資格問題

「社会福祉士と診療報酬」って話題で思ったこと

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06/10/10のエントリ、参加した人いますか?『 心理専門職に関する国際シンポジウム~国家資格化をめぐって~』を受けて、jazzyyysmileさんのブログ(テンプレが萌え~)で社会福祉士と診療報酬について調べてくださったようです。
jazzyyysmile | 【ちょっと】社会福祉士と診療報酬【気になった】(06/10/11)
これを読んでちょっと思ったこと。
多分私はソーシャルワーカーという仕事をその実質以上に評価している可能性があるので、ツッコミどころがありましたら遠慮なくどーぞです。


職業的なアイデンティティって大事だと思うんですよ。
で、診療報酬の問題があってそれが待遇の改善に繋がらないという考え方もあると思いますが、診療報酬のために職業的なアイデンティティを放棄してしまうというのもどうかとも思うのですよね。
これまで、基本的に精神科以外の医療ソーシャルワーカーというのは、心理職同様に「不採算部門」だったはずです。でも、病院の中には確かにソーシャルワーカーはいました。
不採算部門であるのにいるのはなぜかというと、「必要だったから」そして「その要求に見合う働きをしていたから」なのではないかと思うのですよ。
で、「必要とされており」「その要求に(ある程度)見合う働きができる」場所でこそ、職業的なアイデンティティというのは保たれるのではないのですかね。「診療報酬が算定できないからイラネ」って職場もあったかもしれません。でもそういう職場ってどうなんでしょうね?そもそもそういう職場で働きたいか?って感じもしますですよ。
そんな感じで心理職のことを考えてみると…どうでしょ?
果たして現場で必要とされているのでしょうか?職業的なアイデンティティが保てないのは、その能力不足によるところはないのでしょうか?就職先がないのは実は必要とされていなからなのではないでしょうか?
供給過多にしたところで最終的には自分の首を絞めるだけ…ってことに気づいているお偉いさんはどんだけいるのかって感じです。
…って書いててjazzyyysmileさんと同じような結論になってきました。なんかまとまりませんがそんな感じで。
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ともかく、「不採算部門だからとりあえず精神保健福祉士の資格取れ」って職場で言われて資格を取って、ソーシャルワークの専門的なトレーニングをそれほど受けたわけでもないのに何となくPSW的な仕事もやってしまっている心理職の方々は、自分の職業的なアイデンティティってのがどこにあるのか、おうかがいしてみたいものでございますよ。

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