んでくださった方に色々と考えていただければ幸いでございます。

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