臨床心理学

【これは】カウンセリング学習サイト eライブラリー 動画配信サービス【安い!】

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先日、こちらのサイトの管理者の方からメールをいただきました。
カウンセリング学習サイト eライブラリー 動画配信サービス
個人的に非常に良いサービスだと思いましたのでご紹介いたしますよ。
サイトの説明はこんな感じです。

当サイトは、低価格で最先端の心理療法の実践的技法を、幅広く提供することを目的に企画された日本初のカウンセリング学習サイトです。

配信する映像は、各流派の第一人者によるカウンセリングの実践場面を収録したものです。現在、日本国内の心理系大学院臨床心理学科や医学部精神科の専門家養成のためのメディア教材として活用されております。

臨床現場で活躍されている精神科医、心理臨床家、カウンセラーの先生方には再研修教材として、教育、福祉、行政機関のあらゆる援助職の方や、各分野に学ぶ学生の皆様に、また単にカウンセリングに興味をお持ちの方にも、たいへん参考になる映像が満載です。

今回、先方のご厚意で視聴させていただきましたが、画質もそれほど悪くないですし(VHSってこんなもんですよね)、内容的にも面白かったですよ。


この手の映像資料って、大学とかに所属している人でもない限り、そうそう購入できるもんじゃないじゃないですか。需要と供給の関係からか結構な価格設定になってますし、そもそも観てみるまでアタリ・ハズレがわかんないですから。
こちらのサイトの場合、視聴可能回数が1回という制限はあるものの、500円という価格はこの手の資料の試聴料金としてはアリなのではないかと思いますよ。
こちらを配信しているJIP日本心理療法研究所によると、“APA心理療法ビデオシリーズI  問題別アプローチ編”の第1回は「6歳の児童とのプレイセラピー」「行為障害を持つ子供へのゲームとお話を使った心理療法」「思春期の子供との実際的な心理療法」の3巻セットで価格100,800円(税込)となっております。
これがネットでの視聴だと(再生回数は1回という制限はありますが)1,500円で3巻全てを観ることが可能です。
現在配信されているラインナップは以下の通り。

■ 6歳の児童とのプレイセラピー(収録時間50分)
精神分析的プレイセラピーでは、子どもの問題行動は無意識の葛藤と発達欠損から生じており、それらの問題は遊びの中でおのずと明らかになると見ている。

■ 行為障害の子供とのゲームとお話を使った心理療法(収録時間40分)
この心理療法ではゲームとお話を通して行為障害をもつ子供が、気づきや感情、特に怒りと悲しみを表現すること、自己主張、自分勝手な満足を差し控える能力、浅はかな行動の選択の結果を予期すること、内的あるいは外的に葛藤が生じた時に、より健康な選択を生み出しやすい心理的能力を学ぶ。

■ 思春期の子供との実際的な心理療法(収録時間45分)
カウンセリングの場に現れる思春期の子どもたちの多くは、怒り、抑うつ、敵対心あるいはたんに「燃えつきた」といった問題を既に抱えている。彼らの絶望を希望に置き換え、無力感に包まれた意識に変化の可能性を実感させることを目的にする臨床家の実践的面接場面。

■ トラウマ治療のためのEMDR(収録時間53分)
PTSD(心的外傷後ストレス障害)によるフラッシュ・バック及びその他のパニック症状に対して、最も即効的効果が高い治療方法として世界的に注目される。
■ 衝動的問題に対するエリクソン派の催眠療法(収録時間75分)
エリクソン派の心理療法は、クライアントが一時的に自らの持つの健康的な力に触れられなくなっている存在として捉えており、病理の視点でみることはない。クライエントの本来持っている健康的な「力の源」につながる方法として催眠、間接暗示等を用いる。これらの方法から生まれた様々な技法は他の治療モデルにも広く取り入れられている。
■ パニック障害に対する認知療法(収録時間51分)
パニック障害の認知理論に基づき8回から15回の面接による博士は、英国認知行動療法学会と際認知療法学会の両学会会長を歴任しているが、本編では認知療法を用いパニック障害にあたっている。

■ 境界例パーソナリティに対する認知療法
境界例パーソナリティ障害者は通常トラウマに関連した信念を深く持っており、信念の中核とは、「自分は欠陥者だ」「無能で無力だ」「誰にも愛されない」「自分を取り巻く世界は敵意に満ちている」こうしたスキーマ(思い込み)は、言葉やイメージで表現され、身体的感覚にも貯蔵されており、非常に痛みを伴う感情反応を引き起こす。

■ 嗜癖の認知行動的再発防止法(収録時間57分)
認知行動的再発防止法はCBT(認知行動療法)の基本原理を用い、嗜癖行動(アルコール・薬物乱用・衝動的賭博・異常性行動 等)の問題の査定や治療を行う。

■ 強迫神経症に対する行動療法(収録時間84分)
強迫神経症における行動療法は、恐怖心を生み出す刺激に直面化させるために暴露法を用いる。暴露治療の目標は、適応不全の不安感や浸入的な強迫観念につながる儀礼的な行動の除去していくことにある。

■ 受動的攻撃的人格障害への対人間再構成療法(収録時間48分)
受動・攻撃的パーソナリティ障害への対人間再構成療法は、「あらゆる精神病理は“愛”の贈り物」という仮説に基づいている。人々は過去における大切な存在(得に両親、あるいは世話をしてくれた人々)に忠実でいようと努力するが、その「努力」こそが問題となる行動パターンを生み出すと考える。

■ 婚外交渉についての夫婦面接(収録時間49分)
結婚生活において、相手の不倫の事実を知ることは強力なトラウマ体験となり、関係性への根本的な信念が揺らぎ相手への信頼の崩壊につながる。不倫を行った側は羞恥心のあまり自己防衛的に振舞い、関係性をいっそう悪化させてしまう。

■ 身体的な健康問題を抱える患者との家族療法(収録時間44分)
医療家族療法は、身体的病気、トラウマ、障害を持っている患者とその家族に、生物心理社会的システムの観点から心理療法を行うアプローチである。

今後も内容が充実していきそうですし、興味のある方はご利用してみてくださいな。
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ちなみにこういう良さげなサービスをご存じの方は、ご連絡いただけましたら当ブログでご紹介させていただくことがあるかもしません。ただし私が良さげなサービスではないと判断した場合には、逆効果になると思いますので、情報の内容については吟味していただけたらと思います。

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