心理・精神医学本

【これは】ロールシャッハ解釈の諸原則【買いでしょ!】

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なんだかもんのすごく忙しいのでちょこっと更新。
先日のエントリーでもちらっとご紹介しましたが、今日Amazonでこの本を注文しました。

ロールシャッハ解釈の諸原則
アーヴィング・B.ワイナー

みすず書房 2005-03
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ロテ的お薦め対象:大学院生~現場の人;ロールシャッハを使う人なら是非!
基本的にこのブログでは自分が読んだ本を紹介するという方針でやってるんですが、これは読まなくてもお薦めなのは分かります(…たぶんね)。とりあえずAmazonの出版社/著者からの内容紹介を引用します。

ロールシャッハ研究の牽引者の一人であるI・B・ワイナーが、きわめて包括的かつ実践的な手引きとして著した、ロールシャッハ・データ解釈のガイドライン。待望の邦訳であり、検査者・研究者ともに必携の一冊である。
第I部ではロールシャッハ法の特徴に関連して留意すべき諸問題、標準データの意義と年齢・性別・文化に関する注意点などがとりあげられる。第II部では包括システムのクラスター探索戦略の方法とその意義を、とくに実践上のポイントに注目して解説する(3章)。また、投影と図版の誘引(card pull)(4章)、構造的変数(5章)、テーマ解釈(6章)、テスト行動(7章)、継起分析(8章)のそれぞれについて、解釈上直面しうるさまざまな問題を仔細にとりあげ、対応の指針を示す。第III部ではいくつかの症例をとりあげ、ロールシャッハ解釈のモデルを示す。
懇切丁寧な手引きではあるが、マニュアルとして捉えられることは本書の趣旨に反するだろう。妥当性・客観性・信頼性のある査定の勘所を会得するための最初の拠りどころとして本書は書かれている。ここに示されている諸原則は解釈への欠くべからざる土台であり、スタートラインである。

この最後の段落がいいですね。「ここに示されている諸原則は解釈への欠くべからざる土台であり、スタートラインである」とのこと。うーむ…届くのが楽しみです。
基本的に包括システムに基づいて書かれた本ではありますが、4章「投影と図版の誘因」、6章「テーマ解釈」、7章「テスト行動」、8章「継起分析」などは片口法や阪大・名大法などを用いている人でも充分参考になるかと思います。また包括システムを知らない人も、この機会に勉強してみるとまた新しいロールシャッハの見方ができるのではないでしょうか。
読み終えたら改めてレビューするかもです。私が買った時点ではAmazonの在庫は残り2冊だったのでお買い求めになる方はお早めに…。とりあえずまだ読んでませんが確実にお薦めです

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