臨床心理学

「良い研究」ってどんな研究なのさ?

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nocteさんの心の探求、あるいは夜の世界の昨日のエントリ、相関分析を読んでふと思い出したこと。当該エントリの内容からはちょっと離れてしまうかもしれませんが。
大学院時代、先輩と話をしていてこのエントリのタイトル通り「良い研究ってどんな研究なのさ?」って話になったのですね。で、その時先輩が言っていたこと…ってなわけで、80%はその先輩の受け売りってことで。基本的に当ブログの大半は受け売りなのでその辺よろしく。あ、ちなみに受け売りの場合はちゃんと引用元だったり、元発言のソースを明記するのは基本的なマナーっつーか、とりあえず受け売り発言をあたかも自分が考えたことのように言っちゃったりしてしまうのは激しくカコワルイと思うわけです。
…って何か脱線しましたが…そう。その先輩の発言です。
よい研究ってのは仮説がシンプルで、変数もシンプルなものなんじゃないか
極端な話をすれば2変数の相関だけで言いたいことが言えるなら、それはすごい良い研究なんじゃないか
うん。私もそう思いますです。


もちろん「2変数の相関で何か言ってる研究」=「良い研究」ってわけじゃないですよ。
できる限り変数を統制してシンプルな仮説を立てた上で、今まで明らかにされていなかったことについて何か新しいことが言えるのであれば、それは良い研究なんじゃないかってことです。
逆に「やたらと変数の多い探索的な研究」はやめようぜとか思うわけです…って同じようなことをこのブログのどこかで書いたような気がしますので検索してみた。
ありました。
「データをムダにしない」ってことから考えてみる(06/05/01)
あー。我ながら良いこと言ってるなぁ(←自画自賛みっともない)。
で、nocteさんとこの昨日のエントリを振り返ってみますと…

学生の中には、多分一定の割合でいるのだろうけど、一生懸命頭を悩ませて研究計画を練って、研究をするのだけど、どうにもうまく考えがまとまらなかったり、説明がすっきりしない学生がいて、今回私のゼミにもそういう人がいた。

それってやっぱ集めたデータ以前の話で、仮説立てる時点ですっきりさせておく必要があったんじゃないかと思うのです。
nocteさんもその辺をわかってらっしゃるからこそ

もちろん、そこでうまく整理できなければ、理想的にはもう一度調査をやり直してみる、というのも手なのだけれども、変数の整理、研究デザインの整理に手間取って、頭を悩ませての調査の実施だったので、それをもう一度というのもなかなか難しい。心理学の専門家を育てるなら、それもありかもしれないけど(後略)

とおっしゃっているのだと思いますし、だからこそとりあえず「相関分析をきっちりやる」というところに戻るのでしょう。
…とは言っても、ホントにシンプルな仮説、シンプルな変数で何かを言うってのは実はすごく難しいことだったりして。だからこそなかなか研究計画が立てられないのだなぁ…ホントいいかげんがんばらねばなぁ…と自戒を込めつつ、改めて大学院時代のことを思い出してみたりする今日この頃なのでした。

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