スクールカウンセラー

【どうする】ついにスクールソーシャルワーカーが!【学校臨床志望者】

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こんなニュースを見つけました。
不登校対策、大阪府が社会福祉士を小学校に派遣へ(読売新聞)
例の寝屋川市の事件を受けて大阪が動き始めたようです。さて…これを読んでスクールカウンセラー(以下SC)をやりたいと思っている方はどう思うんでしょうか?「専門性が違うから住み分けができる!」とおっしゃるのかな…でも本当にそうでしょうか?


優秀なソーシャルワーカーは(もちろん心理療法はできませんが)面接技術・カウンセリング技術は非常に高いですよ(私の妻の話を聞くとそれを痛感します)。スクール・カウンセラー制度-その構造的問題-(1)でも述べたように、SCの業務をしっかりこなそうと思ったら高いソーシャルワークの能力が必要となります。その辺はもう社会福祉士の独壇場ですよね。
「アセスメント能力は臨床心理士の方が上だから」と言う人もいるかもしれません。しかし、例えば現在大学院生である学校臨床希望の人で「統合失調症の初期状態」を疑い「前駆症状」を見極めることのできる人はどの程度いますかね?さいころじすと日記でも触れられていますが、「カウンセリングしたい!」という気持ちだけではダメなんですよ。
今回のスクールソーシャルワーカー派遣制度、これからどうなるか見ものですね。平成17年度で文部科学省のスクール・カウンセラー事業補助も終了となり、学校臨床志望の人にとっては受難の時代が始まるかもしれません…が、この方が当事者である生徒さんにとっては良いのかもしれませんよ。
さてそれでもSCやりたいですか?

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