ここ最近、国家資格化がらみでまた色々と動きがあるようでして。
まずは13/01/29のエントリ、「日本心理研修センター(仮称)」って?で取り上げた日本心理研修センターのサイトが早々と立ち上がっておりました。
個人的にはあのサイト、どこの誰が管理しているのか大変気になるところなのですが、連絡先を見ると…
「東京都文京区湯島3-20-7-907」…ってどこかで見たことあるような住所なんですけど…なんでしたっけ?
ともあれ、既にしっかりと事務局も動いているのだということですな。
そしてそして、去る3月15日。明治学院大学で開催された日本発達心理学会第24回大会にて『心理職の国家資格の展望と課題』という公開シンポジウムが行われました。
Twitter等でもいくつか関連情報が出ておりましたが、とりあえずこちらはそれなりにまとまっているかと思います。
心理職の国家資格の展望と課題in発達心理学会大会公開シンポジウム - Togetter
さらに公式の記録として、日本心理研修センターのサイトに報告PDFがアップされておりますよ。
シンポジウム「心理職の国家資格の展望と課題」報告PDFファイル公開のお知らせ | ニュース | 日本心理研修センター
内容としては、今まで公開されてきた情報から大きくズレることはない…ということはつまり、目新しい情報はなかったというわけなんですけどね。
さらに非公式ではありますがこんな情報も。
発達心理学会初日。心理師国家資格化の最新情報を朝のシンポでやっていたが、話をまとめると、年内には法律自体は何とかなりそうな感じ、現存の何らかの心理系資格を持っていると多少有利っぽい(もちろん国家試験は受けるが、一部免除の可能性あり)、心理系団体および医療の方は資格化で一致。
— Katagiri, M.さん (@mitty1024) 2013年3月15日
河村健夫氏が挨拶で「娘がアメリカで心理の勉強をしているのだが、娘から「アメリカで取った資格を日本でも通用するようにしてほしい」と言われた」とのこと。これは誰よりも一番強い圧力でしょう。おそらく欧米での心理国家資格を取られた方は、日本でも通用するか、試験の優遇がある可能性大!
— Katagiri, M.さん (@mitty1024) 2013年3月15日
正直、これまでの経緯を考えると「年内には法律自体は何とかなりそうな感じ」というのは結構怪しいです。そういう文言は何度も見たり聞いたりしましたが、少なくとも一部団体?の中で内輪もめが続いているうちは難しいと思うのですよね。
さらに河村氏のご息女の件ですが、別に娘さんが言ったところでどうなるってものでもないと思います。というか、普通に欧米でまともな資格を取った人であれば、現状で臨床心理士の資格は持っていなくとも「通用」はするんじゃないでしょうか。資格云々よりも能力さえあれば今のところは何とかなっていると思います。
いずれにせよ、過度な期待はえてして裏切られがちなものですから、そんなに期待せずにまずは動向を注視したいと思う次第であります。
ということで、また何か情報ありましたら、タレコミよろしくお願いいたします>皆様