雑記

【ジャケ買い】パオロ・マッツァリーノ著『反社会学講座』【最高!】

投稿日:

先日一人で夕食を食べる機会がありまして、メニューは「牛丼」一択なので迷う余地はなかったのですが、「一人飯には何か読むものが必須」な私は「食事の友」の一冊を探してたんですね。
※もちろん何か読みながらお食事するというのはお行儀の悪い行為なのはわかっているのですが、まあケースバイケースですよね。一人じゃなきゃそんなことしませんし、それなりのお店ではやっぱりそんなことしようとは思いません。つか、それなりにお店に一人で行くシチュエーションってのはあまり思い浮かばないわけですが。
で、この本見つけて思わずジャケ買いですよ。

反社会学講座 (ちくま文庫 ま 33-1) 反社会学講座 (ちくま文庫 ま 33-1)
パオロ・マッツァリーノ

筑摩書房 2007-07
売り上げランキング : 7078
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る by G-Tools


元々はこちら↓のサイトの内容を書籍化したもので、今年の7月に文庫版が出たみたいです。
スタンダード 反社会学講座
吉田戦車の絵に惹かれてのジャケ買いだったわけですが、思わぬ拾いものって感じでした。
Amazon.co.jpの紹介文よりコピペ

オトナ社会の紋切り型にメスを入れる「反常識の知」。面白くってタメになる、禁断の知的エンターティンメント!反社会学の目的は二つです。第一に、社会学という学問が暴走している現状を批判すること。第二に、不当な常識・一方的な道徳・不条理な世間体から人間の尊厳を守ること。

てなわけで、多くはネット上で既に語られている内容ではありますが、これを「読ませる文」としてまとめる力はすごいっす。深い内容を扱っていながらも、それこそ「食事の友」としてサクサク読める本になってます。
目次はこちらです。

第1回 なぜ社会学はだめなのか

第2回 キレやすいのは誰だ

第3回 満足ですかー!

第4回 パラサイトシングルが日本を救う

第5回 公平な社会を作るバカ息子

第6回 日本人は勤勉ではない

第7回 続・日本人は勤勉ではない

第8回 フリーターのおかげなのです

第9回 ひきこもりのためのビジネスマナー講座

第10回 ふれあい大国ニッポン Part1 データで読むふれあい

第11回 ふれあい大国ニッポン Episode2 ふれあいダークサイドの歴史

第12回 本当にイギリス人は立派で日本人はふにゃふにゃなのか Part1 イギリスの若者に説教の巻

第13回 本当にイギリス人は立派で日本人はふにゃふにゃなのか Part2 欧米の労働者よ、真面目に働けの巻

第14回 本当にイギリス人は立派で日本人はふにゃふにゃなのか Part3 欧米の大学生は本当に自立しているのかの巻

第15回 学力低下を防ぐには

第16回 それでも本を読みますか

第17回 夏季限定首都機能移論

第18回 スーペー少子化論争 Part1 スーペーさんが語る少子化の神話

第19回 スーペー少子化論争 Part2 少子化のせいじゃないと、私、困るんです! 経済・労働力編

第20回 スーペー少子化論争 Part3 少子化のせいじゃないと、私、困るんです! 年金・働く女性編

まとめ 渡る世間は自立の鬼ばかり

てな感じなんですが、全編ハズレなし!ですよ。
もちろんこの方、パオロ・マッツァリーノさん(生粋の日本人らしいです)のおっしゃっていることが全て正しいってわけじゃないですし、全部鵜呑みにして思考停止したまま読んでたら危険なんですが、色々考えるヒントにはなるかも…って堅苦しいことを言わずとも、とりあえず面白いので読んでみるのが吉です。

1日1回、ポチっとクリックして順位を確認後戻ってきていただけると大変ありがたかったり学問・科学ランキング

-雑記

Copyright© ロテ職人の臨床心理学的Blog , 2024 All Rights Reserved.