ネットの各所で話題になっている(のに、なぜか大手マスコミではなかなか報道されない)東京都青少年保護条例改正案の問題についてのまとめ記事です。何が問題なのかが非常に理解しやすいので、今ひとつこの問題の本質がわからないって人や、全く知らなかった人などは特に、ご一読いただけたらと思いますよ。
「非実在青少年」問題とは何なのか、そしてどこがどのように問題なのか?まとめ(GIGAZINE)
そして、本日づけでもなかなか読み応えのある文章が多数アップされ、はてなブックマーク等で話題となっております。
都小Pが、東京都の保護者の声を代表していない理由(非実在青少年の条例改正をめぐって)記事内に不確定要素あり、ご注意を(リヴァイアさん、日々のわざ)
「非実在青少年」規制:目に見える形で反論を提示する(山本弘のSF秘密基地BLOG)
彼等は本気で信じているんだなぁ(はてな匿名ダイアリー)
私は幼い娘の父親であると同時に、エロス部長(なんだそれ?)でもあります。そんな立場の私の意見をちょこちょこっと書いてみたいと思います。あ、私の意見を読むのがめんどくさい人でも、上記リンク先だけはお読みいただけたらと。義務です(それは言い過ぎ)。
ってもまあ、私が言いたいようなことは、ほとんど言い尽くされてはいるんですけどね。とりあえず親という立場からちょこっとだけ。そして思いっきりありきたりな内容になる悪寒大。
自分が見たくない、自分の子どもには見せたくないと思うような情報を隠しておくだけでは、少なくとも教育上の問題は何も解決しませんわな。というか、何が問題なのかすらわからなくなってしまう危険があるでしょうね。
別にロリ系のエロ本を子どもの前にガンガン提示しろと言っているわけではありません。そういう情報に対して子どもが簡単にアクセスできないようにしておくことは必要でしょう。そういう意味では現状くらいの法規制、あるいは業界の自主規制で十分だと思います。
そしてもっと大切なのは、子どもの年齢や発達段階に即した性教育が必要なんじゃないかと思うですよ…っていうとなんか生々しく思う人もいるかもしれませんが、性的接触ってのは基本的には対人的コミュニケーションの非常に重要な一要素なわけじゃないですか。むしろ「生々しい」と思う感覚の方が問題なのかも。
で、そういう教育はもちろん学校でやっていただいても構いませんが、むしろ親が率先してするべきことなのではないかと思うわけですよ。
大して考えもせず、解釈次第でどのようにも運用可能な今回の条例案を支持しちゃうような親ってのは、そういう大事な親の役割を放棄したい、自分が嫌なことから回避したいと思っているんじゃないかととられても仕方ないと思うですよ。
少なくとも私は、自分の娘たちには「性的な視線で」あなた達のことを見ている人間がいるかもしれない…ってことは、子どもにもわかるような表現で伝えているつもりです。そして今後は、性的接触を持つということが、将来的などんなリスクを持つのかということも伝えていくつもりです。それと同時に、性的な接触に限らず対人的なコミュニケーションの大切さってことも知ってもらいたいと思っております。
そういう意味でこの本はとても良い本。まだもってない親御さんにはおすすめしたい。
とにかくさけんでにげるんだ―わるい人から身をまもる本 (いのちのえほん) 河原 まり子 岩崎書店 1999-01 |
子どもが性的虐待や誘拐といった暴力・犯罪から身を守るための知恵を説いた絵本。児童虐待をテーマとした『あなたはちっともわるくない』の著者安藤由紀が翻訳し、絵本作家河原まり子がイラストを描いている。深刻なテーマながら、透明水彩のやさしい色合いが、子どもへの温かなまなざしを感じさせるものとなっている。
カナダの小学校で副読本として使用されていたというこの絵本は、子ども自身が自分を守る力を身につけることを目的としている。紹介されるのは、迷子になったときや知らない人に声をかけられたとき、あるいは不審な人に体を触られたときに「誰に助けを求めるか」「どこへ逃げるか」といった具体的な対処法。デパートや公園、マンションなど子どもの日常生活における6つの場面を想定してあるため、実践的でわかりやすいのが特徴だ。
また、トラブルに直面した場合の子どもへの接し方や心構えなど、親への有効なアドバイスとなっている点も心強い。とくに巻末の「性被害のサイン」や「性被害を受けてしまったとき」はぜひ読んでおきたい資料だ。なかなか家庭では取りあげにくい話題であるだけに、親子で共に考えるきっかけづくりとして活用したい。
以前、このブログで私の子育ての目標は「男にだまされない女になってもらうこと」みたいなことを書いたと思いますが、それってまさにそういうことだと思うです。そしてその時には、父親である私が子育てにどう関わるかが重要なファクターになってくるんじゃないかってことも書きました。その思いは今も変わりませんし、私なりに実践しているつもりではあります。
上にも書いた通り、私はエロス部長でもあります(ってだから何だよそれは?)。
最近はロリに興味はありませんが、人妻ものは大好物です…って考えると、不倫だって社会通念上、かなり良くないことのように思われるわけで(現代日本には姦通罪はありませんけれども)、なんで未成年とかそういう区切りが必要になるのか、と思いますけどね。
所持しているアレな本はしっかりと隠しつつ、それと同時に性の大切さみたいなものを、それぞれの発達段階の子どもにわかる形で伝えていけたらと思う次第であります。
以上、ありきたりな意見でアレですが、読んでいただけたら幸いでございました。
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