こんな本を見つけましてね。
マンガで学ぶ感染症
中外医学社 2009-08 |
新型インフルエンザ騒動も記憶に新しい今だからこそ、知っておきたい感染症診療の基本のキホン。少しとっつきにくいかもしれない感染症の世界が、マンガを読みながら楽しくわかりやすく学べます。医学生はもちろん、研修医やナースにもオススメです!
ちょこっと見た限りでは、とりあえず医学生向けって感じでしょうか。んでもって、絵は結構好みな感じ(んなこたあ誰も聞いてない)。
前書きはこんな感じ。
本書は,PBLの感染症をストレスなく突破するにはとても手っ取り早い本だと思います.医学部4年生が読んでも楽しめる内容を目指しました.
感染症は苦手だし,あまり興味もないんだけど,とりあえず試験を受けなきゃ,という方にもお奨めです.いちばんコアな部分だけを選りすぐってマンガにしました.寝っ転がりながらでも簡単に勉強できます.
臨床現場で感染症と立ち向かわなければならない,けれども忙しいし勉強する暇がない.そんな研修医の皆さんにもお奨めです.どんなに疲れていても,どんなに忙しくても,さらっと読めるはずです.
とにかく,楽しく,手っ取り早く,便利に……そういう本を目指してみました.肩肘張らず,楽しんでいただければ幸いです.
感染症はどの科に行っても遭遇する普遍的な問題です.皆さんができるだけストレスなく感染症の問題をすり抜けて行かれることを希望してやみません.
では,楽しいエキサイティングな感染症ワールドの世界にようこそ!
これ、別に『マンガで学ぶ』シリーズものの医学書ってわけじゃなくて(これからシリーズ続巻があるかもしれませんが、今のところは)、単発で出てるんです。何で?と思って調べてみたら、この著者、岩田健太郎氏は現在、神戸大学医学部で感染症治療学の教授をされているそうなんですが、結構一般向けの読み物系書籍も書かれているようで。
その中で特に気になったのがこちらなのでした。
麻疹が流行する国で新型インフルエンザは防げるのか
亜紀書房 2009-02 |
先進国で唯一麻疹が流行し、エイズが増え、結核が減らない国。ワクチン行政が世界標準より20年遅れている国。なぜこんな状態になってしまったのか!?日本の医療、行政、マスコミ、製薬会社、そしてわれわれ国民のなかにある“盲点”をさぐる。
結構面白そう。そして、医学部の教授がこれを書いているって辺りがまた面白い。「売れる本」を書ける(または企画できる)ってのがすげえな、と。
こちらにはプロフィール&顔写真も掲載されているのですが
[行政・経営]達人インタビュー 岩田健太郎(神戸大学教授)(CareNet.com)
…ちょ…顔、若くね?と思ってプロフィール読んでみたら、ホントに若いのかも。てか、医学部卒業後11年で教授て。
そんなこんなで新型インフルエンザが大流行の兆しを見せつつある昨今、かなり熱いトピックだと思いますので興味がある方はどぞー、です。
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