雑記

「必要悪」という言い方は確かに良くないかもですね

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昨日のエントリの中で私はこんなことを書きました。

複雑化する教育環境の中での公教育には限界がありますし、少子化とは言えトップクラスの大学では受験のレベルが下がるわけでもありません。なので、塾は公教育がしっかりしていれば本当は必要がない、ある意味での「必要悪」として認めていかなければいけないのではないかな、と。

…えーと…なんだか言い訳がましくなってしまいますが、そんなに悪い意味で書いたわけではないんですよ。私は塾講師の仕事は非常に好きでしたし、社会的な意義のある仕事だとも思っています。
で、この点に関して教育産業関係の方かどうかはわかりませんが

学習・パズル・教育関連のサイトで面白かったものを中心に掲載していきたいと思います。100%主観で選んでます。

というりんごアンテナ日記~塾・パズル系ニュースサイトの管理人、りんごさんがこのように言及されております。

前から思ってたんですが、なんで塾は「必要悪」って言われないといけないんでしょうか?
悪いことしてるわけじゃないのに。
お掃除サービスとか、引越しサービスは「必要悪」ですか?
家庭の味を破壊するレストランやコンビニは「必要悪」ですか?
塾のことを「必要悪」と言う人たちは、そこで働いている人々のことを考えたことがあるのだろうか?
塾の講師にも家族がいるし、友人がいる。
それでその人の職業は「必要悪」ってどういうこと?
すごく失礼な話だって思うんですよね。
有料有料っていうけど、公教育にどれだけの税金が使われているか知らないのだろうか?
確定申告行くときにいつも親切に書いてあるけど
あれって公教育に税金を使ってるから我慢しろ、って言われているみたいな気がする。

うーん…繰り返しますが、そういうつもりではなかったのですよ。
確かに「必要悪」という言葉は悪いかもしれません。なので言い換えるとすると「なるべくなら必要のない職業」とでもしておきましょうか。
で、私の仕事ってのは基本的に「なるべくなら必要のない職業」の最たるものなのではないかと思っておりますよ。私(や同業者)のやってる仕事が必要のない世界ってのが理想ですよね。
塾だって公教育がしっかりしていれば必要ないわけですよね?そこに投入されている税金の問題云々ではなく。
全ての子どもが公教育の中で教えられたことを身につけることができ、全ての子どもが入りたい大学に入れて、全ての子どもが自分の就きたい職業に就くことができれば、塾なんていらないわけでじゃないですか。昨日のエントリで取り上げている教育再生会議の野依氏の発言の背景にはそういう考え方があるのだと思います。で、それが理想の社会だとも思います(それで国力の向上とかが望めれば)。
でも現実はそうじゃないわけで。
なので「必要悪」という言い方は失礼だったかもしれませんが、やっぱり「なるべくなら必要のない職業」だと思うのです。
…ってことでいかがなもんでしょ?

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